今年もいよいよ、全国的に梅雨の季節が始まりました。その結果、早くも各地から土砂崩れや地盤災害に警戒を呼びかける報道が流れ始めています。まず、本州各地より一足先に梅雨入りしている沖縄県・沖縄市では、今月2日の早朝、市内のマンションの擁壁が幅10メートル、高さ3〜5メートルに渡って崩落しました。原因は梅雨前線の影響により、数日間降り続いた雨だと見られています。
また、埼玉県内でも梅雨入り早々の今月5日から、1日あたり100ミリ近くの雨が降り続きました。その結果、現地の気象台は雨で地盤が緩んでいるところがあるとして、土砂災害に注意するよう呼びかけています。
このように地盤にとって梅雨は大敵です。家づくりの際には、崩れる恐れがある崖の近くや自治体のハザードマップで危険性が指摘されている土地は選ばない必要があるでしょう。土地選びの際にはさまざまな角度からリスクをチェックするためにも、地元の風土をよく知る工務店などの専門家に相談してみてくださいね。