J-POP数珠つなぎ その245

「WINDY SUMMER]/杏里

 

 

 夏のテーマ曲といえばこの曲だ!

 毎年、この曲とともに自分の中に夏が訪れる。この曲を聴いて夏が始まる!というのが40年間ずっと続いている。この曲を聴かないと夏が始まらないのである。

 

 角松敏生プロデュースによる杏里の曲の中のベストソングである。ここにシティ・ポップの全てが詰まっている。もちろん作詞・作曲・編曲は角松敏生だ。

 

 

 

 1983年12月5日に発売された杏里6枚目のオリジナル・アルバムにして杏里の最高傑作『Timely!!』の2曲目に入っている曲。このアルバムで初のオリコンアルバムチャート1位を獲得、杏里を名実ともにメジャーなアーティストに押し上げたアルバムだ。同じ事務所の後輩だった角松敏生フルプロデュースによるアルバムで、シティポップの権化のような作品だ。

 

 このアルバムには大ヒットを記録したシングル『CAT'S EYE』(こっちはアルバム・ヴァージョン)と『悲しみがとまらない』が収録されているが、実は40年間ほとんど聴いていない(笑)。杏里さん、ごめんなさいだが、この曲は何百回聴いたか分からないので許してもらおう。

 

 今日は風が強く、暑かった。まさにWINDY SUMMERがやってきた!という感じだった。今年は暗い世相を反映して、嫌な夏になりそうだが、心の中だけはみんなで楽しい夏を過ごしましょう。

 あぁ、あと何回この曲を聴ける夏が訪れるのだろうか…