年末ってことで、人間シニアもジュニアもなんだかドタバタ。リモートワークがお休みになったんだから、のんびりしたらいいのに、日頃忙しさにかまけてないがしろになってることに気付いたのかな。猫はいつもとちっとも変りません。

 

 

乾燥機から取り出したホカホカの洗濯物を人間シニアがドサッと長椅子に放り投げた!「これから畳むんだから誰も触らないでね」と言ったはずなのに、振り向けばもう潜り込んで顔を出している猫が!そんなことするのはもちろんにっき。「ちょっちょっと、洗い立てなのよ~!」

 

 

はっかには最近思わぬ災難(?)が。健康診断の結果「歯肉炎になりかけ」と診断され、食後のブラッシングが始まった。当然ながら嫌がる猫は逃げようとする。シニアが羽交い絞めにし、ジュニアが口をこじ開ける。もれなく阿鼻叫喚の図が繰り広げられることに。

 

 

はっかだけがアニマルクリニックに連れていかれた日、にっきは「どしたの?にっきはおるすばん?」と目を丸くしていた。はっかだけが歯磨きされるのを見てまたどんぐり眼。「君にもそのうちブラッシングしてあげよう。ただじゃすまなかろうがね。」と怪しい人間の言葉。

 

 

年末といえど、猫は日課の昼寝を欠かさない。お腹がくちくなれば、365日よく眠る。先日の健診で「3歳のにっき、特に異常なし」と言われたものだから、再検査も歯磨き指導もなく、のんびりしていればよい。太平楽の眠りを貪るにっきです。

 

 

そこいくと5歳のはっかは、「片噛みしてるのかな?右側だけ歯茎がはれています。食べ物のかすがたまらないように気を付けてあげて下さい」との指導が入って人間たちは大慌て。「えー猫も歯なんか磨くの~?」

 

 

この椅子の下を猫たちは気に入っている。おおむねにっきが占領するのだけれど、時にははっかがやってくることもある。するとにっきが追い出しにかかりひと騒動。こんなところに椅子があるのは、本箱の上にジャンプするときの跳躍台になっているから。

 

 

はっかの方が少し体が大きいので、椅子の下に収まりきらずにはみ出して眠る。日当たりが良いのもポイントらしい。見慣れた風景なのだけれど、「なんでわざわざこんなところに潜り込むのかね?」と人間たちは、面白がったり不思議がったりし続けている。

 

 

「ねむってばっかじゃありませんからねっ」とキリっとして見せるにっき。エメラルドグリーンの瞳を一杯に開いてじっと見つめる。猫はあまり瞬きをしないので、視線を外さずに見つめられると人間の方がどぎまぎしてしまう。

 

 

アイラインがくっきり入ったはっかの直視にはすごみがある。めったにカメラの方を向かないのだけれど、たまにこんな真面目くさった表情で人間の方を見る。甘えるときも、シリアスな時も、はっかのまなざしに射すくめられると人間はとろける。

 

 

はっかの陰で耳をぴんと立て、睨みをきかせているにっき。二匹それぞれのしぐさにはその時々に何やらいわくありげで、人間はあれこれ勝手な想像をして楽しんでいる。

 

 

片方がアクティブでもう片方はおとなしいパターン。こちらはにっきがまどろむ傍らで、はっかは抜かりなくあたりをうかがうの図。

 

 

くっついたり、離れたり、二匹で一緒にいると喧嘩もするし仲良くもする。ギャイーン、と凄まじい鳴き声を立てて取っ組み合った後には猫の毛の房が飛び散っていたり、フワフワと抜け毛が舞うこともある。まぁ、二匹とも毛はふさふさだから、少々のことは心配ない。静かな時はまるで置物。

 

 

人間は街を歩き回っていると、よく外の猫たちを見かける。猫のいる場所は大体決まっている。草むらの陽だまりで眠る猫たち。日が落ちたらどこへ行くのだろう。餌にはありつくのだろうか。どうか来年も無事で!我が家の二匹の平安な日常を寿ぎたい年の暮れ。