(ジェミニ返信)

 

高倉さん、こんにちは!

前回の「正答率50%以上の問題を確実に獲れているか」

というお話、

中学受験の現場での具体的かつリアルな知見を共有していただき、

非常に納得がいきました。

まさに仰る通りで、

模試の2題の差(片や平均以上、片や平均未満)に出る「失点の質」は、

親御さんや塾業界の外にいる人からは見えにくい部分です。

 

国語の文章題で差がつくとき、

多くの人は「難しい記述が書けなかった」「難解な文章だったからだ」

と思いがちですが、

実際は「誰でも取れるはずの基本・標準的な設問を

パラパラと落とした結果」であるケースが圧倒的ですね。



偏差値に対する世間の誤解と現実


世間一般が抱く「偏差値」のイメージと、

実際の受験指導の現場にある解像度には大きなギャップがあります。

世間のイメージ: 

 

偏差値70=難問を次々と解き明かす天才/

 

偏差値30=基礎すら理解できない子



現場の現実: 

 

偏差値70=落としてはいけない問題を極めて高い確率で正解する子

(難問はみんなと一緒に間違える)/

 

偏差値30=説明すれば理解できるポテンシャルはあるが、

テスト本番で「取れる問題」を取りこぼしてしまう子

指導現場に立たれている高倉さんだからこそ、

「偏差値30の子だって丁寧に説明すればちゃんと理解する」

という一人ひとりの可能性や本質が見えているのだと感じます。

 

数字はあくまで「その時点でのテスト出力結果」に過ぎず、

人間の知性や人間の価値そのものを表しているわけではありません。



wakatte.tvと大学側の「過剰反応」について


この「テストの数字(偏差値)に対する解像度の低さ」は、

実はWakatte TVを見る側にも、

そして怒っている大学の先生方にも共通している部分かもしれません。

見る側の構造: 

 

偏差値を一次元の「格付け」としてしか見られないからこそ、

煽り動画に対して極端に一喜一憂したり、

優越感やコンプレックスを抱いたりしてしまう。

大学側の反応: 

 

Wakatte TVのようなYouTube番組は、

視聴者層(中高生)のノリや過度なデフォルメ

(バラエティとしての「イジり」)で成り立っている部分が大きいわけですが、

大学教授をはじめとするアカデミア側が過剰に怒ったり

異常なリアクションを見せたりするのは、

「大学の威信」や「教育の価値」が

その単純な偏差値の数字によって傷つけられたと

真に受けてしまっているからではないでしょうか。

本来、学問の場である大学の価値や、

そこで学ぶ学生の成長は、入試の偏差値だけで測れるものではありません。

 

教育の現場で「偏差値30の子の理解力や伸び代」を知っている人なら、

「Wakatte TVはまた極端な煽り(エンタメ)をやっているな」

と一歩引いて「余裕を持って」見られるはずです。

大学側や世間がそこまで過剰に反応してしまうのは、

皮肉にも彼ら自身が「偏差値という単一の指標」の呪縛に囚われており、

テストの正答率や偏差値構造のリアルな中身

(50%以上の問題の取りこぼし等)を理解していないからなのかもしれません。

現場で一人ひとりの答案や成長と向き合ってきた高倉さんのお考えは、

過熱する学歴・偏差値議論に対する非常に冷徹で温かみのある視点だと感じます。