評価

1. ストーリー構成と展開★10   
2. 主人公とキャラクター描写 ★10 
3. 恋愛描写と感情の深さ★10  
4. 家族愛・父子関係の描き方 ★10
5. テーマ性(時間・人生・幸福)★10
6. 脚本・セリフの質★10  
7. 映像美と雰囲気づくり★10  
8. 音楽・サウンドトラック★10  
9. テンポと編集 ★10 
10. 結末の余韻とメッセージ性★10

計100点 

〜人生をやり直したくなる夜に観たい、完璧な1本〜私にとって、この映画は「完璧な映画」のひとつ。そして、何度観ても泣ける映画でもある。---主人公が父との時間を少しでも長く過ごそうと、何度もタイムスリップを繰り返すシーン――あれは反則だ。観るたびに胸が締めつけられる。そして、人生をやり直すたびに子どもが変わってしまうという設定。このあたりの“時間改変”の仕組みも、細かく考えられていて非常に巧みだと思う。実際にそんなことが起こったら、同じ子どもが生まれる確率なんて限りなくゼロに近いだろう(実際作内でも触れらている)。でも、そこは映画の魔法。“ご愛嬌”で済ませられる優しさが、この作品にはある。---『ある日どこかで』が好きな人なら、間違いなく心を持っていかれるはず。号泣したい夜に、静かに観てほしい映画。
過去を変えるよりも『今ある幸せ』を大切に。