猫の特権。箱が届いたら、人間より先に詳しく点検して、気に入ったら中に入ること。飽きるまで、その箱を使うこと。時々かじってみること。↓点検中のにっき。

 

 

中身が未だ入っているのに、座り心地を試している。どうやらサイズは問題ないようだ。

 

 

人間がやっと中身をみんな空けた。やれやれこれでゆっくりくつろげる。蓋つきのまま中に納まるにっき。

 

 

縦になったり横になったり、居心地を確かめてみる。そういえば人間が中に手ぬぐいを敷いてくれた。どうぞ寛いでと言われたらしい。片目をつぶって「まあまあね」と言っているらしいにっき。

 

 

にっきだけに占領させておくわけにはいかないと、はっかも中に座ってみる。でも、はっかには少し小さいようだ。無理すれば全部体が収まらないわけではないけれど、半身だけ入れてみる。ブルーの手拭いがよく似合う。

 

 

う~ん、やっぱりちょっと小さいかも。お尻がはみ出している。「あんまりいごこちよくないわ」とはっかは感じているようだ。しかも、ヘリをにっきが大分かじったので、ギザギザになっている。

 

 

「ま、はこはそんなかんじね。」このところ、気が付くとちぐらの中で昼寝をしているにっき。眠いと、愛想のない顔になる。そこがまた魅力だが。

 

 

「ふふふ~ん。てーぶるのうえもだいすきよ」と端っこに乗っかているにっき。わざわざそんな隅に座らなくてもと人間はあきれるが、にっきは危なっかしいところが気に入っているらしい。

 

 

カーテンの陰で歌っているような影が。にっきの影は実に猫らしい。(当たり前だけれど!)

 

 

「フギャーッ」と、つぶれたような寝姿のはっか。テーブルの下に収まっている椅子の上はとても安心できるらしい。姿が見えないな~と思うと、よくこの場所にいる。夏の間は外にいたが、やはり秋口からこちら、この隠れ場所がお気に入り。

 

 

「あら、みてたの?ぺろっ!」はっかが舌を出してこちらを見る。寒くなってきたら、何だか下半身がたくましくなったような気がするのは人間の錯覚か?両手の組み方がなんともキュートだ。

 

 

「ウヘーッ」と伸びているはっか。昼寝も猫の特権だ。どんなスタイルで寝ていても、誰に文句を言われる筋合いもない。猫だもの、寝る。なにか?

 

 

「うふん、わたしはここもすきなの。ほんのうえよ。」はっかはせまいところに箱を作るのがうまい。にっきみたいに何でも落としたりしない。

 

 

「あのさ、はっかちゃん、そうだんあるんだよね」「なによ、にっき、ごはんはまだよ」と会話しているみたいな猫二匹。

 

 

「ってかさ、よそのここなくなったよね」「でも、きのうそとでうーうーってこわいこえだしてたねこたち、いたわよ。みえなかったけど、みみをすましたわ」と、二匹は寄り添って何事か伝えあっているのだろうか。

 

 

台所を二匹揃って観察している猫たち。特に人間が魚を焼く日は、要注意。匂いだけでもいただかなくては。人間たちが「とうとうサンマが\100で買えるようになったのよ!」と今日は狂喜していた。なんでも不漁続きが少し解消したらしい。猫には何にも回ってこないけれど。

 

 

くっついたり離れたり、わがもの顔でテーブルに上っている二匹。人間も「こらこら」などと言いながら、目の前の猫の胸のふわふわした毛皮を嬉しそうに撫でている。まだ「猫が家にいるなんて、信じられないわね」などと、おめでたいことを言いながら。