今回のメインイベント、神威岬に行って来ます。
札幌からのバス旅行です。北海道は、どこに行くにしても、何をするにしても、札幌中心になっちゃうんですよね。それはそれで弊害も多いとのことですが。
……って、現東京人の自分としては、全然人のこと言えませんね。
その途中で余市のウイスキー工場に寄りました。ニッカです。
リンゴもウイスキーも、この地で根付くのには会津藩士が深く関わっているとか。島流しならぬ陸流しにあっても頑張ったんでしょうね。
どかどか乗り込んできた上に、それを辺境開拓扱いされた当時の北海道の地元民にとっても大概な話だったと思いますが。
……それにしてもひどい明治政府の処罰人事だ。
旧幕府側の言い分のほうが、現実路線で穏健で、結局薩長勢力も基本路線を同じ方向に修正せざるを得ず、なのに対立していた禍根だけは残って、最終的には攘夷も失せて、尊王を口実にした反幕路線(関係がこじれすぎたから、もはや打倒しかない)という感情論だけで対立し続け、しかもそれが罷り通っちゃうんだから。
恨みの感情論で旧勢力を駆逐し、それで勝ち誇って成立した政府。怖くてイヤな存在です。その継脈が今も着実に続いているかと思うと、ちょっと憂鬱になります。まあ、日本だけでなく、維新や革命を掲げたことがある国ならば、たいてい抱えている歴史ではありますが。
……と、私情は入りまくりの、ちょっと考えさせられた土地でした。
言論から見ればわかるように、自分は明治維新については幕府側です。とはいえ、新撰組は(武力組織にありがちな陰惨な内部対立・粛正などの理由で)あまり好きではありませんが。勝海舟、榎本武揚、堀田正睦とかが好きですね。
内部の幕府側も体制硬直などの大量の問題も抱え込んでいるのは知っているのですが、でも、明治維新を「悪や腐敗政権を倒して新しい国を作った」とはけっして言えない。「自己正当化を自分でも信じ込める勢力が勝ちを拾ってしまい、そのあとの日本の精神性の基幹となってしまった」なら言えるかもしれない。
明治維新の官軍側が好きな人(特に中心人物を英雄視している人)には申し訳ないですが、今のところ、この気持ちは変わりませんね。

