背中は自分では見づらい場所なので、ニキビができても気づかないことも多いですよね。
でも、見えにくいからこそ痒くてかいてしまったり、ケアを怠ってしまったりして気づいた時にはニキビが悪化してひどい状態になっていた・・・なんてことも。
そんな厄介な背中ニキビができてしまう原因とは何なのでしょうか?
背中ニキビの原因は一つではない!
背中ニキビができてしまう原因は、一つではありません。
そもそも、背中は身体の中では皮脂の分泌が多い場所です。皮脂量が多いことで毛穴が詰まり、ニキビができやすいのは当然のことなのです。
また、皮脂量が多いのでベタつきが気になってしまい、つい入浴時にゴシゴシ洗ってしまうと肌が乾燥してしまいます。肌は乾燥すると自衛のために皮脂を過剰に分泌してしまうことがあるので、ニキビができやすくなってしまうのです。
背中ニキビ特有の原因としてはシャンプーやリンスのすすぎ残しが挙げられます。いくら背中をキレイに洗っていても、髪に残ったシャンプーやリンスが背中に付いてしまい、毛穴に詰まってしまうことがあるのです。
更に、背中ニキビの原因は外的なものばかりではありません。睡眠不足や栄養バランスの乱れがあったり、精神的ストレスを感じたりするとホルモンバランスが乱れて男性ホルモンが過剰分泌されてしまうことがあります。
男性ホルモンは皮脂分泌の活性化、角栓の発生、毛穴の縮小などを引き起こす働きがあるので、ストレスが溜まるとニキビができやすくなってしまうのです。
ニキビが悪化してしまう原因は?
ニキビができてしまったとしても、初期のいわゆる「白ニキビ」と言われる状態なら放っておいても自然に治ることが多いのですが、背中ニキビは悪化して慢性化してしまうことも珍しくありません。
人間の皮膚に住んでいる「マラセチア菌」は皮脂が大好物なので、皮脂が閉じ込められた白ニキビは絶好の住処です。ニキビ内にマラセチア菌が入り込むと炎症を起こし、赤く腫れた酷いニキビへと悪化の一途を辿ってしまいます。
こうなると自然治癒は難しく、治っても跡が残ってしまうことも多いので、そうならないためにも早めのケアが肝心となってくるのです。