2024年1月練習日記 | 虹色ゴスペルシンガーズ

虹色ゴスペルシンガーズ

東京で活動する、セクシュアルマイノリティー(LGBT)フレンドリーのゴスペルグループのブログです。

まぎゑです。

1月21日(日)は今年最初の練習でした。

コロナが少し落ち着いて、お休みしていた練習が本格的に再開したのが去年の夏。


曜日が日曜になり、練習会場は公共施設になりましたが、毎回違う地区で行うのでちょっとした都内散策、冒険気分です。

とは言え、私は仕事の都合で4か月ぶりの参加アセアセ


しかも1月は私の誕生月。

 

「みんなから祝ってもらいたぁ~い

  (本音:有無を言わさず祝わせてやるわっ!)照れ

 

という一心で、冬の夕闇の住宅街を迷い迷い、ちょっと遅刻で参加しました。

 


初めて虹ゴスに参加してからもう10ウン年なので、あの頃初々しかった私も、けっこういい年になりました。


今回の曲は、

Total Praise


「Total Praise」は「全身全霊の賛美」という意味だそう。

 


    You are the source of my strength

     (あなたこそ私の力の源

 

    You are the strength of my life

     (あなたこそ私の人生の力

 


一語一語噛みしめるように、自分に言い聞かせるように、奮い立たせるように歌います。


愛すべきDいわく「ね~っとりと余韻をもたせながら歌う」んだそうです。

 

(※愛すべきD = 虹ゴスのディレクター = 指導してくれる方)

 


でも高音が出なくて出なくてキッツいのアセアセ

まさに「あんた、歌えるわよ!」と自分に言い聞かせるしかありません。


でもその先に待っているクライマックス、

パートが畳みかけるように歌うアーメンコー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   びっくり 笑い泣き  圧 巻 で す 笑い泣き びっくり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2曲目は、
This Is The Day ~ I Will Enter His Gates

 

(この2曲を含むメドレー)


「この日は主が造られた」というテーマで、同じテンポ、ほぼ同じコード進行であれよあれよと続く2曲。


「Total Praise」が(私にとっては)自分と向き合うための重い荷を負いつつ前に進む曲なら、こちらは「やっぱみんなで分け合った方がいいよねぇ~ウインク」と、ちょっと肩の荷を下ろしてみんなで前に進む力がよみがえってくるような曲です。


虹ゴスにはいつも新しい参加者がいて、年齢もセクシュアリティも参加動機も本当にさまざまなので、私も今回は「誕生日を祝福してもらうわよっ」というよりは、「まあみんな、いろいろあるわよね」みたいな、「私たちみんな、何気ない日々が祝福されてるのよね」という気分にさせられます。


どこかで発表するためでもないうまくなるためでもない、まして私はクリスチャンでもないけれど、それぞれがその時々の思いを持ち寄って歌うだけ、なんだけど、それがまた私にとっては心地よく、この日も「きっとこれからもいろんな人たちと細く長く、ずーっと歌い続けるんだろうな」と思って、寒い夜道をちょっとだけ温かい気持ちで帰ってきました 晴れ 照れ 晴れ

 


思いもよらぬ災害や、宗教や思想信条の違いから世界中で衝突や分断が起きている今、「信仰って何なんだろう」と考えないわけにはいかないのかもしれませんが、私にとってはゴスペルを通じて「日々を大切にする」という思いを分かち合う場があるだけでも、実はとーても意味があることだと思うのです。

そんなわけで、これを読んでいる方も、ふらっと立ち寄る感じで一度練習をのぞきに来てみては?おいで

 


繊細さと頼もしさを併せ持ったディレクター、その懐にあずかって思い思いに歌うメンバーと、ヒィヒィ言いながらみんなについて行く「虹ゴスの母」こと私も含め、一同ゆる~くお待ちしておりますイエローハーツ