「東海道五十三次の謎」その18

 

 強風に葦がなびき、合羽の裾が翻す旅人と、飛ばされた笠を追う旅人が叙情的に描かれているとされているのが四十四番目の宿場の絵図である「四日市・三重川」だが、絵の右側には、強風に立ち向かって前に向かって歩いていく男が描かれている。「金や権力に執着するな、二度と過去を振り返るな」というメッセージが込められている。

 

後ろを振り返るなの示唆

 

  十六番目の蒲原「夜之雪」でも書いたが、右は正道であり、左は邪道である。邪道は「イルミナティ」のロスチャイルドと「ディープステート」のロックフェラーというカナン人の末裔に協力する道である。だが、たとえ協力しても不要とみなされる日本人は、結局みな始末されてしまう。だから邪道なのである。

 

◆カナン人の末裔に十字架の磔にされる日本人 

 

 世界の銀行システムを安全なスイスの地に配したロスチャイルドは、第一次世界大戦の後、イギリスとヨーロッパを中心に設立させた「国際連盟」の根城をロスチャイルド所有の城「シャトー・ド・プレニー」に置き、1920年~39年まで本部にしたが、税金逃れの悪の抜け道「タックス・ヘイヴン」最大の地がスイスである。


 そこには「バアル」の名を当てた「バーゼル」があり、ロスチャイルドの先祖である猛悪の王ニムロドが立てた「バベルの塔」を象徴した「BIS」が立っている。ニムロドは『創世記』第10章において、後のカナン人の中核となる「クシュ」の息子として紹介されている。クシュの父はハム、その父はノアである。

 

「バベルの塔」と「BIS」

 

 ダンテの『神曲』では、ニムロドは巨人の姿で登場、地獄の第九圏において裁かれている。ニムロドに下された罰は、他人には理解できない無駄話を永遠にしゃべり続けながら、彼には理解できない他人の無駄話を永遠に聞き続けるというものであった。これはバベルの塔における「言語の混乱」という故事になぞらえてのことである。「言葉の混乱」というのは、それまでの言語は一つであったが、絶対神に挑戦するかのようにそびえ立つ塔を建てさせないため、コミュニケーションできないようにされたのである。

 

 ニムロドはノアの大洪水後の世界において、初めての統一国家を支配する王となった存在である。実際、ニムロドは様々な民族を束ねて天にまで届くような「バベルの塔」を建設させていたが、これが絶対神の逆鱗に触れ、もう二度と神に背くことを象徴するような塔を建てさせないために、お互いの言葉を分からなくさせたのである。このバベルの塔の建設こそが人類最初の「共同謀議」なのである。「陰謀論」の正しい表記である「権力者共同謀議」の元であり、その意味でクシュの息子ニムロド直系の末裔ロスチャイルドの一族とは、4000年以上前からずっと「共同謀議」を繰り返していることになる。

 

 世界中は同じ言葉を使って、同じように話していた。 東の方から移動してきた人々は、シンアルの地に平野を見つけ、そこに住み着いた。彼らは、「れんがを作り、それをよく焼こう」と話し合った。石の代わりにれんがを、しっくいの代わりにアスファルトを用いた。 彼らは、「さあ、天まで届く塔のある町を建て、有名になろう。そして、全地に散らされることのないようにしよう」と言った。

 主は降って来て、人の子らが建てた、塔のあるこの町を見て、 言われた。

 「彼らは一つの民で、皆一つの言葉を話しているから、このようなことをし始めたのだ。これでは、彼らが何を企てても、妨げることはできない。 我々は降って行って、直ちに彼らの言葉を混乱させ、互いの言葉が聞き分けられぬようにしてしまおう。」

 主は彼らをそこから全地に散らされたので、彼らはこの町の建設をやめた。 こういうわけで、この町の名はバベルと呼ばれた。主がそこで全地の言葉を混乱(バラル)させ、また、主がそこから彼らを全地に散らされたからである。(「創世記」第11章1-9節)

 

 

バベルの塔とニムロド

 

 ニムロドは巨大な塔を建て、唯一の神(ヤハウェ)ではなく、偶像崇拝を始めさせる。ここに「偶像崇拝」が神に禁じられる行為となった理由があり、偶像を崇拝することはすなわち神に反することとなる。「ニムロド」とはヘブライ語で「我等は反逆する」を意味している。

 ラディーノ語の民謡『ニムロド王の時代』及び『祖父アブラハム』は、ニムロドとアブラハムの闘争について描かれた歌であるが、アブラハムの誕生を占う吉兆の星を見たニムロドが、
生まれてくる男児のすべてを惨殺するよう全土に布告するのだ。しかしアブラハムの母は荒野へ逃亡し、そこで出産を果たす。アブラハムは成長するに至って一神教に対する信仰を宣言し、神の実在をニムロドに証明する。ニムロドは命じてアブラハムをかがり火の中に投下するのだが、彼は傷ひとつ負うことなく火の中から出てくるのである。

 

 このニムロドによる「ヤ・ゥマト」の幼子の虐殺は、その後も続く。モーセがヘブライ人(ユダヤ人)の救世主として生まれてくる際、エジプトのファラオはニムロドと同じようにヘブライ人の新生児を殺害することを命じている。また、“新たにユダヤ人の王となる子”(イエス・キリスト)がベツレヘムに生まれたと聞いて、自分の地位を脅かされることを恐れたユダヤの支配者ヘロデ大王は、ベツレヘムで2歳以下の男児を全て殺害させている。これらの雛形は全てニムロドとアブラハムの話である。



モーセとイエス

 

 悪魔サタンと契約した最初の人類はアダムの長子であり人類最初の殺人者となった「カイン」である。そのカインは神に罰を受け、死ねない体とされ、さらに皮膚の色を黒に変えられた。人類最初の黒人が誕生。そのカインを血を受けた女を妻としたのが黄色人種のハムであり、その子カナンやクシュは黒人種の祖となった。共にサタンと契約したサタンの預言者となった。その血を受けたのが絶対神に反逆するニムロドである。

 

 ニムロドの誕生日は12月25日の日曜日とされ、それはバビロニアの大安息日でもある。したがって、クリスマスはイエスではなく、ニムロドの生誕を祝う日である。「Merry Xmas」の『X』という文字は、ロスチャイルドがイエス・キリストと入れ替えた二ムロドのシンボルであり、merry Xmas 『Magical or Merriment Communion with Nimrod』<ニムロドと一緒に悪魔との楽しいつながりを祝福しよう>である。悪魔の「SATAN」を、子供をさらって喰らうための大きな袋を持つ「SANTA」にアナグラムし、ニムロドの誕生日12月25日を聖日として世界中で祝わせているのである。
 

 これも神に対して「我等は反逆する」の”しるし”で、それを世界中の人間を騙して一緒に行わせているのである。だからこそ「NYロックフェラーセンター」に、毎年、ニムロドを賛美するための「世界最大のクリスマスツリー」が掲げられ、それが雛形だと気づかない世界中の人間たちがクリスマスツリーを立てて一緒にニムロドを賛美しているのである。ちなみにロシア正教では12月25日にクリスマスは祝わないが。ウクライナでは12月25日にクリスマスを祝っている。その意味はお分かりだろう。


NYのバベルの塔「ロックフェラーセンター」とニムロドの「Xmas Tree」

 クリスマス以外にも「ニムロド崇敬」の仕掛けがある。カトリック教会や、この教派で行なわれる
「マリア崇敬」の起源を、ニムロドとセミラミスに求める多くの論が存在する。ニムロドが立てた国の一つであるバベル(バビロン、バビロニア)の宗教が後にカトリック教会となり、セミラミスを神として信仰する「女神崇拝」がマリア崇敬とされているのだ。

 

 このセミラミスのモデルは紀元前9世紀アッシリアの王シャムシ・アダド5世の王妃でその子アダド・ニラリ3世の摂政を務めたサンムラマートで、ギリシャに渡ってセミラミスとなったとされている。セミラミスは世界最古の毒殺事件を起こした女性と言われている。セミラミスは女神と人間の間に産まれた子供とされているが、誕生すると直ぐに捨てられてしまう。

 

 母である女神は、神アフロディーテを怒らせてしまい「若い信者に情愛を抱く」と言う呪いをかけられ、こうして産まれたのがセミラミスである。伝説によれば、美貌と英知を兼ね備えていたとも、贅沢好きで好色でかつ残虐非道であったとも伝えられる。さらに世界の七不思議の一つ「バビロンの空中庭園」を造らせた存在ともいわれている。

 

セミラミス

 「女神信仰」に関して、日本では高木慶太氏と芦田拓也氏がその著書の中で、
女大祭司であるニムロデの妻がタンムズという息子を奇跡的に妊娠、人々にタンムズを救世主と説き、これが息子を抱く天の女王崇拝の原型となったとしている。そこから「天の女王」を世界各地の女神信仰と結び付け、さらに後代のマリア崇敬につながったとしている。マリアは預言者であり、救世主イエス・キリストの母だが、神ではない。よって、「聖母」などと崇敬してはならないのだが、ここにもカナン人の末裔によるキリスト教徒を神に反逆させるための巧妙な仕掛けが施されているのである。

 

 「ニムロド」はノアの呪いを受けた「カナン」の一族ではない為、ロスチャイルドの祖である「カナン人」のクシュは、後
に現れるアングロ・サクソンや、ゲルマン人の奴隷にされる事も無く、むしろ世界に拡大する祝福をノアに受けた白人を、武器ではなく「資本・資金」で支配していく。一方、サレムの預言者セムと闘う為、敢えて同じカナンの地に「バベルの塔」を築き、セムの一族を抹殺しようと手段を講じるが、最後は塔が神の怒りで崩壊して自身も首を刎ねられてしまう。

 その末裔がヤ・ゥマト(大和民族)に憑りつき、娘を側女として差し出すことで軒から母屋を奪い、最後は「バアル神」の信者にすることで、古代イスラエル王国を二分させ、ヤ・ゥマトを滅ぼしていったのである。

 

バベルの塔とEU本部ビル

 

 現在も、「国際連合」の「国連欧州本部」や「WHO/世界保健機関」等の36の「国際機関」、約700の「NGO/非政府組織」、世界179の「政府代表部」が全てスイスのジュネーヴに置かれ、世界人口の殆どを「mRNA溶液」で抹殺するプロジェクトを本格稼働させるため、2002年3月3日にスイスを「国連」に加盟させた。この意味は絶大な権力を握る直前の「国連事務総長」の席に、「世界総統」が座るのも間近かもしれず、その舞台が今の「国連」で既に起き始めているのかもしれないということだ。

 

 ノストラダムスの『諸世紀』第9章44番の予言逃げよ、一人残らず ジュネーヴから逃げ出せ」には、ロスチャイルドとロックフェラーが支配する体制を「ジュネーブ」という暗号に隠していた。史上最大のジェノサイドも、世界の富を奪うのも、バアル神=サタンを崇拝するカナン人たちの末裔が拠点とする場所なのだと。そして、全てを引っ繰り返す「666」が「New World Order:新世界秩序」を掲げながら、人類の大虐殺を始める預言であり、バアルに乗っ取られた「国連」から、全ての人はスグに逃げ出せとノストラダムスは警告していたのである。

 

 それこそが「四日市・三重川」の絵の右側に描かれた、強風に立ち向かって前に向かって歩いていく男の意味なのである。

 

「New World Order:新世界秩序」

 

 来るべき「新世界秩序」=「ワン・ワールド」を樹立させたい「イルミナティ」にとって、不必要な人間の駆逐は必須である。そのため全てのキリスト教会のトップが協力、「新世界秩序」での生き延びを図ろうとするが、そう簡単にはいかない。彼らキリスト教も、イスラエルのアシュケナジーユダヤ人やユダヤ教も彼らに騙され、そして巨大共産主義国家「中国」もまた例外ではなく、自由主義&民主主義の敵として駆逐される運命にある。

 

 果たしてどちらが本当の人類の敵かを問う余裕もない内に「第三次世界大戦」が勃発、アメリカの軍事力によって「世界統一政府」が樹立されると、今まで「イルミナティ」の味方として協力した筈の国家、指導者、組織、宗教は見事までに裏切られ、一斉駆逐される運命が待っている。それはアメリカも同様である。「獣」、つまり「世界統一政府総統」に必要なのは「奴隷」だけで、その数は5億人程度で十分なのである。

 

世界を支配するのは、もはや「国」ではなくなった

 

 「陰謀論=権力者共同謀議」とは、ロスチャイルドとロックフェラーを頂点する偽ユダヤ人=カナン人の末裔が引き起こす謀略のことである。その真実を隠すために使われているのが「陰謀論」「陰謀論者」という言葉であり、『聖書』の預言を巧みに利用して「神の千年王国」とは逆さの世界を地上に作り出し、サタンによって天地創造をやり直すことが目的にある。

 

 その世界を実現する上で、最も邪魔なのが「ヤ・ゥマト=神の民」である大和民族である。ロスチャイルドにとっては自分の太祖である悪王ニムロドを処刑した憎き相手「セム」の直系子孫である大和民族に復讐するために、クシュを中心としたカナン人たちは常に4000年以上も事あるごとに大和民族の抹殺を画策してきたのである。

 

ニムロドの仮面とロスチャイルド

 

 金や地位や権力といった「この世的なもの」にしがみつこうとする全ての人間がバアル神の生贄として「十字架」に掛けられる事態となる。それは日本のみならず世界中で同時に起きる。キリスト教徒、イスラム教徒、ユダヤ教徒、仏教徒…どんな宗教だろうがお構いなく、血祭りに上げる。カナン人の末裔たちは知っているのだ。全ての宗教の根幹は一つで、創造神ヤハウェ=現人神イエス・キリストに行き着くことを。

 

 その根幹たる「ヤハウェの民」である「ヤ・ゥマト」を地上から抹殺しない限り、彼らにとっての地上のパラダイスは実現しない。よって、その動きを今年になって加速させる。太陽活動の極大期に突入する2024年1月~10月の冒頭、元旦からアメリカは「HAARP:High Frequency Active Auroral Research Program(高周波活性オーロラ調査プログラム)」を使って地震を発生させた。能登半島では2年半に渡る活発な地震活動(地震は400回以上)が続いていたため、あたかも自然現象のごとく装うことができ、アメリカの地震兵器にとれば格好の舞台となったのである。

 

「能登半島地震」の震源地

 

 「陰謀論=権力者共同謀議」など存在しないと疑わない、信じたくない呑気な日本人の特性を理解しているアメリカにとって、自治領の奴隷である日本人を「茹でガエル」にすることは容易い。それでも「なんで同盟国のアメリカが日本を攻撃するはずない」やら「トモダチ作戦で助けてくれた」などと呑気なことを言う日本人は相変わらず多いが、2024年はビル・ゲイツの仕掛けた、猛毒の「ゲノム遺伝子操作遅延死溶液」を接種させた結果が如実化する3年~4年が今年だからだ。

 

 世界で最も遅延死溶液を接種した日本人が気付く前に、「南海トラフ(南海・東南海・東海)地震」、「東京直下地震」、「日本海溝地震」、「千島海溝地震」を一気に連動させ、「富士山山体崩壊噴火」も起こして数千万人規模を殺せば、ビル・ゲイツが演出する世界人口削減計画を隠蔽できる。あくまでも自然現象とその2次災害で多くの日本人が亡くなったのだと。

 

十字架の磔刑となる日本人の象徴=死の木「しだれ柳」

 

 四日市・三重川」の絵の真ん中には強風に煽られた大きな「しだれ柳」が描かれている。「しだれ柳」は「死者の木」とされ、棺桶や霊柩車を柳の木で作ったり、墓地には柳を植えたりするが、「柳」は吉と不吉の両義的存在でもあると書いた。右か左かどちらかに進まない呑気な人間は、みな「イルミナティ」の陰謀に騙されて十字架に架けて殺されることを意味している。だからこそ、左の道(不吉)には進まず、逆風であろうとも右(吉)へ進まねばならないことをこの絵は物語っているのである。

 

<つづく>