終末預言と 「偶像崇拝」の謎:その26

 

 「GAFAM」の5社は、敵対するイーロン・マスクが現在経営するTiwitterを除けば、ほとんどネットの世界を制圧した状態にある。「いやいや中国のTikTokがあるじゃないか」という反論もあるだろうし、「中国にはアリババもある」という意見もあるだろう。だが、TikTokは事実上中国政府が管理しているようなもののため、アメリカを始めとする欧米諸国はTikTok排除が再び始まった。アリババのジャック・マーも姿を消していた期間の後には「反政府」的な発言はストップしてしまった。共産党政府には逆らえないということである。

 

 中国版Twitterである「Weibo(微博)」も完全に共産党に管理されている。というか情報は操作されている。Weiboが凄いのは、反政府的な内容を示唆する特定のキーワードを書くと、アップロード自体ができないことだ。削除ではなく、アップロードすらできない仕組みなのである。もはやその反応は過剰ともいえ、習近平が似ているということで「くまのプーさん」というワードはアップロードできないし、「合戦」なんていう当たり前のようの言葉でもアップできないのだ。筆者が中国向けに日本の音楽情報を紹介しようと「紅白歌合戦」というキーワードを入れようと何度トライしてもできなかった。ちなみに「紅白歌会」はアップできるが(笑)。世界は欧米のみならず、中国だろうがロシアだろうが、基本的にスマホを使っている限り「ネット情報は全て筒抜け」なのである。隠れる場所はどこにもないのである。

 

◆メディア=偶像崇拝装置を作ったユダヤ人

 

 世界3大最大通信社はAPF、AP、ロイターでロスチャイルド家が創設したものである。アメリカの大新聞、映画会社、4大ネットワークTV局、ラジオ局といった巨大なメディアを作ったのは全てユダヤ系で、その後ろにはロックフェラーがいる構造である。ロックフェラーは「ドイツ系プロテスタント」と称しているが、「隠れユダヤ人」である。なんで「メディア」を創造したのか。その最大の理由は「情報=金」であり、道徳を破壊するための洗脳装置だからである。

 

 「情報=金」というのは、各国の政治・軍隊がどう動かされるのかという情報をいち早く入手し、ナポレオン戦争で巨大な富を築いたのがロスチャイルドだからである。さらに「情報」は発信することで株価も為替も操作できる仕組みを作り上げたのである。映画の成り立ちだが、最初に作られた動画は女性が服を脱いで行くものである。ハリウッドの成り立ちを見ても、インターネットの普及を促進したのも「エロ」である。メディアというのは常に性的な道徳心を破壊するために動かされてきたものなのである。

 

ロックフェラーセンター(NY)

 

 アメリカは建国から100年は「イルミナティ入国禁止」「ロスチャイルドは入れさせない」としたまともなプロテスタントの国であったため、ロスチャイルド家はアメリカでは公然と商売ができなかった。そこに送り込まれたのが傍系のロックフェラーだった。中央銀行を作らせて通貨発行権を握り、巨大金融支配システムで世界を拝金主義の「国際資本主義体制」に組み込み、世界経済の裏を支配した。しかし、今や「AI」と高度な「ロボット・システム」、高度な開発とメンテナンスの人材がいて適度な数の奴隷がいれば成り立つ「NWO/New World Order(新世界秩序)」樹立の直前まで来ている。

 

 「NWO/New World Order(新世界秩序)」によって世界人口を80億人から奴隷の5憶人まで激減させようとしているのが、イギリスとアメリカで、このコンビで創られた国が今のイスラエルである。イギリスとアメリカは「巨大国際金融ピラミッド構造」を絶対支配するロスチャイルドと、基軸通貨ドルで世界を牛耳るロックフェラーが支配する国で、既に世界はこの二大超弩級財閥によって支配されている。彼らにとって国家は利用する為にのみ存在するだけで、裏に別個として存在する故に「DS/ディープステート」と呼ばれる。

 

 ◆『シオン賢者の議定書』と「反ユダヤ主義」

 

 世界最大の陰謀論の書と言われた『シオン賢者の議定書』は、「秘密権力の世界征服計画書」という触れ込みで広まった会話形式の文書で、1890年代の末から1900年代初頭にかけてロシア語版が出て以降、『シオンの議定書』『シオン長老の議定書』とも呼ばれ世界に広まったものである。内容はユダヤ人が世界支配を企んでいるするもので、ヘンリー・フォードやヒトラーなど世界中の反ユダヤ主義者に影響を与えた。

 

シオン賢者の議定書(ロシア語テキスト版)

 

 ドイツ国国会議員で国家社会主義ドイツ労働者党(ナチ党)の対外政策全国指導者兼東部占領地域大臣アルフレート・ローゼンベルクが1920年にドイツ語に翻訳して『シオン賢者の議定書』として出版されたことにより、結果的にナチ党政権のドイツにおいてユダヤ人の大量虐殺(ホロコースト)を引き起こしたともいえることから「史上最悪の偽書」、「史上最低の偽造文書」ともとされている。

 

 この『シオン賢者の議定書』は、ロシア帝国内務省警察部警備局パリ部長のピョートル・ラチコフスキーが1897年から1899年のあいだに、現在も身元不明の作者に依頼してパリで作成したもので、その意味ではロシア人の反ユダヤ主義者により捏造された文書ではある。ロシア警察にはもともと『ユダヤ教の秘密』という文書が保管されており、そのなかでは、ユダヤ人はキリストを十字架にかけた時から壮大な陰謀を仕組み、キリスト教を世界に普及させた後でキリスト教をあらゆる手段を用いて破壊することを計画したと書かれていたが、この文書は皇帝に提出はされなかったという。

 

 当時のヨーロッパやロシアでは「反ユダヤ主義」というのは人々の心の奥底には根付いていたもので、それが「陰謀」を行っている文書にはされていなかっただけであり、特に王侯貴族の金融資産の運用で莫大な冨を得ていたロスチャイルド家に対する妬みや恨みを持つ者は多く、またユダヤ人はどこの地域にいても排他的な独自の生活習慣を守っていたことも、一般のヨーロッパ人にはかなり奇異な人々と写っていた。世の歴史において、排他的な民族というのか必ず差別や迫害を受けるものである。

 

初代マイアー・アムシェル・ロートシルトと家紋
 

 キリスト教徒にとってのユダヤ人差別の根幹にあるのは、「キリストを十字架にかけたのはユダヤ人」という考えである。あまりキリスト教に馴染みのない方は、「キリストを十字架に掛けたのはローマ人じゃなかったっけ?」という程度の認識だと思うが、処刑を決定し、執行したのはローマ側だが、イエス・キリストを「十字架にかけろ」と主張したのはユダヤ人たちである。

 

 当時の「ユダヤ」と呼ばれた地はローマ帝国傘下の属国で、そこはローマ帝国の第5代ユダヤ属州総督のポンテオ・ピラトが支配していた。このピラトは、一般的には新約聖書でイエスの処刑に関与した総督として登場することで有名だが、イエスを告発したのはあくまでもユダヤ人の指導者たちで、告発されたイエスに十字架刑の判決を下したのがピラトである。『ヨハネによる福音書』(19章6節)には、「十字架につけろ」と叫ぶ人々に対し、「わたしはこの男に罪を見いだせない」と述べたとあり、イエスの無実すら明言している。また 『マタイによる福音書』(27章19節)では、ピラトの妻が死刑を宣告する前の晩に夢の中で苦しい目にあったので「あの正しい人」に関わらないでくださいとピラトに訴えている。

 

ピラトとイエスの裁判

 

 しかし、人々は一斉に、「その男を殺せ。バラバを釈放しろ」と叫んだ。 このバラバは、都に起こった暴動と殺人のかどで投獄されていたのである。 ピラトはイエスを釈放しようと思って、改めて呼びかけた。 しかし人々は、「十字架につけろ、十字架につけろ」と叫び続けた。 ピラトは三度目に言った。「いったい、どんな悪事を働いたと言うのか。この男には死刑に当たる犯罪は何も見つからなかった。だから、鞭で懲らしめて釈放しよう。」 ところが人々は、イエスを十字架につけるようにあくまでも大声で要求し続けた。その声はますます強くなった。 そこで、ピラトは彼らの要求をいれる決定を下した。 そして、暴動と殺人のかどで投獄されていたバラバを要求どおりに釈放し、イエスの方は彼らに引き渡して、好きなようにさせた。(「ルカによる福音書」23章18 - 25節)

 自分たちの神であり救世主を十字架にかけたのはユダヤ人なのである。実はこの部分は聖書の終末預言の中でも非常に重要な意味を持っている。本当の聖書の民である大和民族の中でも、生き残れるか否かは、この部分が関わっている。今回の「コロナワクチン」の接種をめぐる言論においても、「ワクチン接種を拒否」する人たちを「陰謀論者」と決めつけ、あたかも社会の敵などとする単純な思考は、実は2000年前から何も変わっていない。そして、ロスチャイルドとロックフェラーに支配された欧米メディアの言うことをそのまま垂れ流す日本のメディアと御用学者の狂った言説を鵜呑みにして、日本の82%の人間がワクチンを接種してしまったのである。まさにそれこそが『シオン賢者の議定書』に書かれた通りの行動であった。

 

 『シオン賢者の議定書』は、日本では1918年のシベリア出兵の際に軍部で配布され、1923年には『マッソン結社の陰謀』および『シオン議定書』と題するパンフレットが、全国中学校校長協会の名前で教育界に配布されている。問題は、この書の中に「ユダヤ人の3S謀略」と呼ばれるものがあったことである。

 

<つづく>