猫と一緒に暮らしていると毎日「はらはらどきどき」の連続だ。昨日の朝は私が寝ぼけ眼で居間の扉を開けた途端、はっかが脱走。廊下伝いにとなりの仏間に駆け込んだ。「あれーっ、大変!助けてー!」と娘を呼び朝っぱらから捕物帳となった。はっかは家具の奥の奥に潜み、なかなかしっぽを掴ませない。人間も猫スタイルで潜り込み、ようよう追い出した。

 

またね

 

そう言えばいつも何気なく居間の扉の周辺をはっかは歩き回っている。「どこかに隙間はないかしら?」と言いたげに。隙は人間に有り!「ダメでしょ!」なんて言っても無駄。「いつだって飛び出しちゃうもん」の顔(?)でキョトン。やれやれ。

 

人間がここをいつも通っていく

 

にっきが今日もやってくれた。夕飯の段取りを終え、フィニッシュに掛かる前にちょっと休憩と、椅子に腰掛けて本に目を通していると、ガサガサゴソゴソ妙な音。ふと目を上げたら、にっきが何やら赤いものをくわえてやってくる。「へっ、あれは?・・・じょ、冗談じゃない、今夜のおかずのカルビ肉!」

おいしいものあるかな

 

私もにっきに負けずに飛び出して、長椅子の下に潜り込む。「これっ、返しなさい!」と取り上げた。料理台の上の皿に、確かにラップでくるんで置いたはず。あれまラップごと一切れ取ってきた。猫の体に悪い塩やスパイスがたっぷりまぶしてある。危ういところだった。

 

今回はしくじった...

 

はっかもにっきもすばしこい。オタオタしてる人間は体力勝負じゃ勝ち目なし。知恵を絞って対抗しなくては。先ずは「キッチンネット」(昔の食卓用の蚊帳みたいなカバー)を用意しよう。大脱走には...用心する意外打つ手なし。

 

二匹でにらんでます

 

【訂正】昨日の記事『猫の中の猫』中、「子猫のパイ」は正しくは「ねこまきだんご」でした。