スペイン・マドリード郊外の
朝は
昨日よりずいぶん冷え込んでいます。
ずっと暖かな日和に
めぐまれていたから
本来の冬の寒さを
発揮しているんだよ
って
白い吐く息を受け止めてくれている
空が言っているようです。
その薄墨色の
空の向こうに昇った太陽は
雲の向こうから
目覚めを優しく温かく
促してくれていて
本日も
おかげさまな一日の始まりを
迎えています。
剪定し、掃き清められた
朝の公園へ行くと
落葉し
枝と樹だけになった木に
止まって鳴いている
スペイン語でミールロという
卵の黄身の色のくちばしを持った
漆黒の鳥が
鳥の世界の歌姫コンテストで
グランプリ受賞したみたいに
お氣に入りのメロディーラインを
奏でています。
ハートの形
可愛らしいナズナは
淡い山吹色の
親指姫が眠っているような
雄しべの葯を
純白の白いつぼみが
抱いているみたい。
ビバーナス・ティヌス
の
つぼみは
親指姫が
遊ぶのにちょうどいい大きさの
お手玉みたい。
桃色のグラデーションの美しさに
はっとさせられます。
地中海原産のローズマリーも
柔らかい毛布みたいな
薄紫色の産毛が
鮮緑色の葉とのコントラストが
際立っていて、
桔梗色と竜胆色を
混ぜ合わせたような
美しい青紫のオオイヌノフグリは
クローバーのふもとで
露ごくりと
飲み干しているみたい。
良い日になるねって
言われているみたいで
とってもいい出愛いでした。
先日も
よい出愛いに恵まれました。
一月下旬頃から
暖冬の影響で
例年よりずいぶん早く咲いた
桜の花びらとよく似た
縦長のオフホワイト色した
ハートの花びらの
アーモンドの花は
甘くて濃い蜂蜜のような香りを
嬉しそうに放っています。
種類は若干違うかもですが
スペインで初めて南天とも出愛い
ウキっとなりました。
そして
スーパーマーケットで
出愛った
菜の花とたんぽぽを掛け合わせた
山吹色の
薔薇さん。
とってもきれいだったので
うちの子になってもらいました。
はつらつとした色と花が
だんだんひらいてゆく
生き様を
自宅でみられて
とってもルンルンです。
いろいろなところで
季節が
春のしたくをしています。
うごめいています。
きっと今年も
とってもいい春が
あなたを待っていますよ。
おもいきり楽しむ
準備できてますか？
読んでくださって
どうもありがとうございます。
むーちゃす・ぐらしあす
久恵
