2024年のNHKの夜ドラ
『宙わたる教室』
を見返した。
伊与原新の原作で、実話を元にした感動作。
夜間の定時制高校で、文章を読めない障がいを抱え、不良から立ち直ろうとする青年・起立性障がいで保健室登校の少女・外国籍の苦労と戦う母・病の妻を介助する町工場の高齢者など、事情を抱えた生徒たちと、訳ありの理科教師が、科学部をつくり、学会発表を目指す。
小林虎之介や伊東蒼など、気鋭の若手が初々しい。
ありがちな事情ではあるが、個々に寄り添い、丁寧に描いている。
感情やこうすべきを、熱く訴えるのではなく、静かに穏やかに、より良いやり方を模索するような物語。
「実験は、想定外の結果が出てからが本番」という言葉が、印象に残る。
最後の発表会、小林虎之介が、静かに想いを語る場面では、心豊かに泣ける。