映画『ペーパームーン』




1. ストーリー(展開・脚本の完成度)

 - 詐欺行為の連続がテンポよく展開され、物語に引き込まれる構成か 

★8


2. キャラクターの魅力と関係性
 - アディとモーゼの微妙な親子関係、ふたりの掛け合いの絶妙さ 

★9


3. 演技力(特にテイタム・オニール)

 - 子役離れした表現力と、キャラクターへの感情移入度 

★8


4. 映像美・撮影(モノクロの魅力)

 - 白黒映像による時代感・空気感の表現の完成度 

★6


5. 演出(テンポ・ユーモア)

 - コメディ的センスと人間味をどう両立させているか 

★7


6. 音楽と時代背景の調和

 - 1930年代の雰囲気を高める音楽、音の使い方 

★6


7. ロードムービーとしての旅の描写

 - アメリカの風景とともに描かれる心の変化 

★7


8. 社会背景の描き方(大恐慌時代の影)

 - 貧困、孤児、庶民の暮らしなどをさりげなく反映できているか 

★6


9. 子供視点と大人視点の交差

 - 子供らしさと大人びた賢さの混在する視点の面白さ 

★7


10. ラストの余韻と感情の収束

 - あえて説明しすぎず、観客の中に残る“選択”や“絆”の印象度

★7


計71点


観ていた当時の私は「ほほう、こんな詐欺テクがあるんた…!」と妙に感心してしまい、
一歩間違えば怪しい商材を売り歩いていたかもしれない。 


 そして観終わったあと、「いや~、あのコンビ良かったな~」と心がほっこり。 


…で、レビューを書くにあたり調べちゃったんです。


Wikipediaで。 


後悔。


「お父さん、それ毒親やん…」ってつぶやきながらページを閉じた私の目からは、
映画の美しい記憶がスーッと抜けていきました


 映画は素晴らしい。でもWikiを見ると現実がパンチしてくる。