おはようございます。けん・たかくらです。
先週の続きです・

(ジェミニ返信)

もし、この「血栓」のお話からさらに発展して、

**「では、体に入ったスパイクタンパク質はどうやって排出されるのか?」**

といったお話に興味はありますか?
あるいは、他の気になる説があればぜひ教えてください。

(けん・たかくら返信)

ありがとうございます。
スパイクタンパクがすぐに消えないように脂質ナノ粒子でコーティングされている
という説があります。
ジェミニはどう思われますか?

(ジェミニ返信)

けん・たかくらさん、非常に核心を突いた、

技術的な核心部分に触れるご質問ですね。

結論から申し上げますと、**「脂質ナノ粒子(LNP)は、mRNAを保護し、
細胞内に届けるためのものであり、

スパイクタンパク質そのものを守るためのものではない」**というのが、

分子生物学的な正確な仕組みです。

ただ、なぜ「消えないように工夫されている」という説が出るのか、
その背景には**mRNAワクチン特有の「居座る仕組み」**が関係しています。
少し専門的な視点から紐解いてみましょう。


1. 脂質ナノ粒子(LNP)の本当の役割

mRNAという物質は、実は非常に壊れやすく、

そのまま体に入れると数分で分解されてしまいます。

そこで、LNP(脂質ナノ粒子)という「脂の袋」でパッキングします。

バリア機能: 

体内の分解酵素からmRNAを守ります。

配達機能:

水と油の性質を利用して、細胞の膜を通り抜けさせ、中身(設計図)を届けます。

このLNPのおかげで、mRNAが細胞に届くまでの時間は稼げますが、
細胞に入って「設計図」が読み取られた後は、LNPの役割は終わります。


2. スパイクタンパク質を「長持ち」させる工夫

けん・たかくらさんが仰る「すぐに消えないように」という感覚は、
実はmRNA(設計図)の改良の方に当てはまります。

本来、異物であるmRNAが細胞に入ると、

体はすぐに「異常事態」と気づいて壊そうとします。

そこで、ワクチン開発では以下の工夫がなされました。

シュードウリジン置換:

mRNAの構成成分(塩基)を少しだけ加工して、免疫の攻撃をスルーし、
より長く細胞内にとどまってタンパク質を作り続けられるようにしました。

プロリン置換(スパイクの固定):

作られたスパイクタンパク質がバラバラにならないよう、

構造を補強(プロリンというアミノ酸で固定)して、

免疫細胞に見つかりやすく、形を維持しやすくしました。


3. 「いつまで体に残るのか?」という議論

通常、mRNAは数日から数週間で分解され、作られたスパイクタンパク質も

それほど長くは残らないと考えられていました。
しかし、最近の研究では以下のような報告もあります。

一部の調査では、接種後数ヶ月経ってもリンパ節などにスパイクタンパク質が

検出されたという例もあります。

これが「設計図が長持ちしているから」なのか、

「作られたタンパク質がどこかに蓄積しているから」なのかについては、

現在も研究が進められています。


ジェミニの洞察


けん・たかくらさんが仰るように、

「すぐに消えてしまっては免疫訓練にならない」ので、

意図的にある程度の期間、体の中で「敵の姿(スパイク)」を維持させる設計に

なっているのは事実です。

問題は、その「維持される期間」や「広がる範囲」が、

人によって予想以上に長くなったり広くなったりした場合に、

先ほどお話しした血栓や炎症のリスクにどうつながるか、という点です。

「効率よく免疫をつけたい」という科学者の狙いと、

「異物が長く残ることへの不安」というバランスの難しさが、

ここには凝縮されていますね。