今年4月の本ブログに掲載致しました日本初の中米産スペシャルティコーヒー専門店カフェテナンゴさんのご紹介で、東京ビックサイトで行われているアジア最大のスペシャルティコーヒーイベント「SCAJ 2025」に参加してきました。イベントではありますが、一般人向けというよりかはコーヒー豆関係の業者やカフェ経営者、焙煎士(ロースター)、バリスタなどプロフェッショナルの人達の参加を中心とした会で、講演会やセミナーもたくさん行われ、今年は4日間の開催期間中世界中から約10万人の来場者であふれました。もちろん私のような試飲目的の一般のド素人でも参加出来ますが、一般参加者もかなりのマニアの方も多く来場されており、非常にハイレベルなイベントで、ほぼ学会と言った感じです。
スペシャルティコーヒーは、一般に流通しているいわゆる普通のコモディティコーヒーとは全く別の上位クラスに分類されるコーヒーです。日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)の定義としては、「カップの中の風味が素晴らしい美味しさであるためには、コーヒーの豆(種子)からカップまでの総ての段階に於いて一貫した体制・工程で品質管理が徹底している事が必須である。(from seed to cup)」となっています。つまりコーヒー豆の生産からカップでの提供までのすべてのプロセスを徹底して管理したコーヒーということです。またスペシャルティコーヒー協会(SCA)でコーヒー豆の評価基準が決まっていて、100点満点中80点以上がスペシャルティコーヒー(79点以下はコモディティコーヒーまたはそれ以下)となることができますが、その審査は大変厳しいものとなっています。(詳しくはここをご参照下さい)また、ただコーヒー豆の品質が良いだけではだめで、実際に1杯のスペシャルティコーヒーとして提供されるまでには、焙煎士やバリスタなどの人達も非常に高い技術が求められます。
今回の本イベントでは、カフェテナンゴのオーナー栢沼良行さんの師でもあり、日本におけるスペシャルティコーヒーのパイオニアでもある堀口珈琲の堀口俊英先生(環境共生学博士)の講演会も超満員でしたが聴くことが出来ました。これはかなり嬉しかったです。
しかしながらスペシャルティコーヒーに比べて、コモディティコーヒーやそれ以下のoff gradeのコーヒーが決してだめなコーヒーというわけではなく、品質は劣っても安価に提供出来るなど、それぞれの利点や役割があると思います。スペシャルティコーヒーの存在やSCAの評価基準を知ることで、例えば「今週は特に頑張ったので、自分へのご褒美に今夜のコーヒーはスペシャルティコーヒーにしよう!」とか、自分のコーヒーライフをより豊かにすることが出来るようになる人もいると思います。
SCAJ 2025は、1杯のスペシャルティコーヒーにかけるプロフェッショナル達の熱い思いを肌で感じ取れる素晴らしいイベントでした。皆さんももしご興味があれば、スペシャルティコーヒーを取り扱っているカフェまで実際に飲みに行ってみて下さい。とてもハイグレードな1杯ですので、当然少々お値段は高めになりますが、理由を知ればそれも納得出来ると思います。
今回SCAJ 2025に参加して、コーヒーは人生をより豊かにすることが出来る素晴らしい力を持ったものであるということを、あらためて認識させて頂けた気がします。
(末原)
埼玉県川口市の二階堂歯科医院
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