「頑張れ」で連想するのは、
中島みゆきの「ファイト」

単なる応援歌と思われがちだが、歌詞を聴くと、ひとの思いの黒い不条理を描いている。

階段で、子供を突き落とした女の薄笑い・悔しさで握りしめたコインに、爪の血が滲む・村八分にすると脅され、諦めた東京行きの、捨てられない切符。

それぞれが、一本の映画を観たような深さ。

「戦う君の歌を、戦わない奴らが笑うだろ」と、少女のような声で歌う。

鱗をはがしながら、身をよじって川をさか登る小魚に例えた、苦しい応援歌なのかもしれない。