発見! 「稼ぐことで自由度up」は歴史的に証明されていた | 台東区入谷・浅草・三ノ輪のピアノ教室《高島ピアノ塾》とバレエピアニスト高島登美枝のブログ

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歴史と文化の地・台東区(浅草 入谷 上野)の《高島ピアノ塾》。
主宰者は早稲田大学出身の異色のピアニスト。
伴奏業の傍ら、東京藝大大学院で博士学位を取得。
20代から「音楽による経済的自立と社会貢献」を実践し
逆境から夢を叶えた音楽起業家人生のストーリー。

前回のブログ↓で、

やっと楽しみのための読書に

気持ちが戻って来たと書きましたが…

 


最近、読んだ本の中で

出色の面白さだったのがこちら↓

 

 

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私はドイツ・オーストリアより

フランスやイタリア、スペインの方が

言葉的にも文化的にも歴史的にも

好きなんですけどね。

 

でもクラシック音楽家をやっていると

ドイツ・オーストリアに関して

無知でいることはできません。

 

なので、ときどき発作的に

ハプスブルク家やウィーン関連の

本を手に取ることがあります。

今回の一冊もその一つ。

 

 

都市の空気は自由にする

著者は学者ですが

歴史家というよりは

ドイツ文学者。

 

なので、言葉のセレクトが巧みで

文章がリズミカル。

 

1章に一人ずつを取り上げ、

その人物をめぐるテーマを

1つ語ることで

ハプスブルク家の長い歴史を

描き出そうという切り口も

おもしろかったです。

 

その中で表題に掲げた内容について

ハッひらめき電球とさせる気付きを与えてくれたのが

カール5世を描いた第1章の中で

時代背景を描写した一文にあった

「都市の空気は自由にする」

ということわざ。

 

高校時代に世界史選択だったみなさんは

覚えておいでだと思いますが…笑

 

 

中世後期の商業都市

中世後期、

鉄製有輪鋤(スキ)と三圃農法で

農業生産力が上がって

余剰生産物が生み出されると、

商業が盛んになります。

 

フランドルからポーランドに至る

バルト海沿岸の北ドイツ商業都市が

ハンザ同盟を組んだり、

イタリアの都市国家が

東方貿易でしこたま儲けたり…ね。

 

↓ハンザ同盟の中心都市リューベック

 

富を蓄えた商業都市では

ギルドの有力者らによる自治が行われ

財力を背景に暮らしも文化も豊かで

政治的にも封建領主をしのぐ勢いを

持つようになったからこそ

「都市の空気は自由にする」

ということわざが生まれました。

 

このことわざ、直接的には

農奴が都市に逃げ込んで

1年と1日滞在していたら

封建領主の農奴身分から

解放されるという意味。

 

しかし1年滞在するって言っても、

今と違ってボランティアの炊き出しで

ただメシを食わしてもらえるわけでは

ありません。

 

元農奴は、当面、

教会の施しなどに頼るにしても

いずれは都市の中で働き口を見つけ、

農業ではない仕事に従事し

必要なら新しいスキルを身につけて

自活していかねばならないのです。

 

これができた者が

身分上も自由民となることができる、

という意味が

このことわざには

含まれているのではないかと

私は想像したわけです。

(学術的な裏は取ってませんので

違っていたらあしからず)

 

 

農奴と現代日本の「社畜」

で、この構図が

私の脳内では

終身雇用制が崩壊して

一億総起業時代になった

今の日本の現状と

オーバーラップしてしまったのです。

 

どういうことかというと…

 

会社員という社畜の身分から

思い切って起業して

その後1年程度

他の成功した起業家たちのかもしだす

自由でキラキラした空気の中で

経済的にも精神的にも

生き延びることができれば

あなたも起業家として

自由な働き方でやっていけるよ――

 

...とまぁ、こんな感じ。

 

なぜこんな連想が働いたかと言うと、

私ね、長年フリーランス音楽家でした。

つまりフルタイム社畜でこそは

なかったのですが、

大手相手のお仕事が多かったほうなので

すっかり雇われ人根性が
沁みついておりまして…あせる

ま、B to B中心と言えば
聞こえはいいんですが(笑)。

 

そんなわけで

2年前のお正月初出勤途上で

雪の凍結路面で転倒、

右ひざ靭帯&半月板損傷したときも、

なぜか1時間かけて

足を引きずりながら出勤して

きっちり3コマ弾いてきて

帰宅後、夫に

「私エラいでしょまじかるクラウン

と言うような思考回路でした。

 

 

しかし私よりずっと

脳みそが自由人の夫からは

「その発想、社畜豚じゃない?」

とドン引きされました爆笑

 

そんな私だから、この1年、

いきなり起業家ワールドの

真っ只中に引っ張り出されたので

メンタルがついていけず

困惑することしきり汗でした。

 

でもひとまず1年間、

生き延びることはできましたので、

この先もやっていけるんじゃないか…と。

 

農奴解放バンザイクラッカー

 

 

経済力の有無が自由への鍵

そして更にこのことわざ、

経済力の有無が

自由への鍵だということも

言い表していますよね。

 

経済力とは

お金を生み出す力や手段のことです。

 

農奴は土地に縛られています。

しかしその土地は

領主のものですから、

生産手段は持っていません。

 

農奴は領主に

労働力を提供することで

収穫から年貢を引いた残りを

我がものとすることができたのです。

 

これが中世後期になると

農業テクノロジーの発達によって

生産力が上がったため、

余剰生産物を都市に売って貨幣を得て

少しずつ蓄財することが

できるようになっていきます。

 

そうして腕に覚えのある男は

武器を買って傭兵になったり、

領主に貨幣を支払って

農奴身分から解放されたりしたわけです。

 

つまりお金があれば

土地に縛り付けられた一生ではない

もっと別の生き方を選ぶことが

できるようになったのです。

 

現代でも

オンライン起業の良さを語る際には

時間や働き方、働く場所の自由が

真っ先に挙げられますが、

これって形がかわっているだけで、

中世後期と同じじゃないひらめき電球

と私は感じたのです。

 

労働力を提供する以外

生産手段を持たないという点は

会社員や主婦も

中世農奴と同じですしね。

 

テクノロジーが

鉄製有輪鋤ではなく、

パソコンとインターネットだという、

それだけの違い。

 

つまり、現代では、

わずか20万程度の投資と

継続的発信力があれば

働き方と時間の自由を

手にすることができるのです。

 

実際、起業家としては

ミジンコみたいな私でさえ、

プーケットからライブや

個人コンサルティングしたりという体験を

しましたしね。

 

経済力があれば自由度が増す、

という論法は

昨日今日にオンライン起業塾の主宰者が

言い出した言葉のようにも聞こえます。

 

しかし実は既に数百年前に

歴史の中で実証された

普遍的な法則なのだったと、

読書を通じて

あらためて気付かされたのでありました。

 

 

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