松井五郎が選んだ今年の1曲


「Wash Your Hands」Twenty★Twenty





先日、夜中に目が覚めてTVをつけたら「心のベストテン」という番組に珍しく作詞家の松井五郎さんが登場した。 


松井さんはTVにはほとんど出ない方なので思わず見入ってしまったのだが、コロナ禍での葛藤やらアーティストとのやり取り、令和歌謡に対する鋭い作詞論など、さすが!と思わず納得させられることばかりだった。




番組の中で「今年の1曲」を尋ねられ、松井さんが選んだのはジャニーズのチャリティー企画Twenty★Twentyの「Wash Your Hands」。


初めてLINEで依頼が来て、初めてオンラインで打合せして、馬飼野康二さんに相談して、レコーディングまで1週間で終わらせてしまったそう😵


松井さんは仕事が早くて有名だが、まさかの1週間で完パケとは恐れ入った(笑)





他の人が作った作品では、桑田佳祐が作った坂本冬美の「ブッダのように私は死んだ」を挙げた。コンプライアンスという意味では真逆の対象的な作品だ(笑)。


「桑田さん本人が歌ったら、いつもの桑田節で済まされるが、坂本冬美さんに歌わせてしまったところが凄い。自分があれを書いたら書き直しをさせられると思う」と、シンガーソングライター桑田佳祐ならではの凄さを認めつつ、職業作家の葛藤を滲ませた発言にはさすが!のひと言だった。 

僕もさるプロジェクトで1年ほど松井さんと毎月レコーディングをしていた際には本当にいつも勉強させられたが、やはりこの人の才能と視点には未だに驚くばかりだ。