「統一教会」と「オウム真理教」をつなぐ闇

 

 TVも新聞も「統一教会」のオンパレードである。参議院選挙が終わった直後から、安倍晋三元首相の暗殺に関連して「統一教会」関連の報道が相次いでいる。TV、新聞、ラジオにネットと、あらゆる媒体で情報が発信されている。きっと便乗商法のごとく、またまた大川隆法総裁が安倍晋三の守護霊や文鮮明の守護霊を降ろして新刊を発売するだろう(笑)。

 

 本日も現役の国家公安委員長が「名前をお貸ししただけ」とか、岸防衛庁長官が「選挙に協力をいただいた」と平然と言い放っていた。ともに日本を守る組織の長である。そんな方々に加え、町会議員や市会議員選挙、都議選でも選挙協力をしていましたと元信者がTVで暴露を始めた。しかしまだ表面のことだ。

 

 「統一教会」に関する報道の中で、「オウム事件の検証がしっかり行なわれていない」と指摘する方はごく稀である。「宗教と政治」という話を突っ込みすぎると「創価学会」と「公明党」の話題に触れないわけにはいかないが、さすがに親会社の新聞社が「聖教新聞」や「公明新聞」の印刷を受託しているTV局は突っ込めない。TBSなんか毎日新聞が救われているのは「聖教新聞」を刷っているからだと分かっているから突っ込めないのだ。まぁTVスポットやラジオスポットなどの広告もあるから、大スポンサーさんには逆らえないというのは民放だから仕方ない(笑)。

 

 「統一教会」の話では、「壺」や「合同結婚式」とか詐欺行為で日本の信者ばかりから金を巻き上げていると批判をしたり、元信者がコメントしたりしているが、騙す奴も悪いが騙される方もバカである。だいたい自民党が韓国に対して長年お金をずっと拠出してきたのだから、日本人信者=日本の国民という構造である。日本はずっと韓国に金を巻き上げられている状況は変わらないのだ。

 

 「統一教会」の闇の部分はもっと根が深い。元公安調査庁の部長だった菅沼光弘氏の著書に『日本を貶めた戦後重大事件の裏側』がある。菅沼氏はこの中で、公安調査庁が当時得たいた情報として、統一教会とオウムをつなぐ闇について言及している。

 

 

 

◆オウム真理教の闇

 

 オウム事件については、結局、東京にばら撒いたサリンの原料ががどこの国のものだったのか、未だに判明していない。さらに世界で唯一「サリン」という大量殺戮兵器を大都市で使ったテロ活動だったのに、結局は単なる「殺人罪」として処理されているのだ。ナイフで人を殺したのと同じということで、サリンは単なる「凶器」という扱いなのだ。

 

 日本政府は「破防法」を適用せず、一般的な殺人、傷害事件として刑法で処罰した。地下鉄サリン事件以外にも様々な殺人時間があったが、結局はうやむやである。オウム真理教事件を追いかけたジャーナリストたちも、あまり闇の部分には触っていない。オーストラリアの牧場で軍事訓練をしていたということはTVでも報道されたが、大量殺戮兵器の出所は明らかにされていない。

 

地下鉄サリン事件

 

 オウム神理教はサリン以外にも大量殺戮兵器を所持していた。攻撃用ヘリを2機を持っていたり、ピストルなど様々な殺傷兵器も持っていた。提供したのはロシアのGRUである。オウム真理教が「兵器を売ってくれ」と言っていた相手は、この軍部の情報機関である「GRU」だ。オウムはソ連崩壊のロシアに進出、彷徨えるロシア人の若者たちを次々に信者としていったのは有名な話であるが、その延長線上に武器売買が行なわれるようになる。

 

 この攻撃用ヘリを2機は組み立てられたものの、2機とも富士宮市内で落下して大破してしまっている。普通なら「攻撃用ヘリ」をなんでオウム真理教が持っているんだ、という話になったはずなのに、単なる「ヘリの墜落事故」として処理されてしまっている。ちなみに2機とも旧ソ連製だが、購入したのはウクライナからである。

 

 オウム真理教のサティアンからは、武器以外にも「刻印のない金の延べ棒」やら様々な「麻薬」(LSD、コカイン、覚醒剤)も発見されている。刻印のない金の延べ棒は国内では販売できない。つまり日本製ではないということだ。さらにサティアン内の施設だけでは様々な精製のプロセスを経て製造される麻薬を作ることはできなかったようなのだが、いったいそうした麻薬類をどこから手に入れていたのかという疑問も残っている。

 

 オウム真理教は、朝鮮半島と深いつながりを持っていた。1995年4月23日、オウム真理教の村井秀夫が青山の総本部前で刺殺された。マスコミの取材陣たちがいる眼の前での犯行だった。当時働いていた会社の近くだったので、この事件のことはよく覚えている。

 犯人は在日の「徐裕行」というヤクザで、三重県伊勢市の「神州士衛館」という団体の所属だったが、この団体は記録はあっても活動していない架空の団体だった。徐裕行は五反田で北朝鮮の工作員と接触したと言われているが、結局そのあたりのことも、なんで村井秀夫を刺殺したのか、二人を結ぶ線は何だったのかという理由もうやむやのまま判決が出て入所。現在は刑期を終えて出所している。全て闇の中なのだ。

 

◆「統一教会」と「兵器」 

 

 菅沼氏が部長だった公安調査庁調査第二部は、「オウム真理教とロシアの関係」を丹念に調べていくなかで、ロシアのGRUに非常に深く食い込んでいた宗教団体を発見した。「統一教会」である。

 

 韓国に「統一産業」という会社がある。この会社は統一教会の関連企業で、ロシアから兵器を買って第三国に転売している会社であり、兵器も作っている会社だ。当初は小銃とか迫撃砲ぐらいまでの小火器だったが、最近では戦車など大型兵器にも手を広げ、今では韓国を代表する兵器産業となっている。この会社で製造された兵器は多くの国に輸出されている。「愛と平和」を説いているのは表の顔で、金儲けのためには裏側では人を殺す兵器を堂々と作っているというのが統一教会の実態なのである。

 

 この「統一産業」の兵器の売買には日本人も絡んでいる。この人たちは菅沼氏に対して「我々は兵器売買のプロですよ」と答えている。つまりオウム真理教がロシアから兵器を買っていたのに介在していたのは統一教会の関係者だったということなのだ。旧ソ連製だったウクライナの攻撃用ヘリを購入するといっても、兵器を理解していない一般の信者が簡単に買えるものではない。

 日本も三菱重工などは「兵器」を作っているが、武器三原則があるため、そんな簡単には日本製の武器を輸出することはできない。また、武器に転用できる部品や技術の輸出にも制限がある。

 

 統一教会の日本人たちは、日本の会社員として海外に武器を販売しているわけではなく、あくまで韓国の「統一産業」の社員として、韓国のために世界に武器を売っているのである。文鮮明が持ったいた多くの会社では、多くの日本人の統一教会信者が働いていて、その人たちが海外で兵器の売買もやっているのだ。菅沼氏は「オウム真理教はそういう統一教会の武器売買部門と深い関係があったと思う」としており、公安調査庁ではオウム真理教とロシアとの関係についてかなり深いところまで調査をしていた。警察も同様に調査をしていた。

 

 しかし、ここに立ちはだかったのが「憲法第20条」にある「信教の自由」である。オウム真理教も宗教団体、統一教会も同様である。実態の宗教法人はどうかといえば、実は暴力団が介入しているケースが多い。墓地造成などの事業のために宗教法人を購入、借り物の坊さんを呼んできて宗教法人になりすますのだ。まぁここらへんは首都圏周辺にある「チャペル」で偽物の牧師が出てきて結婚式を執り行うのと同じ構造だ(笑)。牧師が売国人だと日本人はすぐ騙される。

 

 宗教法人に対する調査は、警察も二の足を踏む。朝鮮総連の本部ビルを落札しようとした高野山真言宗・鹿児島高野山・最福寺の住職で、高野山真言宗大僧正の「池口恵観」対しては、朝鮮総連の本部ビルを買収しようとしていたにも関わらず、「信教の自由」が立ちはだかって警察は調査すらしなかったらしい。「国家権力の介入か!」というのを恐れたらしい。これと同じことが、大事件を起こす前のオウム真理教に対してもあったらしい。

 

 菅沼氏いわく「オウム真理教は衆議院選挙に立候補しているのだから、れっきとした政治団体じゃないか」と食い下がったらしいが、公安も警察も踏み込めなかったと書いている。だから地下鉄サリン事件が起きるまで、一切介入できなかったのである。全ては闇から闇に、である。

 

 

◆「地下鉄サリン事件」真相とその背後

 

 1995年3月30日、当時日本の警察庁長官であった國松孝次長官が何者かに狙撃される事件があった。この事件もうやむやにされたが、犯人は現職の警官、それもオウム真理教の信者だった。この男を含め、オウム真理教信者たちの「洗脳」を調査したのが脳機能学者の苫米地英人氏である。苫米地氏は國松長官の狙撃犯の調査に加わり、犯人を「オウム真理教信者の警官」と結論づけているが、さすがにこの事件は「警官によるクーデター」となるため、また直前の3月20日に「地下鉄サリン事件」を起こしたオウム真理教の信者だったために、真相は藪の中とされてしまった。

 

 日本を震撼させた連続テロ事件が起きたが、その目的は完遂されなかった。オウム真理教が起こしたテロの目的は「クーデターを起こして、日本を乗っ取る」というものだった!そこに旧ソ連の軍部諜報組織「GRU」が協力したのだ。それも「統一教会」を通じてである。ソ連崩壊後で軍人への給与もろくに支払われない状況の中、旧ソ連製の武器弾薬は次々に闇市場で売買されたが、その購入先のひとつがオウム真理教だったのである。間に入ったのが「統一産業」である。

 

 オウム真理教のサティアンはハリボテであった。シバ神の像なども発見されているが、中身は空洞のハリボテだった。どこの新興宗教も大層な「神殿」を作ったり巨大な大仏を作ったりするものだが、オウム真理教の本拠地は単なるハリボテ。その理由は、クーデターで東京、そして日本を制圧。皇居を自分たちの神殿にしようと考えていたのである!

 

サティアン

 

 「いったいどうやって一介の宗教団体が日本を制圧できるのか?」と思われる方も多いと思うが、「日本を乗っ取るテロ」というのは、単に地下鉄サリン事件と國松長官狙撃事件だけのことではなかった。その後ろには、北朝鮮統一教会が絡んでいたのである。

 筋書きはこうだ。

 1.攻撃用ヘリで東京上空からサリンをばら撒く

 2.サリンには警察で対処ができないため全国から自衛隊が集められ、地方の自衛隊の警備が手薄になる

 3.これに合わせて全国15箇所の原子力発電所に潜り込んでいたオウム真理教信者の技術者がメルトダウンを起こす

 4.原発事故で自衛隊、警官がフル稼働することで、さらに地方の自衛隊の警備が手薄になる

 5.原発がメルトダウンすると米軍は退避する

 6.日本海側に次々と北朝鮮軍が上陸、同時に北朝鮮軍が38度線を超えて韓国に進軍

 7.韓国のアメリカ軍の補給は日本のアメリカ軍であり、海上に逃げたアメリカ軍から韓国へ補給ルートが絶たれる

 8.北朝鮮が「南北統一」を果たし、さらに日本を制圧する

 

 まるでアメリカのドラマ『24』のような誠に恐ろしいストーリーであるが、このストーリーを完遂させるには、日本の米軍を稼働させないことが肝になる。その役割わや担うのが軍事組織としての「オウム真理教」の役割だったのである!

 オウム真理教は、さらに「核兵器」も作ろうとしていた。オーストラリアでは軍事訓練をしていただけではなく、農場や牧場を買って、そこからでてくる「ウラニウム」を、レーザー光線などで濃縮して核兵器をつくるというところまでいっていたと菅沼氏は指摘している。

 

 

◆「オウム真理教」と「統一教会」

 

 実はオウム真理教の幹部には「統一教会」の信者たちが何人もいた。オウム真理教に影響を及ぼしていたのは統一教会である。そして霞が関にもかなりの人数のオウム信者たちが潜んでいたが、それは語ってはいけないことになっている。國松長官狙撃事件の1ヶ月後の4月23日に発生したのが「村井秀夫刺殺事件」である。犯人は「在日」のヤクザだった。真相をバラそうとする人間は闇から闇である。

 

 麻原彰晃こと松本智津夫は、日本乗っ取りの日のことを「ハルマゲドンだ」と言っていた。実際には「ハルマゲドン」には至らなかったが、多くの尊い人名が奪われた。「こんな恐ろしいストーリーを麻原は考えていたのか?」と思われるかもしれないが、考えていたのは「文鮮明」である。


 なぜなら、北朝鮮生まれの文鮮明の悲願であり朝鮮民族の悲願は「南北統一」であった。「統一教会」とは「南北の統一」という意味だったのだ。

 

衆議院選挙で落選したオウム真理教

 

 1990年の衆議院選挙で、オウム真理教は「真理教」という政党を作って選挙に望んだものの誰一人として国会に議員を送り込めなかった。20億円もの費用を投じたと言われていたが、選挙資金での支出によってオウム真理教のお財布はすっからかんだったと言われる。そんな貧乏だった教団がどうやってそんなに武器やサリンなどの原料を手に入れたのか?統一教会である。

 

 アメリカでは、大手のメディアが統一教会のことを「麻薬や武器の売買を行っている教団」と暴露していた。だから表面上はアメリカでもカルト教団扱いである。実態は異なり、ワシントンの中枢にまで浸透しており、いわゆる統一教会のお世話になっている議員は日本と同じく多くいる。その筆頭は「ヒラリー・クリントン」である。ヒラリーがいかに危険なのかということについては、副島隆彦氏の著書に詳しいので、ぜひお読みいただきたいが、統一教会と関係が深いのがブッシュ・ファミリーである。

 

 ベンジャミン・フルフォード氏は菅沼氏との対談の中で、「パラグアイにあるブッシュ家の牧場の隣が統一教会の牧場である」ということを暴露している。統一教会が集会を開くと、必ずといっていいほどパパ・ブッシュが来場していたそうで、そこに一番よく行っていた日本の政治家は「中曽根康弘」で、二人でよく挨拶していたと菅沼氏も指摘している。中曽根康弘も朝鮮人である。

 

中曽根康弘

 

 アメリカ以外の国でも統一教会(ムーニー)は影響を及ぼしている。例えばウクライナである。オウム真理教に渡った2機の攻撃用ヘリはウクライナから運ばれたものだが、ウクライナには多くの統一教会の人間たちがいる。今も、である。ウクライナとアメリカ、統一教会をつなぐ闇は現在のロシアのウクライナ侵攻にまでつながっているが、そのあたりは改めて書くことにする。

 

 統一教会はオウム真理教に金を与え、武器も買わせていた。そして日本発の大規模テロを起こし、北朝鮮が韓国を併合。朝鮮半島を統一。日本は麻原彰晃に統治させる。めでたしめでたし、となるはずだったのであるが、文鮮明の野望は打ち砕かれ、南北統一の夢は潰えてしまった。

 麻原彰晃も在日朝鮮人であった。彼もまた分断された祖国を一つにしたいと願った人間だった。そのための役割を担った人間だったのである。つまり、極端な言い方をすれば、オウム真理教というのは統一教会の軍隊だったということだ。

 

 海外のオウム真理教の支部が入っていたビルには、必ずといっていいほど「SGI」も入居していた。創価学会インターナショナルである。このあたりを突き詰めると、結局は在日朝鮮人と韓国の朝鮮人(=文鮮明)、そして北朝鮮の反日分子たちが一列につながっていくのだが、さらにその後ろでアメリカの暗部の人間たちが糸を引いているという構造である。

 オウム真理教事件には蓋がされてしまったが、ぜひ統一教会の闇には光を当てて欲しいと願っている。なにせ「令和」の時代なのだから。