私はメールでのご相談をしていない。
(オンラインのご相談はしている)
なぜならメールでのご相談は、お客様とのやりとりがないから。
(もちろんメール鑑定も鑑定後に質問で何回かやり取りをするだろうけど)
時々、占星術のホロスコープさえあれば全てがわかると思っている節がある方もいらっしゃる。
(これはお客様も占星術師のどちらも)
けど、ホロスコープの中に事実があるのではない。
現実のお客様の中に答えがある。
ホロスコープは、それを裏付けするだけ。
ただ、その裏付けはご本人も忘れていた事だったりして悩みの解決を導くために頼もしい裏付けになる。
そのように現実とホロスコープを突き合わせることで、悩みの解消やお客様の人生の方向性を導くために、より良い答えが導き出せる。
相互のキャッチボールがあればあるほど、ホロスコープから沢山の情報が引き出せる。
ホロスオープは無言だけど、こちらの問いかけで雄弁になってくれる。
それに対して、相互間のやりとりがないリーディングは人物像の推定や断定で占星術師が話を膨らましていくこともありうる。
占星術を習いたての頃(もちろんプロでなかった)の話。
友達のホロスコープリーディングをした時、性格を知っている友達からでさえ、私が勝手にホロスコープから自分の答えを当てはめ「全然違う!」と友達に怒られたことがある。
そんな感じで、時に占星術師は傲慢に相手の全てをわかる気になる事がある。
だけど、ホロスコープより目の前の相手が一番大切、
そして、そこにはホロスコープの可能性の一つの選択の結果としてのリアルな人間であるお客様がいらっしゃる。
それを垣間見せていただくなんて幸せ者なんだろう‼️
そんな機会をいただく幸せに感謝をしなくてはいけないのは占星術師側。
なので、お客様の為にも、リーディングは慎重にするべきだ。
占星術師の言葉は相手の性質を限定する呪いの言葉にさえ、なり得ることを知る事は、とても大切。
もちろん、言葉によっては夢や希望を育む言葉にもなりうる。
でも、それも現実のご相談者を知らずして
「あなたはこの世を救うために生まれてきました!」
なんていうのは、ちょっと違うと思う。
これも現実のお客様を目の前にしていない時だと、できそうな感じだ。
画面で対面しながらお話していると気恥ずしくなる言葉も、書けるところはメール相談の落とし穴。
ということで、メールでのご相談はしていない私。
ちなみに鑑定というのも、どこかお客様の性質を断定する感じがするので、ご相談もしくはセッションと呼んでいる。
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