午前中、スーパーのレジで精算をしていた時の話。
私はセルフではなく、
スタッフさんのいるレジに行く。
スタッフさんの手際の良い動きを
ボーッと見ていた。
「原田さんの送別会があるんだけど。。。」
私の耳にまで届くその声の主を見ると
私よりも5つか6つくらい年上だろうか、
そんなおばさんが、
すぐ横にいるご主人（であろう人）に向かって
ペラペラと個人情報ダダ漏れで
おしゃべりをしていた。
大した内容ではなかったので、私はすぐに
会計画面に目を戻した。
ちょっと買っただけなのに、
結構な金額になるのを溜息をつきながら見ていると、
「でね、天城トンネルに行くんだって」
おばさんは語り続ける。
「天城トンネル」？？
私の中で「天城トンネル」と言えば心霊スポットだ。
再びおばさんに目をやると
「天城トンネルって言ったらさ、
有名な心霊スポットなのにねぇ」
嬉しそうに話すおばさんに
私は自分と同じ匂いを嗅ぎつけた(笑)
もしやあなたは。。。
聞きたい！
詳しい話を聞きたい！
怪談を生業にしていたならば
間違いなく聞いていると思う。
「差支えなければ
詳しく話を聞かせて頂けませんか」と。
現実は、ただの興味なので聞く勇気はない。
天城トンネル、か。
一度行ってみたい場所だ。
実際は天城トンネルではなく
天城山中の細い林道なのだが。
理由は２０数年前に放送された、
アンビリーバボーの心霊シリーズで、
ビデオカメラに映った幽霊を見たからだ。
寂しい山中に１人佇む着物を着た幽霊。
私は今まで２度、
はっきりと幽霊を見た事がある。
どちらも女性の幽霊だった。
その幽霊達とビデオカメラに映った幽霊の
雰囲気が似ているのだ。
まず、全体的に色が薄い。
そして決定的なのが、正面からハッキリと
見ているはずなのに、何故か顔だけが
記憶にないのだ。
着ていたもの、髪型ははっきりと覚えているのに。
まさにビデオカメラに映った幽霊と
状況が一緒なのだ。
よって、あれは本物の幽霊だと思っている。
勝手な想像なのだが、
その場が記憶している映像（情報）を
捉えたのではないだろうか。
という事は、
再度撮影する事ができるのかもしれない！
↑ユーチューブで見る事ができる。
ただの偶然だとは思うが、
その幽霊を撮影した日が今日と同じ
２月１０日だという。
天城山中の林道。
一度訪れてみたい場所である。
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