評価

1. ストーリー構成と展開★6
2. キャラクター描写と演技力★5
3. 映像演出・アニメーションスタイル★5
4. 音楽・サウンドトラック★5
5. テーマ性(力と正義・異形との共存)★4 
6. 脚本・セリフ・構成のバランス★4
7. 編集とテンポ★5
8. 象徴性・メタファーの活用★5
9. ファンへの配慮と新規視聴者の導入口★4
10. 結末のインパクトと余韻★3

計46点

〜好きな作品だからこそ、言わせてもらう〜

私は『オーバーロード』という作品が大好きだ。
アニメ版は何度も観ているし、原作にも魅了されてきた。
だからこそ――劇場版が発表されたときは、正直かなり期待していた。


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本作は、本編で描かれなかった「聖王国編」を映画化したもの。
“あの章がついに映像化される!”とワクワクしながら観に行ったが……
結論から言うと、残念ながら期待外れだった。


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まず、戦闘シーン。
これが思ったよりも淡白。
アインズ様たちの圧倒的な力や戦略性が、
あまりにもサラッと流されてしまっていて物足りない。

そして物語の根幹である“戦う理由”。
これがまた……お得意の自作自演。
わかってはいたけれど、ここまで引き延ばされると、
ちょっと笑ってしまう。


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もちろん、作画や音楽など、一定のクオリティは保たれている。