最近
「こどもまき」「おとなまき」は
発達障害の子どもや大人にいいんですか?
バランスボールは
療育アイテムとしてオススメなんですか?
という問い合わせを沢山いただく
こういった質問は
ものすごく返事に困るんです
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「こどもまき」「おとなまき」は
アウターマッスルを半ば強制的に抑制し
インナーマッスルを働きやすくする
筋の短縮を引き起こしやすい
等張性収縮ではなく
自重を使った等尺性収縮優位の運動になり
結果的に筋繊維の緊張緩和を促す
いくつかの注意事項を守れば
誰でも出来るリラックスアイテムになる
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バランスボールは
家でもできるサイズで
前庭感覚・固有受容覚の強弱も
スタート・ストップ・スピードも
自由自在に操れるアイテム
結果的に出力系として
筋収縮(最大・最小~調整)
抗重力筋の活性化
立ち直り・平衡反応の促通
こんなのが期待できて
なんなら神経伝達路の視点からみても
自律神経系との関連もあり
自律神経系の調整を図れることもある
前庭感覚(前庭脊髄路由来)からの出力は
一定であることから
誰がやっても再現性が高い
これだけいい所を並べられると
いいじゃん て思うわけ
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ただ私は作業療法士なので
「それができたして
日常の生活の中でどんな変化が見たいのか」
「その力をどこでどう使うのか?」
までセットで考えたい
たとえ筋肉がリラックスしたとしても
リラックスして使えるわけじゃない
たとえバランス反応が良くなっても
適切にバランスを保ちながら
運動・姿勢保持するわけでもない
器用に手先が使えるようになる!
上手に食べられるようになる!
なんて断言できない
「こどもまき」やバランスボールで
育んだ能力を使うか使わないかは相手次第
そこにあるのは環境と習慣
機能が変化しても
環境と習慣、そして求められる作業・活動が
変化しない限り
目の前の相手の行動は変わらないんだよ
なので私が関わるなら
生活やその中で求められる役割や
作業の調整も含めて関わっていきたい