先日(2024年1月24日)のブログで「銀歯が見えて気になる方へ」という題で、CAD/CAM冠の全歯種保険適応についてご紹介いたしましたところ、大変多くの反響がございました。歯の見た目を改善したいということは、多くの方が望まれていることだと言うことを、あらためて実感させていただきました。

 

 歯科技工(歯のかぶせ物や詰め物、入れ歯などを作ること)は、近年めざましい進歩を続けております。一昔前までは全て手作業で行っていたものが、次々とデジタル化・機械化されており、CAD/CAMもその一例です。しかしながら保険適応のCAD/CMA冠は、審美性(見た目の美しさ)が大きく改善される可能性がある一方、金属に比較して強度や耐摩耗性(すり減りづらさ)が低下するのも事実です。また、強度を確保するためにそれなりの厚さを持たせないといけませんので、金属冠に比較して歯をたくさん削る必要もあります。その結果、神経が生きている歯では、しみてしまったり、神経を取らなければならなかったりすることも考えられます。

 

 CAD/CAM冠を装着することのリスクは、患者様個々の状況でその内容や程度が変わりますので、歯科医師とよく相談し、充分に理解した上で決定すべきです。CAD/CAM冠のご自身への適応の可否やリスク、デメリット等についてより詳しく知りたい方は、二階堂歯科医院までぜひご予約ご来院下さい。

(末原)