「こんにちは。はっかです。きょう、だいどころでおなべのふたをあけました。

なかをくんくんしてたらにんげんじゅにあにみつかってしかられました。

はっかちゃんそんなのたべたらたいへん!びょうきになるよ!って。

ききいっぱつっていうらしい。だからちょっとちっちゃくくなっています。」 

 

 

「きょう、にんげんしにあのいもうとさんがきて、わたしのことだっこして

たくさんさわったの。くびのまわりをなでてふわふわもふもふだわ、なんて

きもちがいいのってかんげきしてた。くすぐたっかった。じっとしてたの。」

 

 

「ねこはなでられるのきらいじゃないけど、みつめられるほうがうれしいかも。

なんてきれいなけがわでしょう!どうしておかおがそんなにきれいなのって

いわれたけど、おうちにねこがいないにんげんはねこがじぶんのてをなめて

かおをあらうのしらないのかな。」

 

 

「それからくびわもほめられた。まあ、なんてすてきなりぼんでしょうって

いわれた。わたしもりばてぃーぷりんとのようふくもってるのよですって。

ねことにんげんがおんなじもようのようふくきてるってしらなかった。わたしは

はとってもおしゃれなねこです。」

 

 

「あのね、にっきもおだっこされたけど、いっぱつでにげだした。じっとしてられない。

おきゃくさまもつりざおのおさかなであそんでくれたほうがいいよ。にっきいっぱい

はねるとこみせればよかったな。じゃんぷやたーんやすぴんだってできるんだから。」

 

 

「きょうはにっきはしかられなかった。ねむかったからはっかちゃんがおなべのたんけんに

いったのにきづかなかった。にっきがていさつにきたときは、もうにんげんがぜんぶおなべ

かたづけちゃってた。いっつもしかられるのにっきだからね。」

 

 

「わたしのだいすきなほんのうえ。ここ、あったかいかぜがふいてくるの。くりあふぁいるに

はいってるの、にっきとはっかのおいしゃさんのかーどとかだいじなかみよ。ふぁいるのかど

でおみみのうしろかきかきするのがすき。きもちいいのよ。」

 

 

「たくさんたべたらうんどうしなくちゃ。これからつりざおおっかけたり、ねずみをおっかけたり

しょくごのうんどうかいがはじまるよ。はっかちゃんもはしればいいのに。きもちいいよ。」

 

 

「いいの、いいの。わたしはいすのしたでゆっくりするわ。からだがはんぶんしか

はいらないけど、あたまだけかくしててもあんしんよ。しっぽにさわらないでね。」

 

 

「それにおけしょうもするわ。ぺろぺろ、ぺろぺろ、わたしはにんげんのては

めったになめないけど、じぶんのてはいくらでもなめるわよ。これでおかおも

ごしごししちゃうの。ねこはじぶんでじぶんのおていれするからえらいわねって

いつもいわれるの。」

 

 

「あーくたびれた。いくらにっきだって、くうちゅうでくるっとまわるのはらくじゃない。

れんぞくじゃんぷははーど。でもたのしい!ちょっときゅうけいしたらまたとぶから。

いっくらでもおさかなおっかけるよ。」

 

 

「にっこり。よこがおがわらってるみたいっていわれるの。そりゃまいにちたのしいもの。

ねてばっかりいるのはつまらないからじゃないのよ。ねこはねむるのがしあわせ。にん

げんもよふかししてないでもっとねむればもっとしあわせになれるわよ。」

 

 

「あらにっき。あんたもここにのぼるの?わたしはほんのうえ、あんたは

すてれおのうえね。すいっちふむとがーがーってへんなおとがするわよ。」

「はっかちゃん、にっきもそっちがいい。ぷらけーすのうえにすわっちゃった。」

 

 

「でもひるねするなら、やっぱりながいすのうえがいいわね。ここならおっこちる

しんぱいもないし、ゆったりできるもの。」「むにゃむにゃ、ごはんまだかな。めがさめたら

きっとごはんだね。なんてったって、ひるねとごはん。ねこのすきなものはね。」