炎のファイター!アントニオ猪木

 

J-POP数珠つなぎ「追悼!アントニオ猪木特別編」

「アントニオ猪木 21世紀ヴァージョン 炎のファイター~INOKI BOM-BA-YE~」


 

 元プロレスラーで元参院議員のアントニオ猪木(本名・猪木寛至)さんが1日朝、都内の自宅で亡くなったことが分かった。79歳だった。心よりご冥福をお祈りする。

 

 僕はアントニオ猪木の闘魂を注入された男だ。だからIPodにはこのCD「アントニオ猪木 21世紀ヴァージョン 炎のファイター~INOKI BOM-BA-YE~」に収録されている8バージョンの「炎のファイター」(INOKI BOM-BA-YEを入れて、いつもウォーキングやジョギングの時に聴いている。ついでに「ロッキー」のサントラなども入れた「闘魂注入」というプレイリストになっている(笑)。

 

 

 このアルバムに収録されている「炎のファイター」は、会場バージョン、フル・バージョン、サンバ・バージョン、ブラス・バージョン、ピアノ・バージョン、さらにオーケストラ・バージョンまで入っている。さらに自身によるあの感動の詩「道」(引退試合の後に語ったやつだ)の朗読、そして猪木の名セリフが並び、「炎のファイター」のカラオケ、ラストには「行くぞー 1・2・3 ダァー」まで入っている猪木ポンバイエワールド。猪木ファンの必須アルバムなのである。

 

 これを聞きながら「闘魂注入」をするのだが、僕のプレイリストの最初は「行くぞー 1・2・3 ダァー」で始まり、「オーケストラ・バージョン」、それから「ロッキー」が2曲続いてに「会場バージョン」となる構成だ。いつも気合が入りすぎてペースを乱すのが問題なのだが(笑)。

 

 猪木ファンじゃない方もいるかも知れないので、一応、書いておくが、「イノキ!ボンバイエ!」の掛け声が印象的な『炎のファイター INOKI BOM-BA-YE』は、アントニオ猪木の入場曲としてプロレス会場で流されていた曲で、1977年(昭和52年)にレコードとして発売されたものである。
 この「ボンバイエ」とは、コンゴのリンガラ語で「奴をやっちまえ!」を意味する「Boma ye(ボマ・イェ)」が訛ったもので、元々は世界一のプロボクサー、「モハメド・アリ」の伝記映画「アリ・ザ・グレイテスト」(1977年公開)のサントラ『アリ・ボンバイエ』(ALI BOMBAYE)に収録されていたものだった。

 「ボンバイエ」という掛け声は、モハメド・アリがコンゴの首都キンシャサでこれまた世界チャンプだったジョージ・フォアマンと戦った際の、観客からの声援に由来している。アントニオ猪木がモハメド・アリと闘った世界初の異種格闘技戦、1976年に日本武道館で開催された「格闘技世界一決定戦」で対戦した後、猪木の健闘を称えたアリから『アリ・ボンバイエ』が贈られ、猪木のテーマ曲にアレンジされて現在に至っている。高校野球では、吹奏楽・ブラスバンド向けにアレンジされた『燃える闘魂』として応援曲にもなっているほど有名で、
「燃える闘魂」が注入されてしまう曲なのだ。

 

 

 僕の中のアントニオ猪木の一番の思い出というのは、猪木の店「アントンリブ」で食べたことではなくて、1983年6月2日、テレビ朝日で放送されていた「第1回IWGP優勝決定戦」でハルク・ホーガンと対戦していたアントニオ猪木がロープ越しのアックスボンバーを受けて場外に吹き飛ばされてKOされ、病院送りにされた時のことだ。

 

 

 実はこの直後に僕はアメリカに渡ってしまったので、この放送は特に思い出深い。猪木ファンの僕は、あまりにも熱狂的に猪木を応援し続けて、我を忘れてテレビのチャンネルにパンチを放ってしまったのだ!昔のチャンネルを回すノブの部分に右手の拳でパンチを浴びせてしまったのだ(笑)。放送が終わるまで気が付かなかったのだが、「あれ」と右手をみたら血だらけだった(笑)。まぁ単なるおバカ野郎の話なのだが、それほどアントニオ猪木は自分を熱狂させてくれた存在だった。

 

 アントニオ猪木の最後の夢は「地球上から全てのゴミをなくす」ことだった。それも「プラズマ」を使ってである。素晴らしい!だがその夢は叶えられなかった。汚れきったこの地球をもう一度きれいな惑星に戻すというアントニオ猪木の夢は、我々が受け継ぐことになる。

 

 この試合から来年でもう40年である。相変わらずこちらは「炎のファイター」(INOKI BOM-BA-YEで闘魂を注入している。この地上から人類を5億に減らそうとするサタン教の人間たちを減らさない限り、地球はきれいにはならない。もちろん世界の統一教会=ムーニーの掃除も必要だ。まだまだ死ぬわけにはいかない。猪木の魂を受け継いで、明日も「行くぞー 1・2・3 ダァー」だ!

 

アントニオ猪木氏のご冥福を改めてお祈りする。合掌