ことり色の舟ことり色の舟でいこうよわたしはそれを愛するだろうからきゃらきゃらと無垢な笑い声をあつめて風が生まれたら真っ白な帆をはって海とひとつづきの空へああ きっとひとしずくの哀しみを希釈して透明にしてくれるほどにこの世界は広くてやさしい美しいやっと甘えてみようか泣いたりしてみつめすぎたらくらんでしまうけど目を閉じていたって愛されてるんだってこともうわかっている