J-POP数珠つなぎ その76


「哀愁のシンフォニー」キャンディーズ




哀愁シリーズが続いてしまっている。


世の中は今さら再びの緊急事態宣言で、経済は壊滅状態になりそうだから、かなり日本の飲食業界も僕が携わる音楽業界にも暗雲が漂ってきている。もはや哀愁ソングでも聴いて、気持ちを紛らわすしかない(笑)。


作詞家、作家のなかにし礼さんが年末に他界された!またまた素晴らしい才能が旅立たれてしまった。


なかにし礼さんは演歌系の素晴らしい作品をいっぱい残された作詞家だったが、このキャンディーズのアダルトアイドル哀愁歌謡も実はなかにし礼さんの作品である。


まぁこの曲はそこまで哀愁感は漂っていない。

Aメロとサビは哀愁のメロなのだが、サビ前は壮大な感じのアイドル路線なので、なんとも言い難い曲だ。

カラオケで歌うと意外と難しそうだ。


この曲は、1976年11月21日に発売されたキャンディーズの12枚目のシングルなのだが、この曲からキャンディーズはミニスカートをやめて長い丈のワンピを着始めた。子供を封印して、アダルト路線に向かったわけだ。  


森高千里も途中からロングスカートに変えて一部のファンはがっかりしていたが、最近はまたミニスカートをはいてライブをやっていたりするのが凄い。体型やお肌の管理がしっかりしていないとそんなことはできない。

キャンディーズの復活はありえないが、蘭ちゃんだけはライブを復活させていた。往年のキャンディーズのファンの方々は喜んでいたのではと思う。


なかにし礼さんや筒美京平、中村泰士さん。昨年は昭和の音楽を作ってきた大御所の作家の方々が他界された。確かに皆さんお年をめされた。今年はそうしたニュースは聴きたくないが、きっとまた著名な方々が他界されてしまう可能性は大きい。

そうした方々の叡智を残す上でも、早めにロングインタビューをやっておいて欲しいものだ。