「東海道五十三次の謎」その8

 

 『東海道五十三次』を八咫烏が描かせた「預言の書」と考えた場合、原作・プロデュース:八咫烏、監督・作画:歌川広重と言ったところだろうか。八咫烏は裏陰陽道「迦波羅=カッバーラ」を操る裏天皇「金鵄」に導かれた「カッバーリスト=漢波羅」の集団である。誰もが目にするようなところに、当たり前のように存在しているものの中に奥義を隠す。よって、『東海道五十三次』の55枚の絵を表題の通りのものと信じてはならない。常に「裏」に正解が隠されているからだ。

 

『東海道五十三次』を作らせた八咫烏

 

 飛鳥昭雄氏と三神たける氏の共著に登場する八咫烏との問答などを読んでいると、必ず裏側や鏡合わせの反対側に奥義が隠され、さらにその奥にこそ真意が潜んでいる。正々堂々と「見せながら隠す」というのが彼らの常套手段で、裏陰陽道「迦波羅=カッバーラ」で封印されたものを解き明かすためには、カッバーラで謎解きをする必要があり、それは並大抵のことではない。


 五十三次の出発点である日本橋には「罪人のさらし場」があったが、今は既にない。魚市場も存在していない。当時の人たちにとっては当たり前の光景だったかもしれないが、現在の日本橋からは想像するのは困難である。

 

現代の日本橋

 

 さらに、絵の大きさの問題もある。もともと大判で緻密に描かれていた絵であり、小さな画像を見ていては気が付かない要素も多い。筆者はたまたま家に大きなサイズの美術書がシリーズで残されていたから発見できることもあるが、これが解像度の低いネット上の画像なのでは判別がつかない場合も多い。

 

 まぁ、そんな愚痴を言っても、八咫烏は「われらは何も隠してはいない」と言うはずだ。そして、「気付かないのはそなたが愚かなだけ」と言うに違いない。

 

江戸時代の「かわら版」に描かれた「さらし首」

 

 日本橋「朝之景」の象徴的な意味は、「日本・橋=生命の樹+天界の三神へと至る梯子」であった。つまり、「この橋(カッバーラのはしご)を渡れ」が『東海道五十三次』の入口となるメッセージなのである。だからこそ、最も重要な「十字架」「磔刑」「罪状板」から、大和民族が原爆投下で十字架にかけられる意味を示唆した擬宝珠や毛槍を象徴的に描いたのである。

 

 

◆第二の預言、十六・蒲原「夜之雪」

 

 十六番目の蒲原「夜之雪」は、筆者的には「日本橋・朝之景」のよりも強く印象に残っている絵であり、五十三次の中でも傑作として名高い絵である。

 

2枚から成る蒲原「夜之雪」

 

 しんしんと降り積もる雪と、背中を丸めて無言で行き交う人々を描き、色の基調も白と黒である。極めて静寂な趣きの絵に仕上がっている。しかし、この絵にはおかしな点が2つある。1つは、同じ構図の絵を2枚描いているのだ。一枚は雪空を天の一文字にぼかしにして、もう1枚は地平の方を暗くして2種類描いている点である。

 

 この絵を「終末預言」と考えたら、そこには恐ろしい数字が浮かび上がる。2枚の16、すなわち「216」で、216=6✕6✕6、つまり「ヨハネの黙示録」が記す「獣の数字:666」が隠されていることになり、2+1+6=9で「苦」にもなる。

 

  「そこで、この刻印のある者でなければ、物を買うことも、売ることもできないようになった。この刻印とはあの獣の名、あるいはその名の数字である。 ここに知恵が必要である。賢い人は、獣の数字にどのような意味があるかを考えるがよい。数字は人間を指している。そして、数字は六百六十六である。」 (「ヨハネの黙示録」第13章17-18節)

 

「216=666の獣」

 

 「蒲原」は後に静岡県の庵原郡の蒲原町(かんばらちょう)となった地で、2006年3月31日、静岡市に編入合併され、清水区の一部となったが、この地は南側は駿河湾に面していた温暖な土地である。雪が降らないことはないが、この絵はまるで豪雪地帯の如くに描かれている。広重が構図としての面白さを狙ったのかもしれないが、果たしてそれだけなのだろうか。これが「獣」の数字が隠された預言ならば、全く別の意味となるはずだ。

 

 蒲原は「カンバラ」、その音が示す通り「カンバラ=カバラ=カッバーラ=迦波羅」なのである。これを「カンパラ」とすれば「漢波羅」、つまり裏陰陽道秘密結社たる「八咫烏」を意味することになる。つまり、この地にはもともと「迦波羅」を操る「漢波羅」がいたということを示している。

 

 カッバーラの奥義は「生命の樹」で、それを上昇することで「不死不滅」となる。不死は富士で富士山(不死山)。 3人の人物が笠や蓑を被っているのは富士山が噴火して爆発することを示しているのではないだろうか。

 

富士山が噴火する?

 

◆富士山の爆発と「艮の金神」

 

 仮に富士山が爆発すれば、噴煙は灰色の粉となって、東海地方から首都圏までを覆うことになる。最悪のシナリオは「東京直下型地震」が近々に発生、地震に付随して富士山が噴火、首都圏は都市機能が完全にマヒ、経済も土地も地盤沈下し、壊滅状態になる。富士山の爆発で飛び散る火砕流によって電線は焼け落ち、電気もガスも水道も使えなくなり、噴煙を吸った車は止まり、物流は壊滅。たとえ地方が大丈夫でも、首都圏に食べ物を運び込むことは不可能となる。

 

 もう忘れてしまったかもしれないが、2021年は「フィリピン海プレート」の動きが活発化し、11月30日、フィリピンの「ピナツボ火山」が大噴火。噴煙は高度1万3000メートルに達し、12月14日にはインドネシア近海の「フローレス海」でM7.6の地震が発生、鹿児島県トカラ列島でも12月の10日間で295回の群発地震が起き、そこは「南海トラフ大地震」の引き金となるポイントだった。

 


「ピナツボ火山」の大噴火


 この時、鹿児島県の「十島村諏訪之瀬島」の火山も噴火、一方で「富士山」の富士五湖で震度5弱の直下型地震が2度も発生、「箱根山」の大涌谷でも活発な噴気活動が確認、山梨県と和歌山県では「フィリピン海プレート型地震」で震度5弱が発生、つい
に日本政府は「日本海溝&千島海溝地震」発生時の被害想定を19万9000人死亡と発表している。 

 だが、それでも2021年度中に「日本大震災」規模の巨大メガクェイクは起きなかった。この年の「諏訪大社/下社:春宮」の「筒粥神事」の4回連続の「三分五厘(三行半:みくだりはん)」という結果が外れたかに見えた人も多かったと思うだが、果たしてそうだと言えるのだろうか?この呪詛の期間、確実に日本人を殺す「ビル・ゲイツ製ゲノム溶液」の接種が日本政府の手で凄まじい勢いで進行、最悪、1億人の日本人が「mRNAワクチン接種」による免疫完全破壊で死亡することが決定的となった。

 「諏訪大社」の祭神「建御名方神」(タケミナカタノカミ)は「出雲大社」の「大国主命」(オオクニヌシノミコト)の息子とされるが、大国主命の正体は「須佐之男命」(スサノウノミコト)であり、息子の「建御名方神」も「須佐之男命」と同一神となり、更に「須佐之男命」の同一神「牛頭天王」(ゴズテンノウ)の
「蘇民将来」(ソミンショウライ)の呪詛が開始される年となったことを意味していたである!


「諏訪大社」は四隅に立つ「御柱」

 「蘇民将来」の呪詛が開始されるということは、「諏訪大社」は四隅に「御柱」が立つ構造で、憤怒の四天王「殺戮の天使」が日本列島に立ち、ワクチンを接種しなかった一部の国民の「蘇民」を残して、他の
「古丹」に当たる者を全て皆殺しにする「呪い」の開始となったことを意味しているのである。

 

 日本の象徴の「富士山」は宝永噴火(1707年)で出来た火口が、超弩級三角形に開いた目とな「世界最大のピラミッドアイ」を形成している。その富士山は救世主の「不死山」の象徴で、「後ろの正目(背後)」の一直線上にあるのが長野県の「諏訪湖」で、諏訪湖は四角の箱型をしており、富士山「△」と諏訪湖の「□」で「合」の「璽」を形成する。「璽」(じ)とは、古神道の「箱」と神道の「鳥=蓋」を合わせた「契約の聖櫃アーク」のことで、「箱」は同時に「壺」で象徴され、実際、それを開けたら世界が亡ぶ「パンドラの箱」の異説が「パンドラの壺」で、諏訪湖の形は「前方後円墳」の壺型になっている。

 


超弩級三角形に開いた目の「世界最大のピラミッドアイ」

 

 もし、富士山が「火」で山体崩壊で噴火し、諏訪湖の湖底が割れ「水」が抜けたら、「火水」(かみ)の「艮の金神」(うしとらのこんじん)が放たれたことを示唆し、同時に真の金神「契約の聖櫃アーク」が目覚めた事を意味する。八つの三叉の角を持つのが「箱」だが、それが象徴するのが「八岐の大蛇」(ヤマタノオロチ)で、それは日本列島という「龍体」が暴れだすことを意味することになる!

 

 今、「南海トラフ地震」が近いとされる中、NHKも『南海トラフ巨大地震』を前後編でドラマ化、更に特別編では「半割れ」の恐怖を伝えていた。「トラフ」とは、海溝より浅く幅広の海底溝状地形をいい、「南海トラフ」は「南海」「東南海」「東海」の3ブロックの震源域を持っている。もちろん、「南海トラフ地震」が起きたら太平洋岸だけではなく、反対側の日本海側も只では済まず、過去の記録でも地震と津波が起きている。

 

NHK『南海トラフ巨大地震』

 

 ここから先は、あくまでも推測であることを先に述べさせていただくが、「南海トラフ地震」は過去100~150年間隔で起きており、「西の半割れ」の場合の死者は10万2000人、「東の半割れ」では死者8万4000人にのぼり、過去の災害を大幅に上回る事態になる。過去の「南海トラフ地震」を列挙すると、684年の「白鳳地震」、887年の「仁和地震」、1096年の「永長地震」、1361年の
「正平地震」、1498年の「明応地震」、1707年の「宝永地震」、1854年の「安政地震」、1944年と1946年の「昭和地震」がある。

 これらの地震の中でも、江戸時代に起きた
「宝永地震」の際には富士山が大噴火しており、今回の「南海トラフ地震」に「富士山」の噴火が連動する可能性は高い。そして、いよいよ龍神の「辰年」の2024年が始まった早々、能登半島を激震の震度7が襲い、津波も押し寄せた為、気象庁は「令和6年能登半島地震」と名付けたが、これから起きる事態は日本規模へと拡大、東京は無事では済まされず、大火事となった場合には、隅田川をはじめとする河川に数十万以上の死体が浮く可能性がある。それはまるで関東大震災や昭和の大空襲の時のような光景となる。

 

関東大震災の東京

 

 「丑年・寅年」を経た2023年は」「兎年」の「癸卯」(みずのとう)で、暗黒の新月に相応する「黒兎」の年となり、2023年の「諏訪大社」の「筒粥神事」の最悪の三分五厘(三行半)の結果に、諏訪大社では浮き沈みの無い平らな一年」とした謎が、「御神渡り神事」の結果も御神渡り無しの「明けの海」と一致した。同年1月22日が、西暦1030年以降で最も地球に大接近した新月の黒兎で、現在生きている者が知る最大の新月「究極スーパームーン」が起きていた。

 

 2023年の「筒粥神事」は、三行半が6回(条件付き1回)と、諏訪湖が凍らない御神渡り無しが5回の五六合せ」となり、遂に「艮の金神」出現の準備が整ったのか、2023年7月8日、東京浅草の「浅草寺」本堂の天井画龍之図」が一気に剥がれ落ちるという象徴的な事態も発生している。東日本大震災の際は、出雲大社の八十畳もの大きさの日本国旗が真っ二つに裂けたように、大地震が起き、多くの方が亡くなる事態が発生する時には、必ず象徴的な出来事が「予兆」として起きるのである。

 

剥がれ落ちた「浅草寺」の天井画「龍之図」

 

 研究者たちの最近の凄まじい予測の中に、「スーパー南海地震」と「富士山噴火」が同時発生した場合、静岡県だけで死者7万人超の予測が出されているが、一方で、「阿蘇山」の外輪噴火で2時間後の大火砕流で700万人が瞬殺、凄まじい火山灰が日本列島を覆い、北海道東部と沖縄を除く全土のライフラインが完全に停止すると予測、さらに日本中の100を超える「活火山(級火山を含む)」が一斉噴火した場合、「首都直下型地震」より危険値が倍以上高く1億2千万人が餓死するとまで警告する。

 

 蒲原「夜之雪」が示唆するのは「富士山爆発」の後の光景なのだろうか。はたまた、それ以外の要素も含めた事態が発生した時の様子を描いているのであろうか。なにせ蒲原の絵は2枚である。その意味はかなり深そうである。

 

<つづく>