本日の言霊 2024.05.20

 

 

 2003年の第20回「流行語大賞」を受賞したのは「毒まんじゅう」だった。この年の自民党総裁選において、橋本派の会長代理である村岡兼造が自派の藤井孝男ではなく森派の小泉純一郎を支持したことに、野中広務氏が「(村岡氏は)毒まんじゅうを食らったのではないか」と発言したことで有名になった。

 

 野中氏は、授賞式で「上手に食った人もいるが、食い損ねて大変な傷を負った人もいる」と皮肉ったが、森派とは現在の清和会のことで、ほとんどが在日議員の派閥。領袖の森喜朗はコリアンピック利権という巨大まんじゅうを食べていたし、派閥の全員が毒まんじゅうを食べてたことがバレて派閥は解散となったが、それはあくまで表向きの話である。

 

 毒まんじゅうに体が侵されている人間はシャブ中と同じで、一人で45日間以上は監禁状態に置かないと毒を抜くことはできない。捕まった人間はトカゲの尻尾切りだっただけで、捕まった人間はほとんどいないのだから、結局は清和会の連中も他の派閥の連中も体の隅々まで毒に侵されたままなのである。つまり自民党という政党こそが「毒まんじゅう屋」なのである。