文章を書くということ(その2):書けなくなってしまった... | 台東区入谷・浅草のピアノ教室《高島ピアノ塾》とピアニスト高島登美枝のブログ

台東区入谷・浅草のピアノ教室《高島ピアノ塾》とピアニスト高島登美枝のブログ

歴史と文化の地・台東区(浅草 入谷 上野)の《高島ピアノ塾》。
主宰者は早稲田大学出身の異色のピアニスト。
伴奏業の傍ら、東京藝大大学院で博士学位を取得。
20代から「音楽による経済的自立と社会貢献」を実践し
逆境から夢を叶えた音楽起業家人生のストーリー。

アメブロさんから

1800投稿を褒められた合格ので

「豚豚もおだてりゃ木やしの木に昇る」

私の5年9カ月の

ブロガーライフを振り返る

短期集中連載開始ビックリマーク

 

その1では

博論執筆中の休筆と

「書き手のキャラクター」

について書きました。

書けないのは自分が定まっていないから

2022年10月末に博論を出しました。

分量が多すぎて
指導教員からはドン引きされたけど爆笑
上の記事にもあるように
「さぁ、これでブログ復活だ~アップ
と気持ちは盛り上がったのですが、
実際のところは
前のようにバリバリとは書けず…汗うさぎ
 
今から思うに、
博論ビフォーアフターで
自分が変化していたのに
昔のノリで書こうとしていたミスマッチ感が
筆の回りを悪くしていたのでしょう。
 
そして更に
このズレに追い打ちをかけるように、
現実のほうはどんどん進んでいきます。
 
2023年春、
博士号取得と同時に起業家デビュー。
 
この流れ自体は
予定通りだったのですが、
デビュー戦の結果が
想定外に大きすぎたんですよねあせる
 
こちらはまだヒヨコなのに
周囲からは鳥として扱われて
無理して「慣れている風」を装っているうち
だんだん自分が何をしたいのか
自分でもわからなくなってしまいました。
 
昨日も書いたように
「文は人なり」ですから、
自分軸がブレると
文章は書けなくなります。
 
人に伝えたい出来事があったときに
単発で
ブログやSNSに投稿はできますけどね。
 
継続的に発信を行うには
発信者である自分が定まっていないと
あっちへふらふら、こっちへふらふらと
根無し草のようにさまようことになり
書くことが苦しくなります。
 
 

ウケ狙いのライブに疲れた

おりしもコロナ明けで
世の中の流れも激変中。
オンラインからリアルへの回帰、
オンライン上でも文字離れが
加速しているように見えました。
 
そんな中、
年初にいやいや始めたインスタライブが
予想外に好評だったので
発信媒体をブログからインスタへと
切り替えようかと思って
昨年夏から秋にかけては
インスタ発信を
頑張ってみたりもしました。
(高額インスタ塾にも課金したしね)
 
でもね、課金してわかったけど、
私の本質は骨の髄まで
視覚型ではなく聴覚(文章)型なんです。
だから無理してヴィジュアルに走っても
ちっとも楽しくなかったダウン
 
インスタに装備された発信形態の中で
かろうじてライブだけは
苦になりませんでしたが、
それは私のライブが
しゃべるブログ
だったからです。
ライブはブログを書くより
楽だし、手っ取り早いでしょ。
だから属性的にマッチしたんです。
 
そしてこのライブ、
夏ごろからはウケるという理由で
「辛口」路線寄りになりましたが、
これがまた私にとっては逆効果、
更に発信に嫌気がさす要因となりました。
 
私のインスタ垢の
フォロー/フォロワーはピアノ関係者、
それも演奏家じゃなくて
指導者が多いんです。
 
一方、当の本人は
ピアノ指導者の典型からは
ことごとくズレている
はぐれメタルみたいな存在。
 
にもかかわらず
音大の講師だったり、
伴奏で売れてたり、
藝大で総代を務めて
博士号をもらったり、
…と、典型的なピアノの先生にとっては
なんか気になる(無視できない、とも言う)
活動実績があるでしょ。
 
こんな私が
ピアノ教室関連で
「みんながちょっとモヤってるテーマ」を
どう斬るのかということで
私の辛口インスタライブは
注目が集まったんだと思います。
 
でもね…
ウケるという短期的な効果のために
自分の興味・関心外のことを
針小棒大にしゃべるのって
虚しい真顔
のです。
 
まさに
「おもしろうてやがて悲しき…」状態
※元ネタは芭蕉の句「おもしろうてやがて悲しき鵜舟哉(かな)」

それを悟ったので、
11月頃からは
インスタトークライブも
お休みにしてしまいました。
 
ちなみにこちら↓
辛口ライブを展開していた頃の私と最近の私、
同じワンピでビフォーアフター。
image
 
体重も今より23kg肥えてるけど、
眼が死んでる。
 
久しぶりに見た時、
自分でも自分だと
すぐには認識できなかったぞ叫び
(かろうじて服でわかった)
 
昨年11月以降は
ブログ更新もSNS投稿も間遠になり
ほぼ発信が途絶えた状態。
 
発信しなきゃしないで
気持ちは楽なんですよね。
 
最初は罪悪感を感じていたけど、
だんだん「それもありか...」と
思うようになっていきました。
 
 (その3に続く)