夏の終わりに聴きたい1枚


「また明日」村田和人 


夏の終わりに必ず聴く曲がある。

それはこの村田和人のアルバム9曲目「終わりなき夏」だ。


夏の終わりが訪れるとちょっぴり寂しい気持ちになるものだが、この曲を聴くと「また来年!」と前向きな気持ちで夏に別れを告げることができる。




このアルバムは1982年の6月にリリースされた村田和人の1stアルバムだが、それからもう40年近く、毎年夏には必ずお世話になる素晴らしいアルバムだ。


とにかく全編に村田和人の味が詰まっていて、素敵な曲のオンパレード‼️

全曲が40年の月日に耐えうるアルバムというのは滅多にないものだ。その時の最新サウンドを使うと10年後には「古臭い」と感じてしまうものだし、歌詞に流行りの言葉を使うと「むかしあったね」などと昔話しの世界になってしまうものだ。



プロデューサーは山下達郎ではないが、山下達郎がギターにキーボードにコーラスにと大活躍している。

2曲目の「WHISKY BOY」は竹内まりやの作詞。今さらながらサントリーのCMに使って欲しい(笑)。

どなたかサントリーに知り合いはいない?


「波まかせ風まかせ」「BE WITH YOU」の2曲は本当に気楽な気分にしてくれる。村田和人の伸びやかな声がこのお気楽な感じの歌詞にピッタリしていて、いま聴いてもアロハを着ている村田和人の姿を思い出す。


ちなみにCDの帯の楽曲名に誤字がある(笑)。「LADY SEPTEMBER」の最後のRがTになってしまっているが、きっと再プレス盤は直したんだろうと思う。


「時代はNYへ…でも僕はL.A.」というコピーがいかにも村田和人の世界を表している。

もう村田和人のライブを見ることはできないが、これからもずっとこのアルバムにはお世話になると思う。