「フリーメーソン」の真実 その17

 後編:超古代フリーメーソンと闇の秘密結社

 

◆ヤマトメーソンの国「日本」

 

 セムの末裔である大和民族の国「ヤ・ウマト」の宗教の根幹は神道である。その神道には教義がない。教義はないのだが、この国の民は朝から晩まで神道の儀式を行っている。それも宗教とは全く思ってもいないのにである。これを「国仕掛け」と呼ぶ。

 この国の隅々にまで「国仕掛け:を施したのが「ヘブルメーソン」の漢波羅秘密組織「八咫烏」である。彼らはカッバーラの奥義を手にし、イエス・キリスト直系の思想と「預言者の権能」をもったユダヤ人原始キリスト教徒であり、「マンメーソン」にもない権能を保持しているのである。

 

 カッバーラの呪術師であった徐福(じょふく)とは、「ヨゼフ=ヨセフ」の名を持つ預言者であった。始皇帝は徐福に日本で国を開くように密命を与え、技術者を大量に同行させたが、彼らは神殿を築くためのヘブルメーソンである。その徐福が最初に作った神殿が、日本最古の神社である丹後の「籠神社」の奥宮「真名井神社」である。

 

「徐福」の像

 

 徐福はユダヤ人ユダヤ教徒「物部氏」の祖である。この「物部氏」は全国に拝殿のない様式の神社を次々と建設していったヘブルメーソンである。「ヤマト」とはヘブライ語で「ヤハウェの民=神の民」を意味する。つまり「大和国」とはイスラエル人の国を意味しているのであり、その意味で日本におけるヘブルメーソンは「ヤマトメーソン」なのである。

 

 大まかにいえば、「ヤマトメーソン」は紀元前3世紀に渡来したユダヤ人ユダヤ教徒の2支族+レビ人で構成される「物部氏」と、4世紀に渡来した原始キリスト教徒の2支族+レビ人の「秦氏」、さらに秦氏とともに渡来した「神武天皇」に率いられたユダヤ人ユダヤ教徒だったイスラエル10支族という失われたイスラエル人たちの集合である。

 

 「神武天皇」が渡来後に北九州で秦氏よりバプテスマを受け、原始キリスト教徒に改宗。一部に残ったユダヤ人ユダヤ教徒を除き、国民のほとんどは原始キリスト教徒で構成されている。こう書くと大和民族は「セム」の末裔のモンゴロイドだけで構成されているように思ってしまうが、それは違う。なぜなら「セムメーソン」と「ヤフェトメーソン」が建国より一体となっているからである。

 

 

◆ヘブルメーソン「秦氏」とヤフェトメーソン「漢氏」

 

 かつて南北の王朝に分裂した古代イスラエル王国の民は、それぞれ別々のルートをたどって極東の日本に渡来。「ヤ・ウマト」が集合したイスラエル王国として「ヤマト=大和」と名付けた。この大和におけるヘブルメーソンを完成させたのは、イエス・キリスト直系の弟子である「エルサレム教団」である。

 

 第1次ユダヤ戦争が勃発した紀元66年の直前、ユダヤから集団で姿を消した彼らはヨルダン川東岸のペラに移住、そのまま歴史上から消えてしまったが、彼らはシルクロードを通って中国へやってくると、古代ローマ帝国「大秦」からやってきた人々ということで「秦氏」と称して、自らをユダヤ人「イエフダー」と名乗り「イヤ・ハダ=ヤ・ハタ=八幡」の神を奉ずる神社を北九州に建立。「イエフダー」から転じてハダ、ハタとなった。

 

 日本に渡来する前の前哨基地として韓半島に「秦韓:辰韓」「弁韓:弁辰」と後の新羅となる「伽耶」(かや)を建国。4世紀に騎馬民族となった10支族の大王「神武天皇」とともに日本に渡来、フリーメーソンならではの様々な技術を用いて巨大古墳を作り、治水などの灌漑事業も行う。さらに全国に神殿たる神社群を建立するとともに、他方では宮大工として寺の建築や仏像などの仏教美術をも担うことで、現在に続く古代日本の文化の礎を築く。

 

 実は「秦氏」が渡来した時に一緒に朝鮮半島からやってきた渡来人がいた。「漢氏」(あやし)である。漢氏の「アヤ」というのは「伽耶諸国」のひとつであった「安耶」(あや)のことで、彼らのルーツも西アジアにあった。彼らの正体はエルサレム教団とともにやってきた「パルティア人」である。一般的に漢氏を漢人として中国人とする研究者たちもいるが、正確には古代の中国大陸にいたパルティア人のことである。

 

 ユダヤ人原始キリスト教徒が移住したペラは、古代ローマ帝国の隣、パルティア領内にあった。このパルティアはアーリア系で、アルケサス朝ペルシャとも呼ばれたが、中国語でパルティアは「安息」といい、出身者は「安氏」を称した。この「安氏」も数多くあった漢氏の姓の一つで、漢氏からは征夷大将軍として名高い「坂上田村麻呂」(さかのうえのたむらまろ)が輩出されている。

 

「坂上田村麻呂」

 

 「坂上田村麻呂」とは4代の天皇に仕えた忠臣として名高く、桓武天皇の軍事と造作を支えた一人である。二度にわたり征夷大将軍を勤めて征夷に功績を残すなど活躍。死後は嵯峨天皇の勅命により平安京の東に向かい、立ったまま柩に納めて埋葬され、「王城鎮護」「平安京の守護神」「将軍家の祖神」と称えられて神将や武神、軍神として信仰の対象となった人物である。

 

 この「坂上田村麻呂」は、金髪で赤ら顔をしていたといわれているが、それもそのはずで、ペルシャ系の白人の血を引いていたのである。「漢氏」とはヤフェトメーソンだったのである。「ヤマト」が建国された最初から、この国にはヤフェトメーソンがいたのである。ヘブルメーソン秦氏とヤフェトメーソン漢氏の2つのメーソンが協力しあってつくられたヤマトメーソンの国、それが日本なのである!

 

 

 ヤマトメーソンを支える八咫烏の組織を作ったのは、日本の「大工の祖」である「聖徳太子」である。

 

聖徳太子

 

 太子の幼名「廐戸皇子」(うまやどのみこ)には、もちろん「イエス・キリスト」の逸話が投影されている。世界初の憲法の「十七条の憲法」を作り、「冠位十二階」を設定。日本初の寺である「飛鳥寺」「四天王寺」「法隆寺」「橘寺」「広隆寺」などを建立。「寺」とは「土地の寸法」を測るということで、フリーメーソンの象徴である「曲尺」(かねじゃく)と「コンパス」の意味が込められている。そう、聖徳太子こそがヤマトメーソンのグランドマスターだったのである!

 

 

◆イギリスと日本と「終末預言」

 

 終末の世、人類は最終戦争に突入する。「ハルマゲドン」である。聖書の「ヨハネ黙示録」が示す終末が訪れた時、人類は大きく3つのグループに分けられる。実行するのは3つのフリーメーソン、ヤフェトメーソン、セムメーソン、ハムメーソンである。但し、ここで試す者が現れる。絶対三魔のカインメーソンである。

 堕天使ルシファーが、反キリストの666の獣を召命し、世界最大宗教から偽預言者が現れる。この時、カインメーソンはハムメーソンをもって、ヤフェトとセムのメーソンと対峙することになる。この2つのメーソンから、二人の預言者が現れると黙示録に預言されているからだ。

 

 

 英国の国旗ユニオンジャックは「米」で日本の稲に対応、そこが本当の「米国」であることを表している。さらに「十字」と「☓」がそれぞれ向き合う定規とコンパスを象徴。日本の国旗「日の丸」も定規とコンパスで描かれる。これは陰陽であり、さらにイギリスはグレートブリテン島とアイルランド島とマン島で「3」、日本は北海道、本州、四国、九州で「4」の陰陽をなしている。ヤフェトメーソンとセムメーソンが一つにならねば、終末の世に起きる人類最終戦争でカインメーソンには勝てない、という預言が込められている。

 

<つづく>