こんにちは。LGBTs専用ボイストレーニングプロジェクト
トランスボイスレッスンについて今回からは具体的にご紹介していこうと思います。
まずはノンホルFtMボイスのケースから。
(対象はFtXやもしかしたら両声類を目指すシス女子さんも、ですが、Mボイスへの移行という事でFtMとカテゴライズします)
いっぺんに書こうとすると長くなってしまうので、小出しにします笑
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FtMの場合、ホルモン治療をすると声帯が長くなり、声変わりが起きます。
よって、そのままでも男性として声パスが可能になります。
しかしホルモンをしない場合、前回説明したように声帯が細くて短い状態のまま低い声を出すという荒技に挑むことになります。
それを助けるトレーニングとは…?
その1・声帯の閉鎖を強める&厚くする
声帯を動かす筋肉群は喉の内側に沢山走っていますが、ここでは主に2種類の筋肉についてご説明します。
声帯を収縮させて厚くし閉鎖する筋肉(甲状披裂筋=TA)と
声帯をストレッチして薄くする筋肉(輪状甲状筋=CT)
TAは低い声、
CTは高い声で優勢になります。
よって、低い声を強くするには
TAを鍛えるトレーニングが有効になります。
低い声と言ってもTA100%という事ではなく、バランス良い声を出す為にはCTもいくらか働いていないといけないのですが、
生物学的女性の声帯はただでさえ高い声成分が強いので、話し声音域であればTAトレーニングメインで充分(人によりますが)ではないかと考えています。
ちなみにTA(甲状披裂筋)はこんな感じ。声帯と並行して走っていて、これが収縮すると声帯は厚くなって閉じていきます。
低い声(所謂「地声」)は、胸に手を当てるとビリビリ響きを感じることから「チェストボイス」と呼ばれたりします。
実際のトレーニングでは、この胸の響きをしっかり感じながら、
TAを活性化させるような言葉や音階を使い、
低音域での音階練習で低い声を鍛えて行きます。
この働きが充分でないと、息っぽい声になってしまい、低い声で話せていても小さい声しか出ない、という結果になってしまいます。
しっかりした低い声のもとを作っていくために、TAのトレーニングをレッスンで行なっていきます!
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声帯についてはこんな感じです。
次回はもう一つの要素、声道について書きたいと思います。
![義理チョコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/448.png)
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