あるところにミミという名前の猫がいました。
ミミは大好きなお姉ちゃんと16年と9か月過ごしたあと、
天に召されました。
天に召されたあとも、ミミはお姉ちゃんに会いにきましたが、
お姉ちゃんはミミの方を見ようとしません。
お姉ちゃんにはミミが見えないのです。
ミミはお姉ちゃんに頬ずりしたり、話しかけたりしました。
でもお姉ちゃんは泣いてばかりで目はとろけそうになっています。
そうして、10回目の春を迎えたある日、
お姉ちゃんはたんぽぽ畑を歩いていました。
あいかわらず、お姉ちゃんの目からは涙がぽろぽろとこぼれおちています。
ミミはその様子をたんぽぽの綿毛とじゃれながら、見ていました。
ミミはふと、思いつきました。
そして、綿毛に想いを込めてお姉ちゃんのところへとばしました。
「お姉ちゃんが大好き。
わたしは、いつでもそばにいるよ。」と。
すると綿毛を見て、お姉ちゃんは微笑みました。
涙も止まったようです。
ミミは久しぶりにお姉ちゃんの笑顔を見て嬉しくてしっぽがぴーんと立ちました。
そしてお姉ちゃんにいつもしているように、頬ずりしました。
すると、お姉ちゃんが「ミミ?」とつぶやきました。
ミミがお姉ちゃんの顔を見ると、お姉ちゃんの頬に綿毛がついていました。
お姉ちゃんの目にミミがうつったわけではなかったけれど、
たんぽぽの綿毛と一緒にミミの想いは届いたようでした。
「お姉ちゃんが大好き。
わたしは、いつでもそばにいるよ。」
久しぶりに、またアイタタな物語を書いてしまった。
でも、最近、ミミはわたしに会いにきてくれているような気がするんですよね。
10年経って、やっとそんなふうに思えるようになってきたというか。
いいねもコメント欄も閉めてわたしのひとりごとになるかと思いますが、
やっぱりわたしは、このブログを続けていくことにしました。
わたしのミミへのあふれる想いや日常などを綴っていきたいからです。
今日描いた絵です。
拙い絵過ぎて自分で笑っちゃいますが、
まずはパソコンでべた塗りしたものです。
次は、クレヨンで塗ったものです。
正直、絵本は進んでいません。
なにで描いたらいいか、どんなふうに描いたらいいか、で悩んでいるからです。
アクリル絵の具なのか、水彩絵の具なのか、クレヨンなのか、パステルなのか、色鉛筆なのか、
どれもこれも未熟すぎて使いこなせないような気がして、なんだか、進みません。
でも、今月中には、はじめたいんですよね。
最後に、今日思わず買ってしまったバッグチャームです。
なんだか、ミミに見えてしまい、どうしても買わずにはいられませんでした。
金欠なのですけどね。。。
愛してるのはわたしの方。
でも、きっとミミもそう思ってくれてると思う。