2014.12.29

世界遺産としてものすごく有名な白川郷に行きました。

何気に飛騨高山の辺りは世界遺産とか多いですね。

雪と山に閉ざされた土地というのは独自の文化が育まれ、残るものなのでしょうか?


白川郷1

白川郷の民家園。

古民家が当時の集落の面影を残したまま保存されています。


白川郷2

ちょうどこんな感じで。

……雪すごい。


白川郷3

こんな感じで。

雪で大変ですが、この時期だからこその合掌造りと言えます。


白川郷4

雪に埋もれた典型的な合掌造りの民家。

合掌造りは大雪に備えた造り&後には蚕を育てるために使われたそうです。


白川郷5

向こうに見えるのはやっぱり民家。

これもまた雪に埋もれていますが、昔からこんな光景が続いているのでしょうか?

それともこういう光景はここが保存地域になってからなのでしょうか?


白川郷7

写真では伝わりにくいですが、実際すごいです。

すごいを連発していますが、そうとしかいいようがありません。

雪に埋もれた合掌造りは圧巻です。

これで人の息吹が感じられたらさらにすごいのですが、それはわがままというものですね。


白川郷8

内部に入ってみました。

広大な造りでした。

他の日本家屋と違い、中が完全に一つの部屋と化しています。

そのため、だだっ広いとしかいいようのない印象を受けます。

いろり端が暖かそう。

なお、ここでは簡単なお菓子とお茶が飲めました。


白川郷9

2階(?)に続く階段。

合掌造りの屋根の中に行きます。


白川郷10

ここがその屋根の中。

昔は蚕を飼っていたらしいですが、今はその面影もありません。

でも、雪も漏らさないのは(当たり前ですが)さすがです。

豪雪に耐えるだけに頑丈な造りですね。今の鉄筋コンクリートとは別種の強さを感じます。


白川郷11

白川郷12

屋根の窓から入り込んでくる冬の木漏れ日です。

実体験したこともないのに懐かしい風情があります。


白川郷13

合掌造りの家々が折り重なるように見える白川郷。

津々とした眺めです。

……すごく寒いけど。


白川郷14

川の向こうにだってあります。

かつてはこの川が村の生命線だったのでしょうか?

日本の原風景…かどうかはわかりませんが。


白川郷15

白川郷のある民家の軒先。

こうやってみると雪の積もった厚さが分かります。

向こうの方に同じ合掌造りの家が並んでいるのが可愛いです。


白川郷16

雪に埋もれた合掌造りの家。


白川郷17

こっちは立ち並んでいます。

やっぱり合掌造りは豪雪の時に映えると思います(繰り返しますが寒いけど)。


白川郷18

村の片隅には祠もありました。

小さな、小さな、祠です。

村の守り神、といいつつ、何となくあるもの的な扱いされていることも多いんですよね、こういう祠。


白川郷19

中で白川郷やこの地域の記事を展示した小屋もありました。


白川郷20

こっちはこぢんまりとした小屋。


白川郷21

もう一度、白川郷の民家園を見回してみます。

向こうに飛騨の連峰が見えます。


白川郷22

さて、民家園から出て、今度は白川郷の現役集落にいこうと思います(今も人が住んでいる集落です)。川を渡ったあっちのほうです。


白川郷23

この橋を渡っていきます。

がっちりした造りですが、なかなかに長い橋でした。


白川郷24

こっちは人が住んでいるだけあって、昔の合掌造りと現代風の建物が入り交じった感じの街並み(村並み)です。

これはこれでリアルで、ありですね。


白川郷25

村の神社。

朱塗りしていない石造りそのものの鳥居が年季を感じさせます。

MAPでは明善寺とあったので、神仏習合でもお寺の要素が強いのでしょうか?

大きな鳥居を見るに、神社にしか見えませんが。

なかなか大きいしっかりとした造りなのは、やっぱり豪雪地帯ゆえでしょうね。



白川郷27

白川郷26

明善寺の隣にあった建物は、この村で一番大きな合掌造りの建物だそうです。

重要文化財になっています。


白川郷28

もちろん、現役の集落なので人が住んでいます。

あの雪山は雪かきしたあとでしょう。さっきの民家園とちがって日々の生活がありますから。

観光客が詰めかけて村内を見て回る横で、村の子どもたちは雪合戦的なことをしたりして普通に遊んだりしています。

なかなか興味深い光景でした。


白川郷29

最後にもう一度合掌造りの建物を。


白川郷は世界遺産に偽りなしの素晴らしい光景でした。

特に、合掌造りは冬に備えて作られた建物だからこそ、冬に見る光景は感動的なものがあります。

昔の村の姿を保存した民家園も、今も人の暮らしている地域も、それぞれの味わいがあって面白かったです。

夏の白川郷もいいのかもしれませんが、合掌造りを見るならばやっぱり冬がいいと思いました。

今回は高山から日帰りで来ましたが、泊ってみたいとも思いました。民宿や旅館もホテルもありますし。

さて、ちょっと足を伸ばして、ブログのタイトルに相応しく、このあとは誰も行かないようなところに行ってみます。

でも、やっぱり寒かったです(笑)。