『トークトゥミー』
1. ストーリー構成と展開の緩急
★7
2. 設定(“呪いの手”とルール)
★7
3. キャラクター描写と演技力
★7
4. ホラー描写の質(恐怖演出)
★8
5. 社会性(SNS時代の承認欲求・依存)
★6
6. 映像美とロケーション
★7
7. 音楽・音響演出
★7
8. 編集とテンポ
★7
9. 象徴性・暗喩の活用
★7
10. 結末のインパクトと余韻
★6
計69点
ホラー描写自体は、なかなか良かった。
ビジュアル的にも空気感的にも、きちんと怖がらせてくれる演出は◎。
ただ問題は――
主人公のワガママに終始イライラさせられる。
「まぁ、そういう精神状態だったんでしょ」と理解はする。
するけど、現実でこういう人間が周りにいたら即距離を取るわ…。
で、ホラー映画“あるある”なんだけど、
「そこ触るなよ!」「いや、今行くなよ!」 “やっちゃいけないことをあえてやる演技”ね。
これも、もうイライラが止まらん。
毎回「なんでホラーの住人ってこんなにバカなんだろう」と思うけど、
でも、そうしなきゃ映画が進まないんだよね、知ってる。
それも踏まえて言うけど――
話の設定は良かった。
“ホラー映画としてちゃんと怖い”し、
“話の骨組みもいい”。
だからこそ、主人公たちのイライラ行動がもったいない…。
イライラするけど観ちゃう
結局、ホラーってこういう矛盾込みで楽しむものなんだよな。
わかってるけど、言いたくなるの。
「いや、お前そこで触るなよ」ってね。