スペイン・マドリード郊外の
ヘタッフェの
今朝の氣温は3℃。
数字で見ると
おっ、寒っ
てなった。
少しボリュームの
あるダウンジャケットを羽織り
手袋をして
外に出ると
吐く息が
冬が始まるよ~
って
言ってくれているみたいに
ふわふわしながら
わたしの顔を包み込むように
白い粒子になってゆく。
自分の吐く息が
見えるって
寒い季節の美しさを
凝縮したみたいだなあと
もう一度意識して
今度はゴジラみたいになって
ふわぁーっと
息を吐いてみる。
遊ぶように息をして
てくてく歩く。
その様子を空から見ていたであろう
生まれたての陽光は
今日もありがたく
3℃の世界を
力強く
あまねく照らしてくれています。
公園に着き
少し小高い丘に登って
その力強い光を
シャワーの様にたっぷり浴びながら
生まれたてホヤホヤの空氣を
全身に駆け巡らせるように
深呼吸。
うん、今日も元の氣だ。
もとのき、もとのき、
もとのき、
元氣。
この季節も、
寒さも、
朝も、
匂いも、
深呼吸と一緒に
ゴジラになって
ぺろりと食べる。
足元にも冬到来。
初霜。
わたしの大好きな枯れ葉たちも
冬のおめかししているみたいに
綺麗な氷片の縁取り付けていて
とっても愛おしい。
小さな氷片自体も
溶けちゃう前の
涙をきらりと光らせて
とっても美しい。
散歩して、
さぁ家に帰ろうと
横断歩道を目指してたら、
道を挟んだ公園の前は
移動遊園地の会場になっていて、
その敷地内にある大きな観覧車が
もうすでに動いていて、
よく見たらまだ誰も乗ってなくて。
メンテナンスのためなのかどうかは
わからなかったけれど
朝から
メリーな季節に
誘われたみたいだったし、
幸せや平和の象徴みたいに感じられて。
良いものが見れた
あーなんてありがたい朝なんだろう。
今日もおかげ様です。
読んで下さってどうもありがとうございます。
むーちゃす・ぐらしあす
久恵