「穢れ」と「言霊」の謎:その2

 

 本日も本屋の「精神世界・スピリチュアル」のコーナーで足を止めてみた。まぁ、あるわあるわ、意味不明なスピリチュアル系の本がいっぱいあった。何冊かを手にとってみたが、内容の薄っぺらいことに驚愕する。書き方がほとんどへんてこなカタカナの肩書きをつけた人たちが書いた自己啓発本と変わらないから驚きだ(笑)。

 

 だが、スピリチュアル・マニアと自己啓発マニアはかなり近しいものがある。『7つの習慣』を書いたスティーブン・R・コヴィー博士をはじめ、自己啓発本を書いたり、自己啓発セミナーを作っている元は「末日聖徒イエス・キリスト教会」の人たちが多いからだ。自己啓発マニアはほとんど宗教みたいなものである。これまた新しい啓発本が出たら読むを繰り返し、結局はマニアで終わってしまう人たちが多いかたらだ。

 

 

 そうした薄っぺらい自己啓発マニアが多いことをいいことに、出版業界もかなりあざとい本を乱発している。D・カーネギー、アドラー、スマイルズの横に、お笑い芸人やホストが書いた自己啓発本が並んでいる国は、世界広しといえど、おそらく日本だけだろう(笑)。別に並べてはいけないとはいわないが、名著を残した著者の人たちに対するリスペクトがない。俗悪本と並ばられて、今頃は天国で嘆いているに違いない。


 それにしても、なんでこれだけ多くのスピリチュアル系の本を出したがる人や、自己啓発本、お手軽ビジネス本を出したがる人が多いのだろうか。ここにユーチューバーによるヘンテコな「都市伝説・オカルト」と称した本を出す連中が加わって、その隣には大川隆法やら池田大作の本が並んでいる。まぁ、池田大作の「人間革命」と「新人間革命」は、創価学会員にとってはバイブルと同じで、旧約・新約の『聖書』だかららまだ分かるが、池田大作の守護霊まで勝手に下ろす大川隆法の本などは、完全にカルトである(笑)。

 

 

 だが、問題は「幸福の科学」の会員は自分たちのことをカルト宗教の信奉者だとは思ってもいないことだ。自分たちが「きわめて奇妙だ」ということに気づいていないのだ。<まえがき>でも書いたが、実は、それこそが「言霊」の正体である。日本人が気づかない日本人の正体を解明するには、まずは「言霊」とは何かを明確にする必要がある。

 

◆きわめて奇妙な民族「日本人」

 

 日本人の物の考え方というのは、きわめて奇妙なところがある。日本人なら、このことは誰でもうすうす感じているはずである。しかし、正面切って、どこが変なのか、どこが奇妙なのだと尋ねられても、その答えを即答できる人は少ないはずだ。また、仮に答えられたとしても、その理由を重ねて問われたら、おそらく答えられない人がほとんだろう。

 

 逆に「日本人のここがおかしい」という発言をしたり、その種の著作を出す方は、在日外国人が多い。特に、在日アメリカ人、在日韓国人、在日朝鮮人が多い。中には日本人になりすまして、あたかも日本人が世界に向けて日本の誤った部分を是正するための発信をしているかのごとく振る舞ってはいるものの、実際は日本人を貶めるものが多い。こういう輩は悪い在日外国人、もしくは裏側には極東CIA本部の策略があって動いているエセ日本人である。注意してその人間の発言を観察すればすぐにバレる。

 

 戦後の自虐史観を作り出したのはGHQで、それを受け継いだ極東CIA本部が、現在もNHKや民放キー局、大手新聞社、どこぞの「☓☓砲」とかいう芸能スクープを連発する雑誌社も含め、彼らのコントロール下にある。彼らが与えてくれる美味しい情報と引き換えに、彼らの指示に従って「世界基準で」とか「グルーバルに考えて」とかいう大義名分を掲げ、彼らの考え方に日本人を迎合させるための「世論」なるものを作り出す。よって、古からの日本人の物の考え方や文化的な風習などを「日本人のここが変だ」と一方的に批判する輩は、全て悪い在日外国人及び反日日本人である。ここははっきり言っておく。

 

 海外や、在日外国人から見て、日本人がきわめて奇妙だと映る原因、それは、日本人が歴史的に物事を見ないからである。ここは日本人の特性であり、悪しき部分であることは間違いない。いわゆる「喉元過ぎれば熱さを忘れる」である。なぜなのかということについては、安直に答えを出せるものではなく、多岐に渡るため後述していくことにするが、その前に、「日本人への批判」及びそれに対する「日本人の反応」の分かりやすい例を取り上げてみる。それは2023年の12月に炎上したアンミカ氏のことである。

 

 

 2023年の年末、宮崎県高千穂町の観光大使になっていることで、急にアンミカが炎上した。観光大使になったのは2023年の7月の事なのに、何故かこのタイミングで炎上したのだ。この理由は、以前TVの番組で彼女が「日本は世界の恥」といった発言をした事が原因で、ネット民から猛烈なバッシングを受けた過去があったことが挙げられる。そして、もう一つの理由は、アンミカが韓国国籍であるというだ。

 アンミカは、パリコレにも出ていたモデルだが、大阪で育ち関西弁であるため、コテコテの関西人と思いきや、両親が韓国の済州島から不法に上陸した人たちであるため、アンミカは韓国国籍を持っている。本名は、「安美佳」という名前で、韓国でもモデルとして活躍していた。まぁ「安」が苗字に付いている人は、半島系の出身者だというのは昔からだからどうでもいいし、カタカナ名やローマ字名にしているタレントも半島系の人が多い。芸能界では当たり前のような話だが。

 

 問題は彼女が「日本は世界の恥」といった発言をした事と、その背景にある。2018年9月25日、フジテレビ系の番組『バイキング』の中で、杉田水脈議員の『新潮45』における「生産性がない」という発言が取り上げられ、その際にアンミカが発言とともに泣き崩れるシーンがTVに映し出された。以下は、その際のアンミカの発言である。


 「私も高齢出産出来なかったタイプですが、生産性だけでぶった切ってLGBTという個性で悩んでる人達に対して、痴漢という犯罪者と同じ土俵でかばうっていうのはどうなのって、それを表に出してしゃべらせない党ってどうなのって」

「こういった低俗な言葉で人を傷つけて、強烈な差別と偏見を持った人に税金を使われている方が、なんて恐ろしい事なんだと思いますね」

 「2年弱したらオリンピックがやってきますよね、オリンピックの代表の方々もカミングアウトして堂々と戦ってらっしゃる方がいる中で、日本は世界の恥です」

 そして、ここでアンミカは泣き崩れたのである。

 

 

 要は天下の自民党の議員さんが、「LGBT」を差別するとは酷すぎる…という話だが、果たしてこれがLGBTでもないアンミカが泣き崩れるほどの話題なのか?まるで北朝鮮で金日成が亡くなった時に、「偉大なる首領様が〜」と泣き崩れていたオバちゃんたちと同じにしか感じられないのは筆者だけか。「朝鮮中央テレビ」のベテラン女性アナウンサー(リ・チュニ氏)みたいで、彼女が大仰な感じで「敬愛なる金正日同志」などと金一家を持ち上げるのと変わらない感じだ。日本人は大仰な演技には「胡散臭さ」を感じてしまうものである。

 

 結局、アンミカが杉田水脈議員の言葉に傷付けられた理由は何だったのかといえば、「自分も不妊症だった」ことである。杉田水脈議員は、『新潮45』の2018年8月号において、『「LGBT」支援の度が過ぎる』という文章を書いていた。その内容は、以下のものだった。

 
「リベラルなメディアは「生きづらさ」を社会制度のせいにして、その解消をうたいますが、そもそも世の中は生きづらく、理不尽なものです。それを自分の力で乗り越える力をつけさせることが教育の目的のはず。「生きづらさ」を行政が解決してあげることが悪いとは言いません。しかし、行政が動くということは税金を使うということです。例えば、子育て支援や子供ができなカップルへの不妊治療に税金を使うというのであれば、少子化対策のためにお金を使うという大義名分があります。しかし、LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。」


 

 つまり、杉田水脈議員の主張は、日本の税金をまだ産める可能性のある不妊症の方々に対して(LGBTの方より)優先して支援するべきではないか、というものだ。アンミカが傷つけられたとする自身の不妊症問題も、むしろ、この優先対象となる。よって、杉田議員の発言に、アンミカを傷付ける部分はない。だが、大仰に泣き崩れたのである。これを「演技」という。

 

 もちろん、このアンミカ発言の後ろには、日本に「LGBT」ブームを作り出して、皇祖神に絶たれる日本人を増やすための極東CIA本部の作戦がある。バカな日本人を「LGBT」ブームに乗せるためには、杉田水脈議員の主張は邪魔だったのである。だからといって、筆者が杉田水脈議員を応援している訳では無い。TVでお馬鹿なタレントを演じながら、極東CIA本部の日本人抹殺計画に協力するタレントたちには仕事がどしどし入るという構造を言いたいだけである。

 

 さらに言えば、大仰に泣き崩れるシーンは、あたかも韓流ドラマの昼メロの泥沼の愛憎劇に出てくる黄金のパターンである、恨み骨髄のオバちゃんが我を忘れたように金切り声で泣き叫ぶシーンを思い出す。筆者が韓流ドラマの愛憎劇を一番嫌う理由の一つがここにある。なぜか。気が狂ったように叫ぶ金切り声に気持ち悪くなるのだ。たとえそれが日本語であっても、恨み・辛みの穢れた言葉を放つ人間の音声は、大和民族の「霊魂」の気を悪くさせるのである。

 

 現在使われている韓国語には、日本語と発音・意味が同じものが多くある。それは、イスラエル12支族が日本に渡来してくる前に朝鮮半島に「弁韓・辰韓」(べんかん・しんかん:後の新羅)を建国、さらに南端の「伽耶(加羅)」(かや・から)に集合した後、日本に渡ってきたからで、朝鮮人の祖先が住んでいた「馬韓(ばかん)」とは言語も風習も違っていたが、馬韓の民との交流や婚姻などを通じて、イスラエル12支族が使っていた「古代ヘブライ語」としての日本語の一部がそのまま残ったからである。

 

 

 なぜ、韓流ドラマの愛憎劇がダメなのか。実は、そこにこそ「言霊」と「日本人」のきわめて奇妙なところの本質が隠されているのだ。だが、日本人は電通が仕込んでNHKとフジテレビが推し進めた「韓流ドラマブーム」によって、猫も杓子もすっかり韓流化させられてしまった。音楽はK-POP、ドラマは韓流、コスメは韓国。その行き着く先に何が待っているのかも知らずに。

 

 一つ申し上げておくが、これは「言霊」の話であって、韓国人・朝鮮人に対する批判ではない。「言霊」を失った日本人批判である。さらに言えば、「在日系自民党」「国際勝共連合」「日本会議」「ネトウヨ」がやたらに好んで使う「大和魂」「日本精神」といった話でもないし、「安倍(李)晋三」の魂を受け継ぐなどといった嘘っぱちの右翼みたいなことを言うつもりもない。だいたい、最近の右翼は125代の天皇の名前すら知らないのである(笑)。そうした偽物を全て吹き飛ばすもの。それが「言霊」である。

 

 「日本人への批判」及びそれに対する「日本人の反応」の分かりやすい例として、アンミカ氏に対する批判のことを取り上げたが、彼女の「日本は世界の恥」という発言は、おとなしい日本人の心にも火をつけたのである。これは2012年8月10日に大韓民国の大統領「李明博」(イ・ミョンバク)が突然、島根県「竹島」に上陸した時と同じである。フジテレビの前でも「反・韓流」デモが起こり、さすがの「韓流ドラマ」や「K-POP」も吹き飛ばしてしまった。東方神起、KARA、少女時代といった人気グループも一切TVに出せなくなってしまった。

 

 「李明博」は馬鹿者(馬韓の者)である。調子に乗って一線を超えてしまったからだ。2010年、「日韓併合百周年」を迎える際、調子に乗る韓国は、天皇陛下を訪韓させ、韓国人に対し「心からの謝罪」(土下座外交)を求める運動を過熱させ、2012年8月10日、日本生まれの李明博大統領は、在日自民党が「通貨スワップ」を韓国と結んだ直後、竹島不法上陸を行い、無能な日本人奴隷に対し一気に畳み込んで来きたのだ。

 



 2012年8月14日、
「日本の天皇が韓国訪問を希望していると聞くが、独立運動で亡くなった方に謝罪する用意があるなら訪韓してもよい」と上から目線で述べ、「日韓通貨スワップ」を傍観していたおとなしい日本人も流石にブチ切れ、韓国に一方的有利な「日韓通貨スワップ」を当時の民主党が減額する。「日韓通貨スワップ」は、2005年に半島援助の目的で在日支配下の「自民党」が創り、「日本銀行」「韓国銀行」の各々の中央銀行が相互融通し合う通貨システムだが、その実態といえば自民党が韓国を一方的に救う為の「ATM」なのである。

 前年の2011年10月、「民主党」が「欧州金融市場不安定化」の影響を打受けた母国を救う為、引出限度額を30億ドルから300億ドルに増額、その直後に起きたのが、李明博の天皇土下座発言で、さすがの「民主党」も、ヤバいと知って2012年10月に引出限度額を300億ドルからコソコソと30億ドルに戻している。半島の韓国人も在日コリアン議員たちも、すぐに調子に乗るのは同じ血が流れているからだが、韓国は「民主党」より在日が圧倒的に多い「自民党」にすり寄り、「日韓通貨スワップ」増額を了承した(当時)麻生総理を国賓並みに迎えたのである。もちろんこのシナリオは全て「アメリカ大使館:極東CIA本部」が裏で暗躍したもので、霞が関の在日官僚たちも母国救済の為なら、政官一致でアメリカに従うという分かりやすい例である。

 

 お分かりだろうか。日本のTVの人気者になって、アンミカも調子に乗りすぎたということでもあり、その裏には自民党議員のくせに「LGBT」を推進しない杉田水脈議員を叩き潰すという極東CIA本部の目的があったのである。それに一役買ったのがアンミカということだ。が、韓国人・朝鮮人が嫌いな人たちの怒りに火をつけてしまった。この「韓国人・朝鮮人嫌い」がどこから来ているのかといえば、それは「穢れ」と「言霊」からである。火がついてしまった人たちは、なんとなく分かっているが、はっきりとは理解していないのだ。なぜ、自分たちは韓国人と朝鮮人のことを嫌いなのかという根本的な理由を。

 

 日本人は「差別」と「区別」をする民族である。それは未だに物部氏の末裔が「被差別民」として差別を受けていることにも表れているが、間違ってはいけないのは、白人による黄色人種の差別とは根本的に異なるということだ。日本における「差別」と日本人が持つ「差別意識」にこそ「穢れ」と「言霊」の本質が隠されているのである。

 

 

<つづく>