身体は賢い、身体は偉大! | 台東区入谷・浅草のピアノ教室《高島ピアノ塾》とピアニスト高島登美枝のブログ

台東区入谷・浅草のピアノ教室《高島ピアノ塾》とピアニスト高島登美枝のブログ

歴史と文化の地・台東区(浅草 入谷 上野)の《高島ピアノ塾》。
主宰者は早稲田大学出身の異色のピアニスト。
伴奏業の傍ら、東京藝大大学院で博士学位を取得。
20代から「音楽による経済的自立と社会貢献」を実践し
逆境から夢を叶えた音楽起業家人生のストーリー。

昨夜は術後熱が上昇して38度越え。

術後1日か1日半ぐらいが

ピークらしいですが

まさに教科書通りの展開。

 

さすがにしんどくて

昨日のブログ投稿の後、

爆睡zzzしました。

 

夜中、寝汗を洪水のようにかいて

起きたら解熱してました。

首肩背中の緊張感や呼吸の浅さもとれて、

すっきりと脱皮したように軽やか。

これ、風邪のときと同じですねひらめき電球

 

緊張を緩める身体知

整体的な身体観では

風邪の諸症状って、

免疫機能の緊急発動であると同時に

過緊張をゆるめる働きもしていると考えます。

 

疲労やストレス、栄養バランスの崩れなどで

身体が過緊張状態になると

免疫低下→風邪となるのですが、

発熱と発汗、喉や鼻の症状は

エネルギーを消耗させることで

緊張が緩むんですね。

 

私の場合、

今回の手術は内臓系じゃないし、

内視鏡を使うので

傷口も小さいと知っていたけど、

やっぱり緊張したんでしょうね。

人生初の経験がてんこ盛りでしたし汗

 

藝大大学院時代の声楽家のお友だちが

つい最近全身麻酔を経験されて、

「肩こりがとれましたよ」

とプラスの副作用があったことを

教えて応援してくれましたが、

私の場合は麻酔から覚めた後は

日頃の行いが悪いせいか、

首と背中が詰まった感じ。

 

全然話と逆やん煽りあせる

 

手術後の病室では

呼吸法を意識的に使って

背中や首を緩めようと思ったけど

あまり効きませんでした。

 

それが発熱と寝汗で一撃解消。

身体に本来的に

備わった知恵=「身体知」は

まことに偉大なり拍手

 

こーいう話に興味のある方は

こちら↓をお読みくださいね。

整体のバイブルとも言える本です。


 

身体の声を聴けてない私

入院・手術・退院の経験で

あらためて思ったのが

身体の声を聴く

ということの重要性。

 

-23kgダイエットのきっかけとなった

昨年秋のインフルエンザ以来、

「身体の声を聴く」

を私のモットーに加えていましたが、

まだまだ足りていませんでした。

 

私は超・健康優良児なので

身体をあまり意識しない生活というか、

身体の存在をあとまわしにしがち。

 

たとえば今回の手術でさえ

術後の患部はほぼ腫れていないOK

と自分では認識していたんです。

 

まぁ、病院では包帯をミイラみたいに

きつくぐるぐる巻きにされていたので、

患部を視認できなかったんですけどね…

 

許可が出ていたので

帰宅後、包帯をほどいてみた時、

手術のきっかけとなった

靭帯損傷のときに比べたら

腫れは大したことなかったので、

自分では「ほぼ腫れてない」認識でしたが、

夫に言わせると「結構腫れている」

 

そして今朝になって

腫れが少し引いてみてわかった...

やっぱり昨日は腫れてたのね叫び

 

あかんやんドクロ

 

私、なまじ健康なだけに

健康に関しては

正常性バイアス

作動しやすいタイプらしい汗

※危険なのに自分は大丈夫と思い込む傾向

 

猛省泣

 

身体意識は悟り(覚醒)への近道

でも、人間、

身体あっての人生、

身体あっての生存なんですよ。

 

身体があるから

魂はこの三次元世界に存在できて

すてきな人たちに出会って、

いろいろな経験を積めて、

喜怒哀楽を味わえるのです。

 

スピ系・マインド系で

マジックフレーズとされる

「今、ここがすべて」

という言葉がありますが、

あれは言い換えれば

身体意識ということだと

私は思っています。

 

だって「今」も「ここ」も

身体があればこそ、のものでしょ。

 

死んで魂が身体を離れると

三次元空間の制約から解放されますし、

時間の流れからも離脱して

「永遠」という静謐の中に

移動しますから。

 

身体に本当にフォーカスできたときこそ、

人は「今、ここがすべて」(=覚醒)状態に

自然となれるのだと思いますね。

 

スピやマインドって

身体とは正反対の領域のようですが、

実は身体からアプローチするのが

ショートカットで

覚醒できる方法だったりします。

 

ヨガなんてその最たるものですし、

整体やセラピーも究めると

マインドやスピに辿り着きますしね。

 

私がリスペクトしている

大山葎子先生という方は

ビューティや女性性開花から入って

マインドにアプローチして

トラウマ解除をなさっていますが、

女性にとっては美や女性性って

身体に意識を向けるきっかけになります。

 

余談ですが、

今まさにオンラインイベントで

葎子先生が「美覚醒祭り」

というのをなさっています。

今日で最終日ですが、

こちらから登録すると

アーカイブ視聴もできますので、

ご興味のある方はぜひどうぞ。


Day2は集合意識の話で

なかなか学びの多いネタでした。

 

「今ここがすべて」が効かない私(笑)

でもね、実を申しますと私、

鬱を抜けるために
マインドもスピもガチりましたが、

「今、ここがすべて」

というマジックフレーズが

昔から全然効かない人だったんですよ爆笑

 

たぶん、今も効かない(笑)。

 

それは一般的な人よりも

相当、身体意識が希薄だから。

 

健康優良児過ぎて、

身体が快調なのが当たり前だし、

自分の身体で直接、美を体現することよりも

音楽を通して表現することへの

情熱が大きすぎるから。

 

放っておくと身体のことを忘れて

思考と感覚ばっかりで生きてしまう。

 

私にとっては

スピのマジックフレーズ

「今ここがすべて」

よりも大師匠の

「1億1人目の演奏をしたければ、
自分の感じていることを出しなさい」

という言葉の方が

よっぽど効いたんですよね。

(詳しくはこちらから)

 

 

 

 

スピやマインドの分野では

本や講座で学べる部分は

ほんの糸口に過ぎず

覚醒に至る最終段階の階段は

その人の個人史によって

違ってるんです。

 

だから日々、内観を通して

自分を深掘りすることが大事。

 

講師に覚醒させてもらうのは

依存のもと。

 

でもね。

内観に慣れてない人は

表層意識レベルで堂々巡りして

潜在意識レベルや

集合(無)意識レベルへの

アクセスができず気付きに至れないから、

やっぱり本や講座で学ぶことも

必要なんでしょうね。

 

学んだことを

自分ごとにして咀嚼できるかどうか。

そういう意味では

ピアノもお勉強もスピ・マインドも

み~んな一緒だと言えますチョキ

 

 

身体に感謝して統合する

ちょっとスピ話に脱線?しましたが、

今回、入院・手術を体験してみて

身体があることのありがたみを

つくづく実感しました。

 

35時間絶食の後のしょぼい朝食が

どれほど美味しかったか。

 

自分ひとりでトイレに行けることが

どれほど気楽か。

 

過緊張をほぐすために

勝手に発熱・発汗してくれる

身体の知恵がどれほど賢いか。

 

麻酔から覚めた時に

ベートーヴェンのピアノソナタが

脳内で鳴っていましたけど、

それを自分で演奏できるのも

身体があるおかげ。

(死んで魂になってしまったら

誰かに弾いてもらわなきゃ

ならないわけですから…笑)

 

まぁ、この入院中の

正味たった18時間の

不自由な体験が

相当こたえたのでゲッソリ汗

 

これからは健康にもっと感謝して

身体への愛ラブラブを日々確認しながら

生きていこうと思いました。

 

結局、私はこれまで

身体と精神(魂)を分離して、

精神(魂)寄りにスタンスを置くことで

メタなレベルの視座を獲得して

潜在意識や集合(無)意識に

アクセスしていたんだと思います。

 

でも、遅ればせながら…というか

よくあるパターンとは逆アクセスですが、

精神と身体の統合をすべき段階に

辿り着かされたんだと感じていますニコニコ

 

これでやっと

「今ここがすべて」

が効くようになるかな(笑)はてなマーク