J-POP呪術大戦:その3

 

「歌は世につれ世は歌につれ」。大和の言葉で奏でる歌は呪術である。よって、J-POPも呪術となる。そこには歌の呪術師、言葉と音の魔術師たちが存在する。

※本連載に登場する人物名は本物ですが、書かれている内容は筆者の妄想です(笑)。ファンの方は真剣に取り合わないでください。

 

 椎名林檎「NIPPON」

 

 

 この日本で、最もカッコいいアーティストは椎名林檎である。それにしても凄まじい破壊力である。「やはり物部氏は違う」と長年思っていたが、実はそうではなかった。椎名林檎は秦氏である。だが、秦氏の中でも虐げれた秦氏であり、東国の物部氏、中でも物部氏にも排除された外物部氏が「新皇」(しんのう)として崇めた日本の第50代桓武天皇四代の皇胤であり、平氏の姓を授けられた高望王の三男の鎮守府将軍平良将の子、そう「平将門」の血を引くのが椎名林檎である!

 京都の朝廷 朱雀天皇に対抗して「新皇」を自称して東国の独立を標榜。朱雀天皇の朝敵となったことで即位後わずか2カ月たらずで藤原秀郷・平貞盛らにより討伐された。が、死後は怨霊になり、日本三大怨霊の一人として知られる。その平将門の血を受けた巫女が椎名林檎である。なぜか。それは「椎名」という姓が示している。現千葉県北部である下総国千葉郡椎名郷が「椎名」の起源であり、桓武天皇の子孫で平の姓を賜った家系である平氏(桓武平氏)が千葉氏である。それはそのまま「千葉」の地名にもなっている。

 

 椎名林檎は日本で一番セクシーな女性シンガーである。ただならぬ妖気すら感じさせる程の色気が溢れている。この「NIPPON」という曲にはもう世界中をぶち壊すのではないかという程のパワーが詰まっている。この曲は椎名林檎にしか書けない、歌えない曲である。だが、その色気を醸し出し、パワーの源泉となっているのは「平将門の怒り」である。椎名林檎はデビュー当時からインパクトのある曲を作り、Music Videoも衝撃的だった。次元が違うのだ。だからこそ筆者も物部氏だと勘違いしてしまったのである。

 

 

 椎名林檎の書く歌詞にはエロスが溢れている。こんなエロティックな歌詞をよく書けるなと思いきや、一方でこの「NIPPON」というタイトルの曲まで書いてしまうのである。天才的な巫女の呪術である。いくらNHKの依頼で、サッカー日本代表を応援するために描き下ろした曲だとしても、他のアーティストなら「NIPPON」などというタイトルは恐ろしくて付けられない。MVも冒頭から「日の丸」である。日本を背負う覚悟がない人間には「NIPPON」という曲など書けないのである。「中国や韓国に嫌われたくない」などというセコい了見では所詮無理な話しなのだ。だからこそ、この曲には「大和民族」としての誇りが詰まっているのである!(うわぁ~べた褒め)

 

 世界を敵に回して勝ちに行こうとする強い意志表明ができない人間にはこの曲は降りてこない。この曲は創造神ヤハウェを降ろせる巫女だからこそ書けるのであり、さらに八幡神の強い加護を受けているからこその曲で、そこは秦氏の中でも平将門の血を引く存在ならではである。もはや、腐った偽日本人をも破壊するスサノオのような曲だ。現在連載中の”「大和と日本」の謎”でいえば、東国=「日本」の王となった平将門の末裔ならではである。そうでなければ、このような高揚感溢れる曲に仕上がるはずはないのである。

 

 

 椎名林檎の顔を見ていると、邪馬台国の女王「卑弥呼」とはこういう人だったんではないかと思うことがある。なにせ椎名林檎は太陽神の巫女「日巫女」である。「あなたの心に寄り添いたい」などという、つまらないテーマで書かれたどうでもいい曲を作るアーティストたちを、これからも蹴散らしていただきたいと願っている。