小学生と幼稚園生の2児の子育てママです。
・長男(6歳) →定型発達児
今回は、学校の先生やカウンセラーさん、発達障害児と関わる仕事をされている方に是非知っておいてもらいたい親の気持ちについてお話ししたいと思います。
親は常に葛藤しています。
子供の障害と向き合い、受け入れ、日々工夫しながらサポートしています。
関わり方は、自分の子供が“発達障害かも”と疑った時点で嫌というほど調べてきました。
必要な接し方はきちんと分かっています。
それでも感情と戦って、自己嫌悪に陥って、後悔して、その繰り返しなんです。
だから、そんな人に“親がこういう風にしたら”とか“もっとこうしてあげたら”なんてアドバイスはしないでください。
言われなくても分かっています。
勿論、アドバイスが必要な時もあります。
ただ、親の関わりを否定するような言い方ではなく、“こういう方法もあるよ”と情報提供をしてください。
“もっとこうしたら”と言われると、自分の関わり方が否定されているように感じてしまいます。
あなた方が支援する対象は発達障害児本人だけではありません。
その子に24時間関わる家族も支援対象です。
だって、本人にとって良い環境って、親がその環境を提供するから成り立つものですよね。
支援者の方々が関わるのはほんの数時間、親は24時間365日休み無しで一番多く関わっています。
そのことをよく理解して、自分の言葉に責任を持って関わってください。
責任が持てないのなら、中途半端なアドバイスはしないでください。
色んな支援者の方々と関わってきましたが、心に突き刺さるような上から目線のアドバイスをされる方が本当に多いと感じています。
※私が一番傷ついて腹が立ったのは、教育委員会!!
初めてお会いする方に“お母さんがもっとこうしてあげたら良い”と言われた時は発狂しそうになりました!!
悩んで悩んで相談して、それなのに突き刺さるようなアドバイスをされると、余計に苦しくて逃げ道がなくなって耐えられなくなります。
だから、傾聴してください。
(※相手に話に共感し、理解すること。善悪の評価や否定をしない。)
押し付けのアドバイスは要らないです。
私が関わってきた支援者の方で本当に信頼して悩みを吐露できるのは、傾聴してくださるケアマネさんです。
放課後デイに通っているだけなので普段はあまり関わりがありませんが、定期的なモニタリングの際はたくさん話を聞いていただいています。
“他のお母さんも同じように悩んでおられる”という言葉に本当に救われた気持ちになります。
他のお母さんが工夫されていること、教育委員会とのやりとりなど、“こういう方法もあるよ”と情報を与えてくださいます。
決して上から目線のアドバイスではありません。
娘が通うクリニックの主治医の先生も傾聴してくださる先生で、“お母さんも苦しいよね”といつも私のことを気遣ってくださいます。
発達障害児のことを“凸凹”と言うように、出来るところ凸に目を向けられがちです。
そのせいで、周囲からは大丈夫と思われて凹の部分の大変さは理解してもらえないことが多いです。
私の一方的なお願いだとは思いますが、日々理解してもらえず一人葛藤している中で、傾聴してもらえることがどんなに救いになるのかを支援者の方々には知っておいてもらいたいです。