映画『AKIRA』
評価
1. ストーリー(構成・世界観の密度)
- テツオの暴走と金田の葛藤を軸にした、崩壊と再生の物語性
- テツオの暴走と金田の葛藤を軸にした、崩壊と再生の物語性
★10
2. キャラクターの魅力と成長
- 金田、テツオ、ケイ、アキラ、そして反政府勢力などの多層的キャラ描写
- 金田、テツオ、ケイ、アキラ、そして反政府勢力などの多層的キャラ描写
★10
3. 映像美・アニメーション技術
- 手描きによる緻密な作画、光・動き・爆発のダイナミズム
- 手描きによる緻密な作画、光・動き・爆発のダイナミズム
★10
4. 世界観の構築(ネオ東京・設定)
- 2019年の退廃的な都市像、政府と軍、超能力実験などの設定の深さ
- 2019年の退廃的な都市像、政府と軍、超能力実験などの設定の深さ
★10
5. 音楽・効果音(芸能山城組)
- 言語や民族音楽を融合させた実験的な音楽と異質な効果音の印象度
- 言語や民族音楽を融合させた実験的な音楽と異質な効果音の印象度
★10
6. 演出とテンポ
- 緩急のついた展開、静と動のバランス、暴力や爆発の演出力
- 緩急のついた展開、静と動のバランス、暴力や爆発の演出力
★10
7. 社会・政治的テーマの深さ
- 権力、科学、暴走するテクノロジー、管理社会への批評性
- 権力、科学、暴走するテクノロジー、管理社会への批評性
★10
8. 哲学性・象徴性(人間の進化と崩壊)
- 超能力と人間存在の関係、神性と無垢、選ばれるものの宿命
- 超能力と人間存在の関係、神性と無垢、選ばれるものの宿命
★8
9. ジャンルとしての革新性(サイバーパンク表現)
- アニメ史における表現のブレイクスルーと世界的影響
- アニメ史における表現のブレイクスルーと世界的影響
★10
10. 結末のインパクトと余韻
- 壮大なスケールの終末と再誕、抽象と神話のような締めくくり
- 壮大なスケールの終末と再誕、抽象と神話のような締めくくり
★10
計98点
小4の頃。サッカーの遠征で札幌から千葉へ。
試合を終えてホテルの部屋で疲れた体をベッドに投げ、何気なくテレビをつけた――
鉄男、爆発寸前。
何がどうなってるのか全然わからない。
ただ「なにこれ!?なんで人が膨らんでんの!?」と、遠征疲れも吹っ飛ぶ謎の衝撃。
“初AKIRA”は内容ゼロ理解で始まった。
それから数年、高校生になってようやく漫画を手に入れた。
ページをめくるたびに、「あ、これめちゃくちゃ面白いやつだ」と確信。
今や私が評価するなど恐れ多い
世界の『AKIRA』となった。
金田のバイク、かっこよすぎて震えた。
…が、最近知った事実―― 「あれ、実はデザインに“インスパイア”された元ネタがあるらしいよ」という話。
私が知らなかっただけかもしれないが
時が経っても新しい話題を届けてくれる。