映画『プリシラ』
評価
1. ストーリー(構成・メッセージ性) - ドラァグクイーンたちの旅路と、出会いや成長を描く物語の流れ ★7
2. キャラクターの個性と魅力 - ティック(ミッチ)、アダム(フェリシア)、バーナデットの三者三様の背景と関係性
★9
3. 演技力と存在感 - 主演俳優たち(ヒューゴ・ウィーヴィング、ガイ・ピアース、テレンス・スタンプ)の表現力と説得力
★8
4. 衣装・メイク(ドラァグ文化の表現) - 派手で自由なコスチューム、表現としての美と大胆さ
★9
5. 音楽・選曲センス(ディスコ・ポップ) - ABBAなどの選曲とシーンとの相乗効果、ノリと感情の使い分け
★9
6. 映像美・ロケーション - オーストラリア内陸の雄大で乾いた風景と、鮮やかな衣装との対比
★8
7. LGBTQ+の描写と尊重度 - 差別や誤解に直面しながらも前向きに描かれる多様性
★8
8. ユーモアとウィット - セリフ回し、キャラクター同士の掛け合いの楽しさと軽妙さ
★8
9. 感情の深さと人間ドラマ - コメディの奥にある孤独、和解、家族、自己受容の物語
★8
10. エンディングの満足度と余韻 - 旅の終わりとしての物語の締め方、観客に残るあたたかさや希望
★8
計82点
観終わったあと、まず言いたい。
「サントラ、即買い。悩む余地ゼロ。」
そして次に言いたい。
「テレンス・スタンプ、あなた最高。」
オーストラリアの荒野を、ド派手な衣装とテンションで突っ走る3人のドラァグ・クイーン。
なのに、なぜだろう。
笑って観ていたはずなのに、気づけば泣いてる…
ド派手なのに繊細。
テレンス・スタンプ演じる年季の入ったクイーンは、
その視線だけで10年分の人生語ってくるやん…ってくらいの静かな迫力。
彼がひとりで座ってるだけで名シーンになる不思議。
そして選曲。
ディスコもポップも名曲祭り。
高校生だった私はいつもの如くタワレコへGO