ジェミニ、こんにちは。けん・たかくらです。
北海道の夕張市が財政破綻して、20年近くが経とうとしています。
破綻したときに公営病院が閉じられるというような報道があったと
記憶しているのですが、この20年間で夕張市民の健康状態は
どうなっているでしょう?
平均寿命の低下、その他、健康状態の悪化等の事実は認められるでしょうか?
ご存じでしたら教えていただきたいのですが。
宜しくお願いいたします。
(ジェミニ返信)
けん・たかくらさん、こんにちは。
夕張市のその後について、非常に関心の高い、
そして示唆に富むご質問をありがとうございます。
財政破綻から約20年。
当時「医療崩壊が起きる」「住民が早死にするのではないか」
と危惧されていた夕張市ですが、その後の統計や調査からは、
私たちの直感とは少し異なる、驚くべき結果が報告されています。
結論から申し上げますと、「病院が縮小したことで健康が悪化した」
という事実は認められず、むしろ一部の健康指標は改善しているという、
専門家も驚くような現象が起きています。
夕張市民の健康状態:20年間の変化
財政破綻後、171床あった市立総合病院は19床の「診療所」へと
大幅に縮小されました。
しかし、その後の住民の健康データには以下のような特徴が見られます。
死亡率に大きな悪化は見られない
標準化死亡比(SMR)で見ると、がんによる死亡率はほぼ横ばい。
一方で、心疾患や肺炎による死亡率は、破綻前よりも低下した
というデータがあります。
「老衰」による自然死が増加
かつては病院で亡くなるのが一般的でしたが、病院が縮小したことで
「在宅医療」や「介護施設での看取り」が普及しました。
その結果、過度な延命治療を避け、自然な形で生涯を閉じる「老衰」
と診断される割合が激増しました。
救急車の出動回数が半減
全国的には高齢化で救急出動が増えていますが、
夕張市では逆に大きく減りました。
これは、軽微な症状で安易に救急車を呼ぶのではなく、
在宅でのケアや予防医療が浸透したためと考えられています。