私は子供のころから夜型人間です。
よく、「ヨガの先生って朝型だと思ってた」と言われますが、関係ないです。
普通に生活していると自然にそうなってしまうため、誰が何と言おうと夜型なんです。
実際、仕事終わりの方々に合わせてヨガレッスンを夜にやっていたり、マッサージもしているので、仕事が終わる時間が遅いというのもありますけど。
両親が共働きで帰りが遅く、小さいころから帰りを待っていたから、夜型になってしまったのかなと思うときもあります。
弟も夜型人間なので。
学校へはいつも遅刻ギリギリ。
というか遅刻したことも数知れず。
中高生の頃は深夜ラジオを聴くのが好きで、3時頃まで起きていました。
朝活推奨だとか、一流の経営者は朝型人間が多いとか、よく言われますよね。
だけど、私には向いていません。
確かに早起きすると気持ちいいですし、体にいいこともたくさんあります。
でもそれを続けていると、睡眠時間が足りなくなり昼寝が必要になります。
しかし昼寝できないときは、眠いまま仕事をすることになるので能率が落ちますし、非常に疲れます。
しかも、昼寝って結構難しく、寝た後ずっとぼんやりしてしまうこともあります。
夜型だからって、決して怠けているわけではないんです。
実は朝型と夜型の人は、どちらも人口の30%くらいいると言われています(中間型が40%)。
しかもそれは、遺伝子によって決定づけられているそうです。
一般的には朝型の人に合わせる社会になっているため、夜型の人は無理をしています。
そのストレスで、病気になりやすいとも言われています。
夜型生活そのものがいけないのではなく、無理をすることがよくないということです。
遺伝子は生体リズム(体内時計やホルモン分泌など)を決定しています。
この研究はノーベル賞も取っているので、確かなものだと思います。
現代的な生活をしていないアフリカの部族のような人々でも、同じ結果が出ているそうです。
生体リズムは人によって違うので、一律に合わせなくてもいいと思います。
強制的に朝型に合わせるサマータイムなんてもってのほか。
健康被害が続出します。
実際、私もサマータイムを導入している国で生活していたときは、合わせるのに非常に長い時間がかかり、大変な思いをしました。
もちろん、早起きしなければならない人は、それなりの工夫が必要です。
寝る前に人工的な光をできるだけ浴びないようにするとか、日中日光にきちんと当たるとか。
でも、努力や工夫をしてもできないこともあります。
そういった人は、仕事や生活環境を見直してみるのもいいと思います。
人に合わせなくていいクリエイティブな仕事などは、夜のほうが集中できたりもしますし。
もっとフレックスタイム制が広がって、それぞれのパフォーマンスが発揮できる社会になればいいなと思います。
特に冬は、たくさんの睡眠を必要とします。
長く寝ないと調子が出ない人もいるでしょう。
でも、周りの人と違うからといって、自分を責めないでください。
自分の感覚に従って、無理をしないように生活できればいいですね。