「穢れ」と「言霊」の謎:その45
 

 統一教会を脱会した金牧師のいう「統一協会は宗教ではありません。淫乱なセックス教団なのです」という言葉どおり、統一教会とはカルト宗教どころか「セックス」のことしか考えない頭の狂った連中の集まりであった。そして、1970年代以降、今度は日本人信者を増やして「金」の亡者になり始める。「姦淫」を禁ずる教えに反し続けてきたた文鮮明という反キリスト者による統一教会を含めて、朝鮮半島にできた「血分け」をする「イエス教会」の根底にあるのは「悪魔崇拝」そのものであり、そこから派生した偽のキリスト教団で活動する者には未来はない。

 

◆救いようがない「統一教会」

 

 「あなたがたも聞いているとおり、『姦淫するな』と命じられている。 しかし、わたしは言っておく。みだらな思いで他人の妻を見る者はだれでも、既に心の中でその女を犯したのである。 もし、右の目があなたをつまずかせるなら、えぐり出して捨ててしまいなさい。体の一部がなくなっても、全身が地獄に投げ込まれない方がましである。 もし、右の手があなたをつまずかせるなら、切り取って捨ててしまいなさい。体の一部がなくなっても、全身が地獄に落ちない方がましである。」
 

 離縁してはならない「『妻を離縁する者は、離縁状を渡せ』と命じられている。 しかし、わたしは言っておく。不法な結婚でもないのに妻を離縁する者はだれでも、その女に姦通の罪を犯させることになる。離縁された女を妻にする者も、姦通の罪を犯すことになる。」(「マタイによる福音書」第5章37-32節)


 

 『姦淫するな』というイエス・キリスト言葉は、きっと統一教会員に向けた預言だったのかもしれない(笑)。冗談ではない。なにせ文鮮明が作ったセックスの教義は「メシアの文先生から受ける復帰のセックスは、蘇生・長成・完成の原理で三回セックスしなければならない」であり、"3回姦淫しなければならない"からだ。「姦」という字には「女」を3つ書くが、この字を「聖書文字」として作ったのは大和民族の祖先である。そこには預言者がいた。ならば、後の世に大和民族に起こることへの警告となり、文鮮明の「血分け」と称した姦淫によって、文鮮明の血を分けられた人間は全て「文鮮明という悪魔の化身の分身」となるからだ。

 

 イエス・キリストの言葉に従うなら、統一教会員は全て「罪人」である。原罪を浄化するという偽の名目で、次から次へと姦通を続けてきたことで、「姦淫するな」という律法を無視し、イエス・キリストの命に全員で背いてきことになる。よって、彼らは天国に入ることは許されない。つまり、キリスト教徒が一番臨む道が絶たれるのである。


  「はっきり言っておく。すべてのことが実現し、天地が消えうせるまで、律法の文字から一点一画も消え去ることはない。 だから、これらの最も小さな掟を一つでも破り、そうするようにと人に教える者は、天の国で最も小さい者と呼ばれる。しかし、それを守り、そうするように教える者は、天の国で大いなる者と呼ばれる。 言っておくが、あなたがたの義が律法学者やファリサイ派の人々の義にまさっていなければ、あなたがたは決して天の国に入ることができない。」(「マタイによる福音書」第5章18-20節)

 

 

 

 統一教会の最大の功労者であった安倍晋三が暗殺されたことで、統一教会の悪事が次々とバレ始めた。統一教会の「元2世信者」である嘉陽田恵利さんは、日本テレビの取材に応じ、「文鮮明氏の血が入ったとされるワインを飲まされていた」と証言。彼女が教団について発信を始めると、同じ悩みを持つ2世信者が少しずつ声をあげ始めた。     

 

 「(両親が)合同結婚式に参加して生まれた2世です。信者同士の子供なので、『真の神の子』と呼ばれていました」

 「(家族の献金額は)そうですね。数千万だと思います。母は20歳で入信して、月3万円で生活していたそうです。それ以外の給料をすべて献金して、教会に財布を握られているみたいな」

 「小学生くらいの時、文鮮明氏の血が入っているとされる赤ワインを教団に飲まされていました。子供ながらに飲むお酒はまずくて、気持ち悪かった」

 

 想像しただけでも悲惨だが、きっと文鮮明の血が入ってるとされるワインも高額だったのだろう。こうした「信者化→血分け→献金・物品購入」を通じて、大和民族の中に「穢れた血」を入れ、さらに金を巻き上げる仕組みを完成させた後ろには、韓国大統領であった朴正煕とアメリカの戦略があった。日本から金を巻き上げる仕組みのベースには「日本はエバ国」という狂った思想がある。

 

 日本は再臨主である文鮮明とその祖国、韓国を迫害した神にとって最も悪い国であるが、文鮮明が自分がその怨讐である日本を愛すると言って、反対する神を説き伏せて、「エバ国」という使命を与えたと言う。それが、戦後の日本の目覚しい経済発展を遂げた理由だとされる。「エバ国家」は妻として夫である「アダム国家」の韓国に尽くし、さらに「母の国」として、子供である全世界の国々を教育し、経済貢献する使命があるとされ、どこの国よりも大きな献金の要請がされる理由とされている。

 

 

 完全にイカれた教義だが、日本から金を奪い取る仕組みを作らせたのはアメリカのペンタゴンである。それを支配するのは「軍産複合体」で、その持ち主である「ロックフェラー」が控えている。さらにその後ろには「ロスチャイルド」がおり、そのロスチャイルドは「カナン人」の末裔で、そのカナン人の元には人類初の人殺しをおこなった「カイン」がいることを考えれば、このサタンの思想を日本人に植え付けることは「呪詛」と同じである。つまり統一教会は大和民族の敵である。

 

 1993年、俳優の中村敦夫氏(当時53歳)は、5月19日放送の『ザーワイド』(日本テレビ系)の中で、「(文鮮明氏は)姦通罪で実刑判決を受けた」「(統一教会は)キリスト教セックス派」「統一教会はセックスを通じた宗教で、姦通型の布教」などと発言、これが事実無根で名誉棄損になるとして、統一教会は日本テレビ側に抗議。発言の全面撤回と謝罪を求める内容証明を送付した。さらにこの中村敦夫氏のテレビでの発言が名誉棄損にあたるとして、統一教会は5月31日に中村氏を東京地検に刑事告訴した。

 

 

 「合同結婚式にしたって、結局はキリストの生まれ変わりであると主張する文鮮明が、原罪を背負った人々を清めるためにセックスをするということ。それにより自分たちの子供を神の子にするという血統の転換の思想です。そのことは文鮮明も信じ切っているのでしょうし、教義の基本だから直せない。実際、初期の合同結婚式では、自ら女性信者とセックスしたわけです。ところが、信者数が拡大し公の宗教に脱皮することになり、それを隠すようになった。教祖だって、いくら精力絶倫だとしても、数多くの信者を相手にすることは不可能です。


 それで、現在の略式の儀式に直し、大型の合同結婚式をやるようになった。とはいえ、そもそもの発祥は血分けの儀式なんです。ようするに、彼らの本当の教義というのは、血分けを基本にした、セックスを媒介した布教なんです。・・・だから、統一教会はこのことを隠したがっているんだと思いますね。まァ、隠さないと、反社会的だといわれ、信者に逃げられるのが怖いんでしょう。そもそも、統一教会自身、血分けについて恥だと思っているのではないでしょうか。だから、懸命になって隠し通そうとする。それが教義なら、隠すことはないと思うんですがね。」

 

合同結婚式の発祥は「血分け」の儀式だった

 

 統一教会の協力で政権を維持し続けている在日自民党が支配する今のTV局では絶対に言えない発言だ。まだ、日本もマシだったということで、こうした勇気ある人たちがいたのである。但し、この時代は岸信介らと統一教会の癒着構造は知られていたものの、まさか自民党全体が統一教会の世話になっていた、もしくは議員自体が統一教会員=「呪われた文鮮明の血を引く者」などとは誰も想像していなかった。

 

 いったい、この世の中に文鮮明から「血分け」をされた人間が何人いるのであろう。当然、韓国には数百万単位で増えているはずである。日本にも少なくとも100万人以上はいるはずである。すぐにでもこの呪われた宗教を撃滅しない限り、事実上の悪魔崇拝者は増えるだけとなる。

 

 

◆オウム真理教と悪魔崇拝

 

 「悪魔崇拝」=サタニズムの信仰者はキリスト教やユダヤ教といった伝統的宗教の信仰を疎んじ、人間中心主義的な世界観を構築し、そして利己主義であることを好むと捉えられているからで、まさに文鮮明の教義そのものである。こうした朝鮮系のカルト教団は「統一教会」や「法の華」にとどまらず、「創価学会」や「オウム真理教」も同様である。どの教団も女性信者に教主へ夜のご奉仕をさせるというのは変わらない黄金律なのであり、結局、密教だ、日蓮宗だ、キリスト教だとは言っても、やってることは「悪魔崇拝」なのである。

 

 

 悪と解っていて手を染める者もいれば、悪魔崇拝が悪いと解っていても辞められなかったり、悪魔や悪霊とは知らずに関わって破滅の人生を歩んでいたりする人は沢山いる。レディ・ガガやジャスティン・ビーバーのように、名声やお金欲しさに悪魔崇拝に加担してしまう著名人も海外には多い。富や名誉や権力欲しさで誘惑に負ける人もいれば、最近のYouTuberたちのように興味や好奇心から関心を示してしまう者も多いが、光と闇は決して交わらない。もちろん強烈な洗脳によって正しい宗教だと勘違いさせられて悪魔崇拝を続けてしまう者たちもいる。その代表がオウム真理教である。

 オウム真理教では、様々な儀式を
「イニシエーション」と呼んだ。「イニシエーション」とは、元々は宗教上の言葉で、信徒になる際の「通過儀礼」を意味するものだ。 広義には「ある社会的集団からほかの社会的集団へ加入するための一連の行為・手続き」を指すが、それには何らかの通過儀礼が行われることがほとんどである。問題はこの通過儀礼の中身である。オウム真理教の修行は、当初は専らヨーガの手法を用いた修行が行われていた。その後、「イニシエーション」という言葉を、オウム独自の「解脱者のエネルギーを伝授することで弟子を成就、解脱させる」という意味で使うことで信者を増やしていった。

 しかし一方で、麻原彰晃は「ヴァジラヤーナの実践」「シークレット・ワーク」などと呼ばれた
反社会的活動(殺人を暗示的に勧める危険な教義)を「修行の一環、功徳を積む行為」などと正当化「第三次世界大戦を回避するため三万人の成就者を出す」「ハルマゲドンが起きる1997年までに修行を完成させなければならない」などという「終末思想」で煽り、そして「ヴァジラヤーナの妨げとなる弟子の中の『観念』を崩す、すり替える、消し去る」、つまり修行の妨げになるからという名目で麻原の考えや反社会的活動に反抗する意志や能力を信者から奪うための様々な洗脳を行うようになった。


オウムが「終末思想」を煽った雑誌「VAJRAYANA SACCA」

 

 オウムで頻繁に行われた「観念崩し」という修行は、もともと「自己啓発セミナー」から影響を受けており、ロバート・ホワイトが1977年に設立した「ライフ・ダイナミックス」の流れを汲むトレーナーを、オウムの女性幹部が数千万円でスカウトしようとしていたことが知られている。実な、ここが危険なのである。オウムは当時、各キリスト教系の大学の宗教系サークルなどに信者たちを送り込み、次から次へと信者獲得につなげていった。その際にアメリカ発の「自己啓発セミナー」のノウハウを活用、宗教の知識がない大学生はもちろんのこと、多少なりとも宗教への知識がある大学生たちを取り込んだのである。

 

 オウム真理教では、これを後に「観念崩壊セミナー」と呼び、教団内のセミナーの一つとして開催している。麻原彰晃逮捕後の信者の引き締めを目的として、彼の三女である松本麗華が中心となり、自己啓発セミナーの手法を模した罵倒、断食修業、寒空に信者を放り出すというものまであったという。断食や寒空に信者を放り出すのはオウム真理教が勝手に付けたものだが、ポイントは「罵倒」である。「観念崩壊セミナー」というのは、自己啓発セミナーの中では「人格崩壊セミナー」と言われるもので、仕事やプライベートが上手くいっていない人に向けのものである。

 

 営業トークが下手、飛び込み営業が苦手、会社や家族・友人とのコミュニケーションが上手くいかない、などの悩みを持つ人たちに対して、一度これまでの人格を崩壊させ、何事にも積極的に取り組める自信にあふれた新たな人格を形成させるためのプログラムである。こうしたものはキリスト教をベーとしてアメリカのトレーナーやセミナー運営会社が創り出したもので、今も日本の様々なセミナープログラムに使われているものだ。筆者も2度受講したことがある(笑)。3日間の集中セミナーだった。

 

 

 筆者の場合、トレーナーに嫌われた(笑)。なにせキリスト教もろくに知らない受講者に向けて、「イエス・キリストは言ってます。汝の敵を愛せよと」などと、ちょいちょい「聖書」の言葉を引用して説明するのだが、運悪く筆者が指名されてしまったのだ。「この聖書の言葉をどう捉えますか?」と聞かれたため、「異邦人であっても汝の敵を愛すべきという教えですが、そこには悪魔崇拝者やマムシの子らは入りませんね」と答えたら、かなりムッとしていた(笑)。「だれだ、こいつを連れてきたのは」という感じだったので、思わず「マムシの子はロスチャイルドですよ」と言いそうになったが、大人げないのでやめておいた。

 

 とにかく周囲の人たちが次々と自己崩壊していく様子を見れたのには、正直かなり興奮したし、演出が抜群に上手かった。初日の前半で人格攻撃をして全員の心を落として、後半で盛り上げる。2日目は徹底的に人格を壊し、落としまくるとともに反省を促す。そして、3日目にみんなが号泣するほど感動的なフィナーレを迎えるのである。「これはよく出来たプログラムだわ」と心の中で感心したものだが、呑気に感心してたのは筆者だけで、3日間一度も涙を流さなかったのも筆者だけだった(笑)。

 

 だが、これをやられたら、普通の人は確実に落とされる。よって、受講者に対して「次のステップを受講しないともったいないよ」というスタッフからの勧誘が囁かれる。たしか50万円のクラスだったと思うが、筆者だけ「後藤さんには不要です」と言われてしまった(笑)。スタッフの人たちもかなり怪訝な顔をしていたが、要は「邪魔だ」ということなのだ。何せ、トレーナーからの投げかけを受け止めず、全て打ち返してしまったからだ(笑)。かなり嫌われたと思うが仕方ない。

 

 

 オウム真理教は、こうした自己啓発セミナーのプログラムを応用し、「人格への攻撃→団体への依存→利益の吸い上げ」という構造により、信者たちを精神的にも逃げれない状態に追い込んでいったのである。だからこそ、うぶな大学生たちが狙われたのである。作家の佐藤優氏によれば、佐藤氏が通っていた同志社大学にもオウム真理教は入り込んでいたというが、猛烈に神学を学んでいた学生が多かったため、「オウム真理教を撃破した」と語っている。

 

 実は筆者もオウム真理教の勧誘を受けたことがある。青山に総本部を置いていた時期で、地下鉄の表参道駅を出た辺りでよく勧誘をしていた。筆者の仕事場が表参道だったためだが、筆者の場合は8対1で囲まれ、矢継ぎ早にいろいろと質問されたが、説得には応じず、全ての質問を打ち返してしまったことで、「ぜひ、総本部道場へ遊びに来てください!」と名刺を渡された(笑)。もちろん遊びには行かなかったが。一度くらいは遊びに行っておけば良かったと思っている(笑)。冗談だ。

 

かつてのオウム真理教の青山総本部

 

 さらに、オウムの場合、信者を洗脳するのに「薬物」を使った。1994年前後には違法薬物や機械によるイニシエーションが始まり、イソミタールやチオペンタールによる催眠状態を利用して潜在意識へ教義を刷り込む「バルドーの悟りのイニシエーション」、また、LSDの幻覚作用や覚醒剤の薬理作用などを利用して「神秘体験」を誘導する「キリストのイニシエーション」「ルドラチャクリンのイニシエーション」などが大掛かりに行われた。

 

 オウム真理教では、霊的エネルギーを注入する修行のことを、「イニシエーション」とした。林郁夫によれば、修行方法を教えたり「麻原彰晃のエネルギーを込めることができる物体」を与えたりすることを「イニシエーション」と呼んでいたというのだが、実はこの「イニシエーション」は、文鮮明がやっていたことと同じなのである!

 

<つづく>