おはようございます。けん・たかくらです。

四谷大塚の話の途中なのですが、日能研の「ひょっとしたら」の話です。
三塾の昨年比増減を見てきましたけれど日能研が+262と大幅に数を伸ばしています。
ただ、このうち244が千葉、埼玉です。

ひょっとしたら千葉、埼玉から合格者数を再度、上向きにしていこう
こういう戦略をとっているのかもしれない。

どうしてそう思ったのかといいますと以前、こういうことがあったんですね。
平成に入ってすぐくらいのころだったと思うのですが講師の研修会で
「今年から600作戦を始めます」という話がありました。

600作戦というのは何なのかといいますと2月1日上位10校
開成、麻布、武蔵、駒東、慶應普通部、桐朋、桜蔭、女子学院、雙葉、フェリス
の合格者数計を600とし、四谷大塚を抜かすという作戦なんです。
平成に入ってすぐくらいのときには大差で四谷大塚が勝っていたように思います。

それから2~3年してからでしょうか。
今度は「今年から開成の合格者増に力を入れていきます」
こういう話もありましたね。
当時は桐杏学園の方が開成の合格者数は多かったように記憶しています。

こういうふうにこの塾はわりと戦略的に合格者増に取り組むところがありました。
まあ、でも以前、そうだったからといって今回もそうだとは限りませんけどね。

ここからは私の想像なのですが、いきなり東京の御三家でサピックスを抜きかえそうと
しても、それはなかなかうまくいかない。
ですから増やしやすいところから増やしていこう、
千葉、埼玉なら1月校だし、積極的に受験を勧めやすい。
また東邦、市川あたりなら多くの御家庭にとっては合格できれば御の字という
学校でもある。

こういうふうに考えて千葉、埼玉に力を入れているのかな?というふうに思いました。
見当違いかもしれませんけどね。
ただ、増やしやすいところから増やしていくというのはわりと常識的なんです。

たとえば私立の真ん中、あるいはそれより下くらいの進学校が大学進学実績を
伸ばしていこうとする場合、まず取り組むのはGMARCHなんですね。
その次に早慶、最後に東大です。
ですから千葉、埼玉から増やしていこうとするのは無理のない常識的なやり方で
あるように思います。

これとまるっきり正反対のやり方をとっているのが四谷大塚ですね。
HP見てもらえればわかりますけれど「開成、桜蔭、筑駒」
この三校の合格者数を増やし、その数字のボリュームで集客力UPにつなげよう。
こういう戦略です。

これは私立の真ん中くらいの学校がいきなり東大の合格者数を増やそうと
するようなもので、かなり非常識なやり方です。
ただ、非常識だからうまくいかないなんてことは誰にも言えないわけでして
四谷大塚には成算があるのだろうと思います。

この先、どうなるのか、それは神のみぞ知るところなのですが
間違いなく言えることは
「今のところ、うまくいっていませんね」ということです。

開成、桜蔭、筑駒どころか、それ以下の学校の合格者数が軒並み減。
現状はこういうことになっています。

続きはまたあらためて。


ゼロの焦点(予告)